正月の松飾も取れ、成人式も終わった。
いつも感じるのだが、「過去の“穢れ”を祓い清め、新しい年を神々と共にお迎えする」と言う我が国伝統の行事が年年歳歳、廃れていくように感じる。 羽根つきは「バトミントン」に、福笑いは「トランプ」に替わり、コマ回しなどは“消滅”したと言っても過言ではない。
何よりも、正月飾りさえ消滅しかけていて、軒先に掲げる日の丸の数もめっきり減ってしまった。
200戸ほどの住宅街である我が家の周辺でも、日の丸を掲揚しているのは我が家の他は元自衛官である1戸で、計2戸しかない。
元日に近くの八幡様に初詣に行くのだが、めっきり増えた建売住宅街には松飾さえない。
ところが今年はその中の古いお宅に松飾があり、日の丸が翻っていたので、思わず、チャイムを押して挨拶したくなったが家内に止められた。
15日の産経の≪声≫欄に「至る所に正月飾り、遠い昔?」とする鳥取市に住む71歳の理容師さんの投稿が出ていた。
【正月三が日に車を運転したが、しめ縄を飾っている車をほとんど見かけなかった。
昭和の時代は、大半の車がフロントグリルにしめた縄を付けて走っていたものだった。
新しい年を迎え、神を敬う。日本人としてごく自然な気持ちが薄れてしまったのだろうか。それとも毎日が正月のような生活で、メリハリがつかなくなっているのだろうか。
私が子供の頃は、自転車に正月飾りを付けていた。
家の中では、トイレや台所のかまど、風呂、仏壇にもしめ縄を飾った。今となっては、遠い昔の話になった。
年末になると、正月飾りを販売する様子がニュースで映し出されるが、需要は年々減っているのではないかと思う。
こう書いている私も10年くらい前から、車にしめ縄は付けていない。目立つように思えてやめた。単純な動機である。】
スーパーなどでは、いつも通りに松飾が多量に売られている。
ところが今やそのほとんどが榊同様“外国製”だそうで、中には商品に「国産」と書かれ、「しめ縄は国産品を」と書かれているものさえある。
だから“純粋な日本人”は、外国製を良しとせず、購入もしないし飾りもしないのか?と思いたくなる。
ところで、売れ残った松飾はどうするのだろう?
「外地製」だとすれば、わが国の“自然破壊”には直結しないだろうが・・・
前述の理容師さんは「・・・目立つように思えてやめた」と書いている。
確か、ご近所のご婦人も日の丸を掲げないのは「目立つから…」と言った。
しかし、移住してきたと思われる子連れの若夫婦たちは、八幡様にお参りしていて、子供たちと共に甘酒を楽しんでいたから、小さな社であっても日本人は近ければ皆で参拝するのだ。
「横断歩道、皆で渡れば怖くない」と言う言葉がはやったことがある。
何かのきっかけで「掲揚派」と「不掲揚派」のバランスが崩れたら、町中に日の丸がはためくようになるのかもしれない。
皇居の一般参賀にあれほどの国民が参集したのだから・・・。
例え集落内で掲揚するのが私だけになり、孤立無援になっても“目立ち続けていく”つもりであるが、果たしていつまで続けられるか…。
もとより、憲法記念日は除外しているが・・・
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≪軍事研究≫2月号
今月の特集は「「宇宙戦争時代』が始まった!」である。
私は、2017年5月に、講談社から「宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告」を上梓したが、軍事専門誌である本誌が、やっと特集を組んでくれたか!と感慨深いものがある。
「米中ロの『軍事衛星』撃破競争」も一読に値する。
中国が月の裏面に探査船を着陸させたが、彼らの狙いはただただ資源獲得にある。宇宙や天体の科学的研究に資するものではないから、必ず諍いが起きて、列強と戦争になるだろう。
モラルが欠如した国に、先手を取られてはならないのだ。
恐らく宇宙人から、手痛いしっぺ返しを受けるだろうが、それ以前に地球人自らがそれを阻止しなければならない。
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