軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

コロナ禍が過ぎたら次は「宇宙戦争」か?

緊急事態宣言‟解除”が取りざたされているなか、コロナに感染していた市会議員が、退院後に自宅待機を指示されていたにもかかわらず、パチンコをしていたことが報じられるありさまだから、尾身茂会長が「感染が今のところ収束の方向に向かっている」との見解を示しつつも「仮に全都道府県が解除されても、(感染)報告者数のゼロが短期間、続いたとしても、見えない感染が続いていると考えるべきだ」と注意を促したのも当然だろう。こんな程度の低い男を市議会に送り込んだ都市の有権者の質が問われる。

ところで、景気が悪くなるとすぐに「政府に援助」を要求する気風が蔓延したのはいつごろからだろうか?「武士は食わねど…」という気はないが、今現場で健闘していて市民から称賛を浴びている医師の代表格である医師会副会長が「経営が成り立たない」と支援を要求したのには驚いた。なにも「医師は全て赤ひげ先生であれ」という気はないが、それにしても違和感を覚える。純粋な医師というよりも政治家?に近いのは役職柄か。

彼らの奮闘で「爆発的感染が起きることなく」徐々に収まりつつあることは御同慶の至りだが、武漢ウイルスを完全に収束できるのは、有効なワクチンが開発されるまで望めないというべきだ。だから、長引けば99%を占める日本の中小企業経営者が甚大なダメージを受けることになると言われているが、それに耐えるためにも今までの生活水準を見直すことから始める必要があろう

経済は素人だが「節約ムードに入れば景気は下降するから社会活性化のためにはどんどん金を使うべきだ」と主張する経済学者の説は理解できない。
経済に聡い彼らは恐らくセレブ階級だろうからいいが、実質的な被害で困窮している”階層”にとっては信用できない学説に思える。

 

敗戦直後の経済破綻を経験してきた高齢者には「欲しがりません、勝つまでは」精神が残っていて、まず物を減らす、不要不急の物は買わない、安く丈夫なものを選ぶ、靴下までもほころびを修理して履くという「節約精神」があった。面白いことに高級和牛が、高級ホテルや料亭との取引がなくなったために余って、安く(50%引き)我々一般庶民の口に入る、という‟奇跡”が何を意味しているか?冷静に考えてみるがよい。今まで業者は”ぼりすぎていた”のではないか?
休校や休業で、自宅待機になった父親たちが、幼子の手を引いて公園に向かう姿を見ていてなんともほほえましかった。これが日本の親子の真の姿ではなかったか?
コロナ禍の終了とともに旧態に復帰し、一気にストレスが爆発して経済的な負の「爆発感染」が起きないようにしたいものだ

生き残るためには「身の丈以上のものを求めないこと、生活の質を落とすこともやむを得ないと達観すること」が大事なことを我々は終戦で学んだ。隠居の身である私にとっては「何をいまさら見栄を張る必要があろうか!」と楽観している。

他方、今回の「外出自粛要請」に多くの国民は素直に従い、政府に協力した。「新聞に喝」欄で、蓑原教授は「健全な国民によって支えられた堅牢な国家となるよう、社会をより良い方向に導くのもまた新聞の使命ではなかろうか」と喝を入れたが、新聞、TV,は理解しているかな~。勿論政府関係者にも認識してほしい。野党の皆さん方には、どこかピントがずれた己の無能さ加減が少しはわかったかな?

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ついでにもう一本、メディアに「喝!」

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コロナ、コロナと同じような内容をエンドレス・テープのように繰り返しつつ稼ぎまくっているTVも、コロナ後の世界(営業)戦略を構築した方がいいのじゃないか?倒産するのは零細企業ばかりじゃないだろうから広告収入も減るだろうし……

 

さて最後に、米国は宇宙軍を創設してトランプ大統領が「軍旗」を授与した。我が国も、宇宙作戦隊を発足させて河野大臣は「隊旗」を授与した。たまたま米国防総省が「UFO」の画像を公開した時期に重なっている。

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2017年に講談社から上梓したもの。時期が迫ってきたか??


他方、中共は4月に「長征3号」の打ち上げに失敗したが、今月は成功したようで、「コロナ禍」をよそに、着々と宇宙征服に乗り出している。
メディアはいつまでも「コロナ、コロナ」と○○の一つ覚えの番組で稼いではいられない時期に来ていることを自覚すべきだ。

 

届いた書籍のご紹介

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航空情報7月号。見開きに「America Strong」とあり、サンダーバーズとブルーエンジェルスチームが、全米各地を飛行して「コロナに負けるな!」と治療にあたり苦しむ人々を空から勇気づけた、とある。

硬直した官僚機構に指図されている日本ではこうはいくまい!アメリカらしい一枚。
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