軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

資料から:韓国に媚びる日本人

平成25(2013)年5月24日付産経新聞にこんなものがあった。
竹島上陸「韓国の地だ!」「日本人学者ら3人/拳振り上げ絶叫/韓国メディア“歓迎”』

 【「ソウルー黒田勝弘」 「竹島は韓国のもの」と主張する日本人学者ら3人が23日、韓国の民族団体とともに竹島島根県隠岐の島町)に上陸し、独島(竹島の韓国名)は韓国の地だ!」と一緒に拳を振り上げて叫び、拍手喝采を浴びた。
 竹島には日本政府の警告を無視した日本人が好奇心などからひそかに上陸するケースはあるが、韓国の団体主催のイベントで堂々と上陸し公然と韓国の領有権を支持してみせたのは初めて。
 マスコミでは“良心的日本人”として大々的に報じられ大歓迎されている。
 報道によると、一行は「『竹島の日』を考え直す会」の久保井規夫副代表ら学者2人と寺の住職―人。韓国の民族団体「独島学堂」による「日本知識人とともにする独島探訪団」(約30人)として竹島に上陸した。
 当初は他の学者1人も同行していたが、中継地の鬱陵島での乗船の際、「私は研究のためにきた。島が韓国領とは言いきれない」などとの“学問的立場”を主張。「独島は韓国の領土」と英文で書かれたイベントのシャツの着用を拒否したため、一人だけ乗船を断られ、竹島には渡れなかったという。
 一行は「独島警備隊」への激励や記念搬影など30分足らずで引き揚げ菅義偉宣房長官は23日の記者会見で、「極めて遺憾だ。その旨を今後、本人に申し入れる」と述べた。】


≪平成25年5月24日付産経新聞


これがその新聞記事だ。竹島を占領中の“警備隊員?”と握手する“売国奴!”
今や韓国海駆逐艦による海自P1に対するレーダー威嚇照射問題などで、日本国民の対韓感情は沸騰しているが、紳士的な政府関係者と一部のメディアの態度は煮え切らない。
 それには、終戦後に2〜3百万人いたとされる半島出身者が、帰国を拒み日本国に居ついているからかもしれない。

 そう考えるとこの久保井規夫と言う男は“日本人もどき”なのかもしれない。いずれにせよ、この国とは“一衣帯水”の密接な関係とは言い難くなってきた。


 これに類似したこんな記事もある。
 平成28(2016)年2月9日付産経新聞の、「風を読む」欄の『今なお「工作員天国」とは』と言うコラムである。

平成28年2月9日付産経新聞

【今から42年前、朴正熈大統領夫人が射殺された事件を受けて、韓国では日本を「赤化工作基地」と見る根強い反日感情が生まれた。まだ「反共」が重要な政治課題だった時代背景もあるが、犯人の文世光(日本名・南条世光)が大阪の在日韓国人で、日本人に成りすまして入国、犯行に及んだからだ。
 事件前、日本から潜入する北朝鮮スパイの多さに韓国側は善処を求めていた。日本政府がそれに的確な措置をとらなかったことも原因だ。 
 朝鮮大学の元幹部が詐欺容疑で逮捕された。北朝鮮の対外情報機関の指示を受けて工作活動に当たったとみられている。相変わらずのスパイ天国である日本の実情を印象づけると同時に「工作基地」という言葉を改めて思い起こさせた。
 朝鮮大学は、日本の制度上は各種学校だが、朝鮮学校の最高学府といえる位置付けだ。教育機関としての存在自体は合法的といえよう。だが、現実には工作員が入り込み、活動の拠点となっていた格好だ。
 在日朝鮮人の任意団体である朝鮮総連も、北朝鮮の強い指導下にある。冒頭の文世光事件を指示した経緯などから、日本国内で当局の監視対象になってきた。
 昨年、朝鮮大学と隣接する美大との間で、「壁一枚で隔てられた一両校に橋をかけたいというアイデアが持ち上がり、基金を募るクラウドフアンディングが成立したという。
 学校間の交流に水を差すつもりはない。だが、なぜ隔てられてきたのか。近くて遠い国なのか。そこに目を凝らさないままの「友好」なら大きな拍手は送れない。
 日本人多数を拉致した北朝鮮と関わりの深い団体が国内に公然と存在し、関係者は大手を振って出入国している。それを深く意識しないまま、核・ミサイルヘの厳しい制裁を論じることには空疎さも残る。
 美大側の企画者には「なぜあなたたちの祖国は日本人をさらうの」と、ぜひ尋ねてほしい。
  論説委員長石井聡 】


 スパイ防止法さえない“近代国家”日本の情報戦は、全く話になるまい。
 尤も、厚生労働省と言う政府機関に至っては、資料の統計さえまともに出来ない組織だと言うから、あきれてものも言えない。


 しかし、勘ぐれば、アベノミクスの成功を抑え、各企業が給料を上げることをせず、景気がよくなった、と国民の士気が高まることがないように「少しも景気がよくなった気がしない」と安倍首相非難に加担させるための≪工作≫だった?と言えるのかもしれない…。

 とにかく国の正式な役所が如何に仕事をしていないか…。文部科学省も、財務省も…
 最後の砦は、警察、海上保安庁、そして自衛隊と言う実力機関だと言えるが、それぞれ人手不足の様だからいつまで持てるか?心配になってくる。


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