新年、おめでとうございます。
昨年暮れに私どもは無事に金婚式を迎えました。細やかに二人で先祖のお墓参りをし、神社にお礼参りをして温泉に一泊して祝杯を挙げ、互いに苦労を語り合いましたが、今となってみれば現役時代の22回に及ぶ転勤発令、24回の転居、退官前の三沢から沖縄までの通算10年間に及ぶ単身赴任生活は、懐かしい思い出になりました。
その間全国各地でお世話になった町の方々からの変らぬ友情と、部下たちの誠意溢れる激励には感謝の言葉もありません。
ただ、ことし傘寿を迎える私にとっては、若い部下たちの訃報を聞くたびに、年長者から先に消えるのが自然ではないか?と悲しくなります。
そんな中、御代代わりの年の1月2日の一般参賀には、20万ともいわれる国民が訪れたそうで、まだまだわが国は“捨てたものじゃない”と勇気をもらいました。
≪一般参賀2019・インターネットから≫
宇宙の動き、地球の変化、それに伴う自然の著しい荒廃、何よりもとげとげしい人類の精神状態の荒廃が気がかりになる昨今ですが、わが国においては国民の一人一人が“独立国”としての自負を忘れず、先人の偉業を継承していく年にしたいものです。
例年、元旦に定点観測している、遥かに聳える霊峰富士の頂は、今年は雲に覆われていて、その上、毎年茅ヶ崎から届く先輩の賀状には「本日天気予報は晴れでしたが、今朝は雲がいっぱいで、雲間からの初日の出でした。
いつも日の出前から光を浴びてライトアップされる富士山は今日は残念ながら雲に覆われていました」とあったので、私は何となく気掛りでしたが、2日の一般参賀と、今日3日の定点観測では、富士の雲は取れて見事な姿に“復活”していたので安心した次第です。
≪雲に覆われた富士山≫
≪高山先輩から届いた初日の出・左は江の島≫
と言うのも私は、古くから言い伝えられている「天気とは天皇のご気分」と理解しているので気になっていたのでした。
国際軍事関係は複雑怪奇、まだまだ油断は禁物ですが、読者の皆様方の弥栄を祈念しております。
今年もどうぞよろしく。
平成31年1月
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