軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

タガが緩んではいないか?

想定外の出来事で、しばし更新が遅れてしまったことをお詫びしたい。

萩生田文科相の「身の丈」発言で、誰も知らないうちに入試英語の制度が変更されつつあったことが国民に知れた。

私にとって大学入試は遥か昔の出来事だが、直前に制度が変更されるのは大きな負担になったものだ。当時は、数学がⅠ、Ⅱと幾何に分かれていたが、浪人中に、幾何が数学Ⅲに編入され、科目も変更され受験科目に戸惑ったものだ。

今の高校2年生以降の大学受験では、「センター試験」が「大学入試共通テスト」に替わり、英語はTOEFLや英検など6団体・7種類から選ぶ計画で、十分検討されていないと不評だったらしい。

その裏には、文科省には命令する権限がなく、運営方法が「各民間団体に丸投げ」になっていたからだと言う。受験料も約5800円から約2万5,000円と不確定な上、受験会場の不備も不公平だとささやかれていたらしい。

巷には「英語の民間試験の導入は文科省の利権づくりだ」という指摘があったし、「受験生や学校関係者ら教育の現場では、以前から制度の不備や準備不足を指摘する声が多く、関係団体からは延期要請が出ていた」などと、公になってからドンドン不備が出てきた。 

大臣が“不用意な発言”をして問題になっていなかったら、これらの不備は闇の中だったろう、と言うから一体政府は真剣に仕事をしているのか?と問いたい。

前出の友人によれば「三流官庁の文科省としては天下り先の確保として大学とともに民間業者を狙っているのだろう」「英語の民間試験の導入は文科省の利権づくり」という指摘が多いが、あながちウソだとは思えない“過去に天下りの実例”もある。

萩生田発言に前後して「政治とカネ」をめぐる疑惑で2人の閣僚が辞任した。何ともお粗末である。考えたくない事だが、今どき政治家を志す人物は、この程度の無教養な“利権目的の商売人”しかいないのだ、と言ってしまえばそれまでだが、首相は改造内閣発足時に「安定と挑戦の布陣」と言い「自民党は老壮青、人材の宝庫」だと豪語したのではなかったか?それがこのザマとは…

もっとも、第1次内閣発足時に靖国参拝をスルーして難病に苦しみ、政権を放棄した後、「痛切に反省」して硫黄島で英霊に土下座して復帰したのだったが、その後の行動を見ていると痛切に反省したとは思えないから心配でならない。

一方、千葉県に大規模停電の被害をもたらした台風15号への初動対応に疑問を感じた。「強靱な国土つくり」と言う掛け声とかけ離れたものだったからだ。

 勿論、内閣改造に伴う一連の行事が立て込んでいたとはいえ、「台風上陸前に関係閣僚会議を一度も開かず、首相が全閣僚に警戒を指示したのが『意見交換の場』である閣僚懇談会だったことや、最大瞬間風速57・5メートルの暴風を『予測できなかった』と釈明する姿勢」に違和感を禁じ得ず、記憶の限りでは「自衛隊を出動させる」と公言しただけだ。言われずとも自衛隊は出動している。「自然災害から国民の命や暮らしを守ることは政府の責務であり、警戒態勢に最善を尽くすのは当然」だと常々総理が公言しているからだ。

今のところ、泡沫政党の寄り合い所帯から指摘されていないから、内閣支持率の低下を招く事態には至っていないが、「危機管理能力の高さ」こそが安倍政権の持ち味だったのではなかったか?千葉県知事の行動が非難されて、その陰に隠れている感じがしないでもないが、もっと国民の生命、財産を預かる政府としてはふんどしを締めて取り組んでほしいものだ。

郊外の山の中で、偶にTVで世情を見ていると、この国はタガが弛んでいるとしか思えない。うかうかしていると、隣国並みに落ちぶれる気がしないでもない。我が国はそんな国柄ではなかったはずだが・・・

 

届いた書籍のご紹介

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『英雄の法則:保江邦夫著・明窓出版¥1800+税』

色々とご指導いただいている保江先生の新著である。氏は理論物理学者だが、”精神世界”にも造詣が深い。というよりも、理論物理学量子力学などは、目に見えない分野が多いから、自然とその世界に関心が深くなり、他人に見えない物が見えてくるのだろう。

一般的に現代科学者と言えば、目に見えるものしか信じないという、私から言えば”欠点”があるが、私は最近「目に見えない物こそ真実だ!」と考えるようになった。科学とは、ある学説を立てて、それが時を経て証明されて初めて[科学的に立証された]ことになるのだが、昔はそれを決めるのは「宗教者」であり、「政治家」であったから、真実は闇に葬られてきた。

私は実際に目に見えない物が見える方々にお会いする機会が多かったから、自然に”それ”を信じている。部下たちが目撃したUFOもその例である。

この本は気軽に楽しく読めるので、家内の方が先に一夜で読破してしまった。「フランスの至宝・松井守男画伯、長崎の喫茶店マスターとの出会いなどのほか、脳内ホルモンに基づく脳科学的な話まで、「目から鱗」の話が満載である。先生の語り口は飽きずに読ませるから、実に楽しい本である!

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『失われた日本人と人類の記憶:矢作直樹・並木良和共著・青林堂¥1500+税』

矢作先生も、東大緊急外科部長をされた医学者である。講演会で知り合い、以後ご指導を得てきた。並木氏には直接お会いしたことはないが、保江先生同様、精神界に詳しい方である。

今回は日本の古代史に関する対談で、これもまた、目からうろこの事実が満載されている。

地上波TVばかり見ていて”精神状態”が傾いできたら、まっすぐな骨格に治すために一度目を通すとよい。きっと精神状態が正常に回復することだろう。

巷にはとげとげしい本や雑誌が溢れているから、その浄化にも役立つと思う。特に若い方々にお勧めする。