軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

天網恢恢疎にして漏らさず

連日のコロナ報道に、いささかうんざりしている方も多かろうと思う。武漢で発生した菌の正体がわからぬ以上、庶民には打つ手がない。総理始めそれで悩んでいるのだと思うが、どうも本音は「オリンピック開催」にこだわっているようにも見える。

そう、これまでのところ発病者と死者数が抑えられており、我が国の対コロナ対策は一応安定したと考えられるからである。

とにかく今最優先すべき事はコロナ発症者を抑え込むことであり、3・11でもこれと同じようなミスが見られた。つまり、被災者の生活支援が終わらないうちに「東京五輪」を優先させてしまったため、工事現業者が被災地復興よりも儲かる東京に移動してしまい、被災地の復興が遅れたことだ。

被災者は声を荒げないおとなしい東北人だったため「国家事業を優先するのは仕方ない」と仮設住宅生活に甘んじたから、東京五輪の準備が進んだが、今回はそうはいくまい。

あれから9年たつのに、現地は更地が目立つ。「復興五輪」とは名ばかりで、被災地にとっては復興の目星もたたないのが実際で、特に福島は人口が激減している。

だから「2兎を追うもの1兎も得ず」と言われるのだ。もっともあの時は「民主党」政権だったが…

今朝の産経「談話室」欄に、庶民の声が出ている。政府要人もご覧になればいいと思う。庶民の中には「欲しがりません、勝つまでは」の精神を持つ人がいると私は感じた。

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ところで前回に続くものとして、「武漢ウイルス」対処に参考になるコラムが目に入ったので紹介しよう。25年前のサリン事件も自衛隊医務官が突き止めていたというものである。

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憶えていてほしいことは【陸自には感染症生物兵器に対処する「対特殊武器衛生隊」がある】ということだ。最高指揮官にも有効に活用してほしいと思う。宝の持ち腐れにしてはいけない。

さて、「武漢コロナ」を発症させて世界中に迷惑をかけておきながら、責任転嫁を図る傲慢な中共政権に、天の怒りが爆発したようだ。

大紀元日本は19日夜「中国北京や天津で強風 火災が発生」と大々的に報じた。

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18日、北京や天津、河北省地域で強風が発生し、火災が広がった(スクリーンショット

【3月18日、中国東北部の北京、天津、河北省は、強風に見舞われ、電線の断裂などにより火災が発生した。

中国国内メディアによると、18日の午後から夕方にかけて、これらの地域では、最大風速28メートルの強風が吹いた。一部の地域では最大風速32mの暴風が発生した。

北京のネットユーザーは、風にあおられて倒れた通行人の様子を撮影した。河北省で撮影された映像では、看板、街路樹、信号機が倒れ、建物の外壁が剥がれ落ちたり、屋根が飛ばされたりする様子が映っている。

また、はがれた屋根が電線を切断し、火花を散らして、火災を引き起こした。映像には、火災が強風にあおられ被害が周辺に広がる様子が映っている。

18日夕方、強風によると見られる火災が少なくとも北京の延慶、通州、房山、平谷等地,河北保定、廊坊、滄州、邢台、石家莊、衡水、雄安、秦皇島、天津武清、北辰、津南の地域で確認され、各地の住民が撮影して、ソーシャルサイトに投稿した】

親中派の政府要人よ、これを見て今度は「自衛隊緊急部隊」を出そうなどと、ばかげたことを言い出さないだろうな?

犠牲になる人民には気の毒だが、やがて中南海にも「天罰」が下るだろうから、あと少しの辛抱だと思う。

 

何はともあれ、今は自国・日本の立て直しを図るべき大事な時である。野党も反安倍メディアも本気で「団結」してみるべき時だろう。

一般庶民は苦労しつつも耐えているのだから…