軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

共産中華帝国の滅亡が近い!

黄文雄氏の名著「中華帝国の興亡」によれば、中国帝国崩壊の歴史は「水、旱、疫、蝗」といわれているという。つまり、水害、旱魃、大疫(疫病)、蝗害(蝗=害虫)が、連鎖的におき悪循環の果てに飢饉が起き、大量の餓死者が出る。その大元の原因は異常気象であり、文明による自然破壊で、中国の天災の歴史を分析すると、時代が下がるにつれて局地的なものから全国規模に拡大していること、災害が互いに関連しあうこと、起きる周期が年々短くなって被害者の数も急増しているという。

そんなさなか、大紀元日本は【南アジアで農作物に甚大な被害をもたらした大量のサバクトビバッタが中国に到達する可能性が高まった。中国国家林業草原局は2月27日、緊急通知を発表し、各部門に蝗害(こうがい)拡大防止体制を整備するよう求めた」と報じている。

記事は【中国国家林業草原局は、国連食糧農業機関(FAO)の発表を引用し、サバクトビバッタの数は今年6月までに現在の500倍に急増する恐れがあると強調した。

また、緊急通知によると、国内専門家は、気候の条件によっては、バッタの大群が3つのルートから中国に入ると予測した。1つ目はインドやパキスタンを経由しチベットに進入するルートだ。2つ目はミャンマーから雲南省へのルートと、3つ目はカザフスタンから新疆ウイグル自治区に入るルートだという。当局は蝗害拡大防止の国家指揮チームと対策専門家チームを設立した】というものだが、黄文雄氏が指摘した「水、旱、疫、蝗」が揃って襲いかかってきたことになる。

 今、中国国内では異常気象現象で洪水が多発しているが、今回は故意か不作為かは知らないが、新型コロナウイルスという疫病が蔓延し、多くの人民が犠牲になっている。つまり「大疫」に襲われているのだ。

そして次は蝗害が接近するという条件が整いだした!

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◎大量なサバクトビバッタが木に止まっている様子。1月22日ケニア・レラタ村で撮影(TONY KARUMBA/AFP via Getty

コロナで窮地に立った中共政府は、いつものように「日本が悪者だ」と言い募っているらしいから、あきれ果てる。

そんな国家に媚を売って「国賓」待遇で招待しようとする日本の政治家や企業人は、いったい何者なのか?とその出自を疑う。

 

水害・疫病・旱魃で人民は大きな犠牲を払わされているが、いよいよ「共産中国帝国の滅亡」が秒読み段階に入ったということか?。

 

今朝の産経に古森義久特派員が「防疫より中国に忖度したのか」と書いた。

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今回のわが政府のドタバタ劇はこの通りだろう。

次いで「風を読む」欄に榊原智論説副委員長が『国難に「平時の国会」はいらぬ』と次のように書いた。

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安倍政権だけが‟悪者ではない!”ことはこれを読めば分かるだろうが、とにかく国会議員と役人たちの仕事ぶりは「ピントがずれている」ということも分かる。

次が今日届いた「靖国」である。総理始め、大臣らは「今月の遺言」を読むがいい。昭和13年11月11日、シナ大陸で戦死した斎藤東一軍曹は若干23歳であった。いい?大人たちが恥ずかしくはないのか?

爪の垢でも煎じて飲むがよかろう!

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届いた書籍のご紹介

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『歪められた古代天皇:家村和幸著・宝島社新書¥980+税』

法研究会会長の家村君の新著である。届いたばかりだから書評は簡略にするが、前著の「新説『古事記』『日本書紀』でわかった大和統一」の続編で、古事記日本書紀では”神代の世界”に閉じ込められてしまった「神武東征以前の日本の本当の歴史」について紐解いたものだという。

「古代の宇宙人」でも、現代科学の発達とその裏についてとりわけ時を支配していた宗教家によって、歴史が改ざんされているが、21世紀を迎えた今、かなりの異説が唱えられ始めているから、歴史とは、時の権力者を忖度した書記が記録したものだと言えそうだ。

現在の中国政府のやり方を見ていると、中国の過去の権力者の姿が理解できようというもの。

若いフレッシュな青年たちに読んでほしいと思う。