軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

米国政治の成熟度

「トランプ氏と友達になれない」とツイードしたら、予期せぬことに本人から返事が来たというある共和党のジャーナリストの「やりとり」が話題になっている。(大紀元日本)

最近行われた民主党候補者の弁論のあと、共和党ジャーナリストのキャシー・ディロン氏は、2020年の大統領選挙の民主党候補者のアンドリユー・ヤン氏が集会のあとで支持者と踊っている動画を投稿し、【私はトランプ氏に投票しますが、友達にはなりません。ヤン氏には投票しませんが、友達にはぜひなりたいですね」と彼女はツイートした。】

それがトランプ大統領の目にとまり、「それでも構わないよ!(I’m OK with that!)」という返事が来たというのである。

ディロン氏は翌日、自分のツイートについて説明し、トランプ氏の言い回しにいつも賛同している訳ではないが、彼は宗教コミュニティを保護し、多くの公約を実現させていて、2020年の大統領選挙では彼に投票すると話した多くの保守派の人たちと同じ気持ちを持っているという。(中略)大統領からの返事のツイートのあと、ディロン氏は9月16日月曜日にフォックスニュースに出演した。

ディロン氏は「言い回しより結果の方が大事だ」と信じている。また彼女は、大統領はよく政冶的に正しくないことを言ったりツイートしたりしているが、「私にとって大切な多くの約束を果たしてくれました」と話している。

ディロン氏はフォックスニュースに対し、彼女のツイートへのコメントには完全に圧倒されました。信じられないほど多くの人が私に同意しています」

トランプ大統領ニューハンプシャー州の集会で、ディロン氏と同じ意見を持つビジネスマンの話をした。

「“そう、私たちはいろんなことについて意見が合いません。私はあなたが好きではありませんでした。でも正直に言って、トランプ大統領、私には他の選択がありません”とビジネスマンが話すと、氏は「そうです、あなたは正しい。あなたの話の中で、ここだけは私も同意します。あなたには選択の余地がない!」(中略)

「2016年に彼に投票した時は、その後どうなるか分かりませんでした」「今や彼は自分自身を証明しました。今では自分の投票の選択が確かなものである保証があります」

ディロン氏は、トランプ氏の数々の外交政策での成果等に触れ、2020年にトランプ氏に投票する最大の理由は、彼の宗教コミュニティへのサポートだと言う。

そして『なぜヤン氏の友達になりたいのか聞かれると、起業家および慈善家であるヤン氏は「ただ楽しい人だからだと話した。彼と比べて他の候補者たちは「一生懸命すぎる」と感じているという。(以下略)】

 

何とも示唆に富む話ではないか!

これほど政治家の質が落ちている我が国では、逆に有権者に「選択の余地が無い」と言える。従って、当選して《万歳!》を絶唱している候補者は、正確に言うと有権者が「仕方なく、棄権したくないから」投票した選挙の結果だけに過ぎないと言える。現に投票率は”うなぎ下り!”で投票者が半数に減っていることが証明している。

何が「民主主義の原則は多数決」だというのだろう??

 

面白いのは次のくだりだろう。共和党支持者のディロン氏が「どうして投票しない民主党候補者と友達になりたいのか?」と聞かれると、「彼以外の候補者は『一生懸命すぎるから!』」と答えていることだ。何となく我が国の前回の選挙でも、「思想信条ではなく、単に有名人?だからとか、主張が面白いから」というのが目立った。

国の将来を左右する選挙の選定基準が「おもしろそうだから」というのではたまらない。そのうちに「ヘアスタイルが気に入った」「背が高いから」という基準になるのかも??

しかし、考えてみると、“石部健吉”の様に反対意見を連呼するだけの野党の皆さん初め、特に話の内容には若者には理解不能なところがある。

だからと言って、「一見真面目」そうな候補者の「懸命なお願い」発言の裏には危険が潜んでいるから用心するに越したことはない。

それにしても、「あなたには選択の余地がない」という意見にも上から目線のようで棘があるように感じるが。

ところで、安倍総理は歴代稀に見る長期政権記録を樹立したが、言ってみれば、他に比べる候補者がいないことに支えられている気配がある。つまり有権者には「彼以外に選択の余地がない」という事だろう。

ならば、せめて靖国神社に堂々と参拝し、占領軍が押しつけた憲法を速やかに破棄してほしい。それで初めて[美しい国日本]にたどり着くのだ。

見たところ、彼の後には当分[選択の余地のない]どんぐり候補しかいない様だから…

 

ところで、私事ながら、ウィンドウズ7の終了時期が迫ったので、ウィンドウズ10にグレードアップすることにした。今日本体が届いたが、いろいろと配線があるようで交換作業に自信がない。

暫くブログ更新とインターネットが不通になるかもしれないので、その時はお許しあれ!

 

届いた雑誌のご紹介

============

f:id:satoumamoru:20190929164713j:plain

WILLは相変わらず、韓国特集だが、「韓国が消えてもだれも困らない」特集はその通りだろう。

現にWILLは「さようなら韓国!」という10月号別冊を出している。

未だこれ以上書き加えることでもあるというのだろうか?

それよりも、どさくさに紛れてシナとロシアが「竹島」と「尖閣」を奪取しに来ることへの備えを説くべきじゃないか?

自衛隊も、本来の任務に専心させるべきで、「経費がただだから」と災害派遣で隊員を酷使している場合じゃないと思うが…

f:id:satoumamoru:20190903192911j:plain