軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

中共政府の“嘘”を見破ろう

連日「コロナ、コロナ」でメディアは“活気づいて”いるが、これまで「感染者数」を強調しすぎていて、実際に入院した患者の動きには無関心だった.

しかしここにきて退院者数を付け加えるようになったので視聴者にもおぼろげながら「全体像」が見えてきたことだろう。

今朝の産経新聞に、元小結の舞の海氏が、実に的確な評論を書いている。

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それにはインフルでの死者は年間約1万人、肺炎では年間10万人以上、米国はインフルで毎年約6万1千人がなくなっているという。だから別にコロナを「恐れる必要はない」という訳ではないが、何か異様な報道が続いている。

彼は「袋叩きを承知で」書いているが、正論だろう。

彼が言うように私も「ウイルスよりも怖いもの」は他にあると思う。それは「自分の力で自らを守る」という意識の欠如である。長年実行力のない「平和憲法が戦争を防いでくれる」と勘違いしたため、今回のような事態が起きると、何に頼ればいいか分からず、すべて政府や自治体の指示を待つという依頼心が強くなったことだ。

駅のホームで「駆け込み乗車はおやめください」「白線の後ろにお下がりください」などと、手取り足取り指示され続けてきたので、誰かの指示がなければ生きていけなくなっているのだろう。

医療機関関係者は懸命に尽力しているが、普段から準備できていないものには太刀打ちできない。おまけに発生源である中国政府は真実を隠しているから、ウイルスの正体もわからない。だから抗体を作ろうにもサンプルが取れないから開発できない。

しかし、今やかなりのサンプルが入手できたようだから、これからはノーベル化学賞を多数受賞した国らしく薬品が開発されることだろう。

 

しかしここにきて、今まで言われていたような“尋常なウイルス”ではなく、各国で蔓延した結果かなり変化していると、米国の研究者は「空気感染の可能性」を示唆している。

米フォックスニュースによれば

ネブラスカ大学医療センター(UNMC)、ネブラスカ大学国家戦略研究所などによる共同研究で、感染患者の部屋の内外から採取した空気サンプルから、中共ウイルスの遺伝物質を発見した。研究者らは、今回の発見は、「空気感染の可能性があることを示す限定的な証拠を提供している」が、空気感染の広がりを確認するものではないと警告し、トイレなどの一般的に使用されるものだけでなく、空気サンプルからもウイルスの遺伝物質を発見し、「このウイルスは環境中に広く拡散している 」ことを示しているとした。感染患者の部屋の中からウイルスが検出されただけでなく、「スタッフが出入りしていた部屋の外の廊下からの空気のサンプルも陽性だった」と研究者は書いている。「これらの結果は、ウイルスが直接的な接触飛沫感染や人から人への感染)だけでなく、間接的な接触(汚染された物体や空気感染)の両方を介して広がる可能性があることを示しており、空気感染による隔離の予防策が適切であることを示唆している」と結論づけている】という。

当初、「人から人へはうつらない」とか「若年者は発症しない」などという”現地情報”が発信されたが、中共の関係者が真実を公表しなかったことから分かるように、中共政府の宣伝をメディアは繰り返していただけなのだろう。武漢ウイルスの感染経路はこれまの「接触感染、飛沫感染、糞口感染、エアロゾル感染」に加えて「空気感染」も疑う時に来たからこれは非常に厄介になってきた。

その「中国の世論操作」に関しては、敵対勢力からの偽情報工作を監視している米国務省の専門組織が次のように警告していると産経は書いている。

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このような巧妙な方法で中共政府は、ありもしなかった「南京大虐殺」などを「世論工作」して世界中に広めていたのだが、今回の騒ぎでとうとう世界中にばれてしまった。

それにしても今までのわが外務省始め、政治家らの信念のなさにはあきれるばかりである。いいようにあしらわれてきたのだ。

舞の海氏が言うように「今こそ一人一人が想像力を働かせて、正当な社会を作るべき時が来た」のだが、のど元過ぎればすぐ元に戻ってしまうのが日本人だから気がかりだ。