軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

宇宙戦争を迎える前に

昨日に続いて「宇宙戦争」について書いておこう。

今朝の産経一面トップは「月へ火星へ大国の野望」と題して「資源」と「領有」にらみ米中が覇権争い中だと書いた。

わが国が、地上の争いにも無関心で、ひたすら「諸国の公正と信義」に頼っている間に、宇宙では覇権争いが始まっているのである。

我が国には「JAXA」がある!と言うかもしれないが、これはあくまで純粋に科学的研究を主にしているものであり、その意味では世界に冠たる研究が進んでいると言えるが、“彼ら”特にシナは研究とは名ばかりで、常に南シナ海がそうなりつつあるように、「俺の物は俺のもの、他人の物も俺のもの」と言う思想に凝り固まっているから、今度は宇宙全部を私物化しようとしているのだ。

例えば、自国周辺のウイグルチベット、モンゴルを占領し、資源をあさり、台湾や香港までも自国の物だと断じて憚らない。こんな厚顔無恥な民族に宇宙を支配されては堪ったものじゃあるまい。

しかし、我が国はじめ愚かな経済活動家らが、人件費を安く上げようとして大陸に工場を移転し、支那人を雇って利益を上げようとした結果、粗悪品が世界中に流れたほか、自らも墓穴を掘って、技術を奪われ巨大な損失で動きが取れなくなりつつある。

そのうえ、国外“脱出”さえもままならぬ有様。

身から出たさびだが、その結果、シナは経済的に世界第2にまで上り詰め、軍事力特に宇宙戦力を増強して、米国に追いつくまでになった。

そして今度は月や火星をチベット化しようと言うのである。

恐らくその段階で、宇宙に存在する知的生命体がそれを阻止することを期待したいが、宇宙にも、自由主義とは相いれない生命体が存在していないとも限らない。

地球のみならず、宇宙でも「善と悪」が対立しているのかもしれない。友好的な宇宙人だけとは限らないかもしれない…

何せ、たちの悪い地球人が自分たちのテリトリーに侵略してくるのだ。傍観しているはずはない。

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話は変わるが、同じ産経の一面トップに、昭和天皇のご発言が出ている。初代宮内庁長官「拝謁記」の一部だが、そこには、「侵略者の無い世の中になれば武備はいらぬが、侵略者が人間社会にある以上軍隊はやむを得ず必要だ」と語っておられる。

明治大帝は「四方の海皆同胞」と詠まれ、日米開戦を前に昭和天皇もそれをお読みになられたが、やはりそれは「人類の希望を語った“徳目”」だったことが読み取れる。

それにしても、戦後間もない時期に天皇御自らこう語っておられたにもかかわらず、時の政府以降、首脳陣の誰一人としてその御意志をかなえることをしなかったのはどういうわけか?

やはり昭和天皇は、君側の奸に取り囲まれておられたと言う証拠か?

既に戦後74年経過した。今の政府には何も期待できそうもない、と言うのが真実なのかもしれない。

こんな状態で、宇宙時代を迎える人類の混乱期に立ち向かえるのかどうか気掛りである…

 

届いた雑誌のご紹介

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今月の特集は「進化する第4世代戦闘機」である。見出しには「半世紀ぶりの戦闘機大乱世!?」とある。

一時期『ステルス』が持てはやされ、ステルスでなければ戦闘機にあらず、という状態だったが、ステルスにも”陰り”が見えて来たらしい。

それはそうだろう。電波に映らなければ映るようにするのが科学技術力であり、開発技術力だから。

だからスパイ合戦が苛烈を極めるのである。なかなか示唆に富む論文である。