軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

ブルーインパルスが医療従事者に感謝、都心上空を飛行

以前、5月20日のブログで紹介した「航空情報7月号】の見開きに「America Strong」とあり、サンダーバーズとブルーエンジェルスチームが、全米各地を飛行して「コロナに負けるな!」と治療にあたり苦しむ人々を空から勇気づけた、写真をご紹介したが、その時「硬直した官僚機構に指図されている日本ではこうはいくまい!】と私はコメントした。

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ところが今回、息子からの電話でブルーの都心飛行を知って「防衛省は硬直していなかった!」と知り嬉しくなった。

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飛行経路図

 

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喜ぶ医療関係者

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市民も喜んだ!

しかし、あるニュース番組はブルーの飛行を取り上げつつ、空自のミス?を揶揄してこう書いた。記事の”バランス”をとるためなのだろう?

【都内の街角では多くの人々が空を見上げ、ネット上でも大きな反響が巻き起こったものの、航空自衛隊YouTube公式チャンネルでは、その様子を生配信したものの飛行機がほとんど映らないハプニングがあった
   航空自衛隊チャンネル (JASDF Official Channel)は、「敬意と感謝の気持ちを全国の一人でも多くの皆様にお届けするため」とライブ配信も行った。離陸前から、約3万人が視聴、一時は8万5000人以上に同時視聴者数が達するなどインターネット上でも高く期待されていた。しかし、「モザイク」のような画質の荒い動画が写ったり、画面が真っ暗になってしまいパソコン画面のものとみられるカーソルのみが映ったりと、不調が続いた。 後半にはある程度画質も改善し、かなり遠くにブルーインパルスの描く航跡が見られたものの、そのままフリーズする場面も。TBSなど、テレビ局系の公式YouTubeではクオリティーの高い映像が映し出されたこともあり、その落差が余計に際立つ形に。
   ツイッター上で防衛省航空自衛隊公式アカウントは、「YouTubeライブ配信の画質はお許しください」と、コメント。
   視聴者からは、
「ポリゴンの背景にブルーインパルス じゃなくて白いカーソルが飛んでて草」
「公式YouTube LIVEが映らないので他ニュースチャンネルで観てる」
といった落胆する声が寄せられた。
   とはいえ、ライブ配信は不調だったが飛行自体は無事完遂。インターネット上では「ブルーインパルスかっこいいなぁ」、「医療機関に籍を置く身として元気出ましたーありがとう」といった感謝のコメントが寄せられた。また河野太郎防衛相は、飛行の様子を実況後「ブルーインパルス、写真撮っていたら、ぜひ、アップしてください。#みてくれ太郎 で」と、写真の掲載をお願いした。】と市民からのコメントも紹介した。

コメントの一例には、
●医療関係者の皆さん健康を守ってくれてありがとう 自衛官の皆さんも国を守ってくれてありがとう 皆さんに感謝します
●医療従事者が喜んでる姿見て涙出てきた。その背中かっこいいな〜。日本を助けてくれてありがとうございます
地震雲?ってマンションのベランダから嫁が叫びました… そうゆう事でしたね
上を見上げて歓声をあげる それだけで心が晴れやかになるな
などと好意的なコメントが多数挙げられていたが、他方、恒例?の反発も掲載している。
これ、本当に医療関係者はこれで助かるんですかね? 千羽鶴とか千人針とか、もらっても意味ないものみたいになってませんかね?
日本医師会PCRにお金を回して下さいと声明を出したのに戦闘機を飛ばしている。踊る阿呆に見る阿呆です。
ブルーインパルスの意味不明パフォーマンスを正当化するコメント(意見)はほぼ皆無だね。殆どが否定的コメント。不思議なことにどれも「ディスライク」ボタンの方が多い。

全員が無責任にも「無名」である。


他方、産経抄氏は素直にこう書いた。

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自衛隊のイベントでは、必ず自衛隊の行動を茶化すコメントが紹介されるが、素直に喜べない人間、へそ曲がりが増えている証拠?だろう。

一度きりの人生なのに、素直に受け取れない人間らしい。何がそんなに”悔しい”のだろうか?

国会で、政府にいちゃもんをつけて非難、罵倒する野党の連中の姿ばかり見ているから、その影響ではないか?」と友人が言ったが、確かに彼らは他人の揚げ足取りに明け暮れて”喜んで満足”している。

国会中継に出てくる野党政治屋の顔はひん曲がっていてお世辞にも「イケメン」とはいいがたいが、年がら年中不平不満ばかり言い募って、素直に喜べない人間ってそんな顔下げてどんな生き方をしているのだろう?

婦人自衛官教育隊の講師だった、植原弘子女史は卒業生各人に「笑顔に勝る化粧なし」と書いた色紙をプレゼントしてくれていたことを思い出す。

彼ら、彼女らには「笑顔になる」時間はあるのだろうか? 

そんな中でしかめっ面で長い人生を過ごす方々は、本当にお気の毒だと思う。

 

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松島基地でともに訓練中の私(若かった!と言っても50代半ばだが)
得た結論は「ブルーは見るもの、乗るものじゃない!」ということだった・・・…

とまれ、T4ブルー育成にあたった一人として、昨日のイベント支援はご苦労様!と申し上げたい。