軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

紀元節を祝おう!

今日は令和に入って最初の建国記念日紀元節)を迎えた。国旗を掲揚し、新聞に目を通すと、小堀桂一郎先生の「令和初の建国記念の日にあたり」と題する「正論」が目に入った。そこで小学生時代に少し習った「紀元節」を思い出し、ユーチューブで聞き入った。いつの間にか唱歌の時間に歌わなくなった理由を思い出した。昭和23年にGHQの指示で廃止させられたのである。私は当時小学2年生だったから、十分に記憶しないうちに廃止されたのである。

両親はいつもこの日に歌っていたものだが…

小堀先生は「歴史を奪われた民族は亡び、己の歴史を自ら蔑ろにした国家はみな衰頽の道を辿った。中には現実にこの地球上に存在の痕跡すら残すことなく消えていった民族や文明もあることも記憶されている。

民族の、国家の歴史を強く固く保存し、それを次なる子孫の世代に明確な言葉で伝えておくことが喫緊の必要事である。別に難しい作業ではない。手始めに、児童たちに紀元節唱歌を歌わせ、憶えさせ、国の基、御柱とは何か、と考えさせることから着手すればよい」と締めくくっているが、全く同感である。

そこで1888年明治21年)に作詞:高崎正風、作曲:伊沢修二により発表された「紀元節」の歌詞を書いておきたい。

一、雲に聳(そび)ゆる 高千穂(たかちほ)の 高根おろしに 草も木も  なびきふしけん 大御世(おおみよ)を 仰ぐ今日こそ たのしけれ

二、海原なせる 埴安(はにやす)の 池のおもより 猶ひろき  めぐみの波に 浴(あ)みし世を 仰ぐ今日こそ たのしけれ

三、天(あま)つひつぎの 高みくら 千代よろずよに 動きなき  もとい定めし そのかみを 仰ぐ今日こそ たのしけれ

四、空にかがやく 日のもとの よろずの国に たぐいなき  国のみはしら たてし世を 仰ぐ今日こそ たのしけれ

 

なんとも清浄で心清まる歌詞と曲である。大陸に近いせいか日本人はどんどん俗化していきつつあり、とりわけ「穢れ」に取りつかれている気がするのだが、読者の方々はいかがお感じだろうか?

 

さて、その「穢れ」の最先端たる「新型ウイルス」のその後だが、ついに日々100人以上の死者が続出していて、大陸では収まる気配はない。

感染者が、現地時間11日午前0時時点で2478人増加し、中国本土の死者は1016人に達したと国家衛生健康委員会が11日の声明で明らかにした。

死者の数は重症急性呼吸器症候群(SARS)を既に上回り、累計の感染者数は4万2638人になったが、この1週間の動きは、2月3日:感染者数1万7,205人、死亡者数361人。2月4日:感染者数1万9,701人、死亡者数425人。2月5日:感染者数2万3,000人超、死亡者数490人。2月6日:感染者数が2万8,060人、死亡者数564人。2月7日:感染者数不明、死亡者数632人。2月8日:感染者数3万4,546人、死亡者数722人。2月9日:感染者数3万7,000人 死亡者数803人。そして11日の感染者数は4万2638人、死者は1016人に達したのである。当然死者は“処分”しなければならない。

大紀元日本」によると、2月08日 現在武漢市の火葬場では「1日116人の遺体を焼却」しているが、その6割が自宅で死亡したという。そんなわけだから、人民は政府が公表する数字を全く信用していない。大紀元の記者が2月4日、湖北省の複数の火葬場を取材したところ、火葬場の処理量は平常時の4倍から5倍だったという。

電話取材を受けたある火葬場の幹部によると、旧正月に入る前から無休で働いており、「身も心も持たない」ほど忙しいと述べた。「昨日(3日)127人の遺体が運ばれてきた。116人を火葬した。死亡証明書の『死因』に『新型肺炎』と書いてあるのは8件、『新型肺炎の疑い』が48件だった」

同幹部の話によると、今までは朝6時から火葬に入り、昼ごろに作業は終了していた。今は火葬炉が1日中、稼働している。この火葬場に18台の火葬炉があるが、正常に稼働しているのは11台。1人の遺体の焼却時間は50分ほどだという。

また、遺体搬送車が不足しているため、輸送能力が限られている。今まで1台の車に1人の遺体を積んでいたが、今は2人を積んでいる。それでも間に合わないため、バンの椅子を撤去し、7、8人を運搬している。

この火葬場には9台の遺体搬送車がある。「今、運んできた遺体の数と処理量は、通常の4倍から5倍だ」と同幹部は言う。

武漢市の新洲火葬場も取材した。取材に応じた職員は9台の火葬炉が24時間稼働していると答えた。

漢口火葬場は、20台の火葬炉が絶え間なく稼働していると大紀元の取材に答えた。武漢市には現在、8カ所の火葬場がある。

冒頭の火葬場幹部によると、多くの遺体は病院からではなく、死亡者の自宅から運ばれてきたという。「ちょっと計算してみたところ、38%が病院から、61%が自宅から運ばれてきた」

中国当局新型肺炎感染患者の遺体取り扱いに関する通達で、自宅で死亡し死因がはっきりしない場合、感染者と接触した経歴があれば、一律に「感染疑い」として処理するよう指示している。

中国政府が発表した死者数は、感染を確定した患者の死亡者数であり、感染疑いのままで死亡した人を含んでいない。】

 

習主席は今日北京市内に現れたそうだが、彼の脳裏は「中南海共産党幹部の居住地)」の防護体制、それもコロナ菌ではなく「反体制”菌”」対策でいっぱいじゃないか?

世界は、菌のみならず、経済活動の不均衡さと、共産党一党独裁体制のもろさを認識したと思う。

わが国は大陸に近いだけに「穢されっぱなし」であるにもかかわらず、まだ”爆買い希望”業者もいるらしい。世界の常識から2周遅れくらいの勘の悪さだが、気がついたころには取り返しがつかなくなっていないことを期待したい…

玄関横の国旗を収めて、紀元節唱歌でもユーチューブで聞こうかと思う。