軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

マスク取引に見る中共政府の“悪辣さ”

1、オランダ政府は3月に、中国から購入した60万枚のマスクの回収を発表した。顔に密着しないうえ、フィルターが機能していないことがわかった中国政府は謝罪せず、オランダにテストの再度実施を要求した。
2、スペイン政府は中国製のウイルス検査キットを550万個購入したが、精度が30%を下回ったため、返品を余儀なくされた。
3、イギリス政府が購入した350万個の検査キットは、重症患者にしか検査できず、軽症や無症状の患者の検査に適していないという。
4、パキスタンのメディアも「中国に騙された」と報じた。高品質のN95マスクを注文したはずだったが、送られてきたのは下着で作られたマスクだったという。

このようにメイド・イン・チャイナの不良品問題が各国で多発している折、我が国でもマスクに不良品が見つかり、返品騒ぎが起きている。

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産経新聞4月25日

中国では「国営企業のみならず、私企業、そして外国企業にも中国共産党支部が企業内に設置され、さまざまな「指導」が行われている」ことを政府はすでに承知のはずだが、マンマと騙され続けているようだ。
シナに「民間航空機」など存在せず、すべては軍の輸送機(部隊)なのだが、それさえも「まさか…」と思っているのが大多数の我が国民だ。
中国の「国防動員法」では、有事の際に「中国人従業員を予備役として招集し、民生用資源を徴用できる」とされているのであり、我が国に留学する教師も学生も、有事には直ちに兵士に変身する様に定められているのであり、すでに長野五輪で実証済みなのだ。
あの時実際に留学生たちを動員して予行演習した駐日大使は、悪名高い?王毅氏であった。

今回の”超限戦”ではマスク、医療器具さえもが戦略物資として扱われているのだから、日本へ送るマスクが合格品でないのは当然だといえる。

中共は当然ながら「中共ファースト」なのであり、当初に防護服やマスクを大量に贈った「ジャパンファースト」ではない日本の政治家は「中共ファースト組」だといえる。

だから今回のような「妊婦用に配布されたマスクに、黄ばみや髪の毛、虫などが混入した”不良品”だったのだが、これを輸入したのが元〝中国大使”を務めた方の会社だったとすれば全く話にならない。見抜く力のない方が、輸入会社の責任者や”大使”が務まるのだから、のんき?な日本が一方的にやられっぱなしになるのは至極当然だろう。
これでまた「アベノマスク」効果も地に落ちた。これが”国賓”予定者?のやることだとお思いか!
二度も三度も裏切られて懲りないのは、お人よしを超えた救いがたい「大バカ者」だというよりほかはない。

 

今朝の産経抄氏は、日経新聞に掲載されたコラムを紹介しているが、中共とはこのような陰謀、策謀の専門家の集まりなのだ。これでもまだわからない政治家は、不適格だから皆首にすべきだと思う。何度言ってもわからないのは、よほどの馬鹿か親中派狂い以外の何物でもない。与党夜盗を問わず…

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一部では「武漢・テドロスウイルス」と呼んでいるようだが、医者でもない、単なるエチオピア人のおっさんが、シナの酒池肉林?にほだされて、ウイルス発覚後に中共政府の言うがまま、「不必要な渡航制限」を非難し、「中国政府は感染拡大阻止に並外れた措置をとった」と恐るべき”誤情報”をぶち上げ、各国に油断させてこの惨禍を招いたのだから、その責任はナチス戦犯よりあくどかったといえる。そして恥じることもなく今や世界中に支援を要請するありさまだ。

そんな彼に”珍しく”自民党内からも批判が出たという。

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どこまでやれるか、お手並み拝見と行くとするが、や~や~な~な~の世界にどっぷり漬かって、「己の無能を国民の血で贖ってきた」先生方にそんな勇気があろうはずはなかろう。

エチオピア人のテドロス排除もいいが、自民党としては「獅子心中の虫」の排除の方が、我が国のためには望ましい。
一番手っ取り早いのは、各人の“歳費”を全額とまではいわないまでも、半減させて中小企業支援に回す方が国民には理解されやすかろう。

それにしても、永田町には「金の生る木」が五万と生えているようで、年金生活者にとってはなんとも心強い限りだ!!

 

届いた書籍のご紹介

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雑誌「丸」6月号

「3式戦:飛燕」のグラビアは懐かしい。こんな名機を造って米国相手に戦っていた時代もあったのだ、と感慨深い。今では”去勢?”されてしまったが…

自衛隊とも、そんな歴史と伝統を受け継いで、粛々と訓練に励んでいることも、グラビアで紹介されている。

「コロナと自衛隊&米軍の戦い」は適切な企画だが、そんな能力と訓練を積んでいる部隊をほとんど知らないのが政治家たちだろう。宝の持ち腐れとはこれを言うのだ。

私の連載「われは空の子…」は尖閣防空作戦の総括である。若いころは勇ましかったのだな~と懐かしい。その他読み物が満載で、戦史研究家にとっては大いに参考になる。