軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

“人権”残って国滅ぶ

相変わらず、コロナコロナ…の毎日だが、“生物兵器説”に注目している私は、このウイルスの変化に関する報道を監視している。

ところが今朝の産経に”注目すべき記事”が出た。

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同時に大紀元日本は次のように伝えている。

【中国の国家衛生健康委員会は3月4日、新型コロナウイルスの感染診断ガイドライン改正版、「新型肺炎の診断と治療方案(試用第7版)」を発表した。同ガイドラインによると、新型コロナウイルスに感染した場合、心臓、肺、脾臓、肝臓、腎臓、脳組織などに異常が生じ、臓器が損傷することがある。また、中国国内の研究チームは、新型コロナウイルスの変異を見つかり、感染力がさらに強まったとした。

新たに発表されたガイドラインに「病理変化」との項目を加えられた。これによれば、患者の肺組織に病巣部出血や壊死(えし)、出血性梗塞、肺の間質組織の線維化などが見られた。(中略)

また、中国科学院が発行する科学誌・国家科学評論が2月3日に掲載した論文は、このほど新型コロナウイルスの103個の遺伝子サンプルを解析した結果、新型ウイルスに149個の突然変異体が存在すると指摘した。また、新型コロナウイルスには「L型」と「S型」と2つのサブタイプが現れたという。全体の7割は、感染力がより強くなった「L型」だ。残りの3割は従来のコウモリ由来コロナウイルスの遺伝子と類似する。

国内メディア「澎湃新聞」によると、『SARS-CoV-2の起源および持続進化に関して』とのタイトルを付けられた同論文は、北京大学生命科学学院生物情報センター研究員の陸剣氏と中国科学院の上海パスツール研究所研究員の崔傑氏が共同執筆したものだ】

専門の役所である厚生労働省は、当然この情報をつかんでいるだろうが、単なる風邪の一種程度に気楽にコロナウイルス事案を捉えていてはなるまい。

十分な警戒態勢を取り感染予防に尽力してほしいものだが、その意味でも少子化が叫ばれる子供たちの保護に踏み切ったのは評価される。

嘘を嘘で固める隣国の公式発表をうのみにしてはならない。これは‟軍事大国”であるシナの[生物(細菌)戦争]の一種だとみるべきだからである。

だが、戦争を放棄した我が国の役所や研究所では「生物戦争」は理解できないことであろうから、首相が“連呼”する「万全の体制」で対処し、特に問題が生じなかったときに「大山鳴動…」で終わる方がよい。外野はうるさいだろうが…

 

ところで今一斉休校の余波で、食料品など物資の流れが変わったために現場では相当苦労を強いられているようだが、これらの騒動をTVで眺めていて思うことがある。

それは、今までのバブル景気の影響からか「大人たち」が物事をまじめに思考してこなかった付けが吹き出しつつあるのではないか?ということだ。

シナ人の“爆買い”に依存したり、生産拠点を大陸に移転したり、ありとあらゆる物事の流れが想像もしなかった「万一の事態」に対処することなく、一転集中させる方向にもっていき、挙句の果てに「親亀こけたら…」の事態を招いたことだ。“食糧安保”が叫ばれながらも、これを無視して“安価な”輸入に頼ったことが失敗だったことがようやくわかったことだろう。これを「安物買いの銭失い」と昔は言ったが、核家族化もどこかおかしいことに気が付き、“賢人?”たちが叫んできた「グローバル化」も我が国には不適合な点が見えてきて色あせてきた。

政府の“大号令”で始まったこの1~2週間という「臨時休暇」の期間は今まで当たり前だと思ってきた物事が当たり前ではなく、実は不都合なものだったということことに気が付き、冷静になって“昔の日本”の姿を思い返すときだろう。

そう考えれば今回の不幸なコロナ事件も将来のために役に立つことだろうが、終息するとすぐに元に戻ってしまうのが日本人である!

要は、豊か?な生活に満足して、毎日物事を真剣に判断することがなかった、ナ~ナ~の世界から身を引く時が来たのだと思う。

いつまでも「平時が続く」とは限らないことが分かっただろう。

例えば、政府でさえも自分から「判断」して「決断」できない醜態をさらしたし、市民も上からのお沙汰を待つだけで右往左往、自ら思考しようとはしてこなかった。誰かが判断してくれるだろう、と依頼心が強かったのである。

今回、その付けが回ってきたのだと思いたい。

何はともあれ、武漢生物兵器研究所から発生した今回の大騒動は、世界中に「共産主義国」の非人道といい加減さを浮き彫りにしたのであり、今後の国際外交の流れも大きく変化することだろう。

その前に日本人自身が「人権人権」と偽善的に叫ぶだけでなく、地に足が付いた思考をすることだ。「人権残って国滅ぶ」ことにならないように…