軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

”祈り”を忘れた民族の末路……

昨日の大雨で、九州南部に洪水被害が出ている。政府は自衛隊1万人を急派するというが、武漢ウイルスでも自衛隊災害派遣名目で酷使し、今度は本物の災害派遣になる。
自衛官だって人間だ。募集もままならない慢性的な人員不足だが、政府は気安く酷使する。憲法さえ変える気はないくせに!
そのうえ本来の任務である防衛、特に尖閣防衛でもこき使うつもりだ。
今回のコロナショックで、国は想定外の出費を強いられたうえ、大災害で更に出費が重なるだろうが、なくなれば「税金」をとるからいい!とでも考えているのか?
そのくせ”犯罪人”である元大臣らには、ボーナスを惜しまない。働かない大臣にまでボーナス(税金)を与えるという考えが理解できない。

 

ところ変わってシナ大陸でも、80年ぶりの大災害に襲われていて、揚子江流域の穀倉地帯はほぼ水没、上海も水没していて小舟で物資を運んでいる有様だという。恐らく中共政府は、この秋の食糧不足を見込んで、世界中から穀物などを買いあさるだろう。わが国でやった「マスク独り占め」のように。

そして今度はコロナならぬ穀物飢饉が世界を襲うだろう。なんとも厄介な民族だが、友人の陰陽師氏によると、シナ大陸は”易姓革命前夜”にあたるという。

古代中国においては天にお伺いを立てて物事を決めるという自然崇拝信仰があり、人は天の小宇宙であるとして、天(自然)と人間世界の間には相関関係があるという「天人相関説」、つまり、天と人間とは本質的に対応するとし、自然現象の中に天の意思を忖度し、天象と人事との感応を説いた。
つまり、君主が天の理に反したことを行い民を苦しめれば、民の怨嗟が生じて陰陽が乱れ、自然界の陰陽に感応して天の異変が発生するという考え方である。
そして君主が無動を働き民生を損ねた時には天は天変地異を下して君主を戒め、それでも失政を改めなければ異変を下して威嚇し、さらに背徳行為を続ければ天はついに国を亡ぼす、とする。そして何か異変が起きる際には、予兆としてその前に災害や怪異の諸現象が起きると考えられてきた。
シナの政治は「共産、専制主義」だが、13億の人民のほとんどは未だにこれを信じており、そしてその”現象”が次々に伝えられている。

中国メディアの報道によると【6月16日以降、中国南部、中部と西南部で豪雨が24時間にわたって継続的に降り続いた。17日、四川省の丹巴県内の13カ所以上で土砂崩れや地すべりが確認された。県内の発電量2,000キロワットの梅龍発電所と発電量3,200キロワットの阿娘溝発電所が、土石流によって崩壊し、一部の村が飲み込まれた。梅龍発電所の地元である梅龍溝では、大規模な堰止湖が発生した。中国メディア『天気網』によると、堰止湖の容量は1,234万立法メートルだ。
 
中国国内ネット上で、四川省などの水害で各地の小型ダムが決壊すれば、湖北省宜昌市にある三峡ダムは崩壊する可能性があるとの心配の声が上がった。

17日、中国人ネットユーザーは海外ツイッターで、「宜昌市より(長江の)下流にいる市民、早く逃げなさい」との国内専門家の警告を相次いで転載した。この専門家は、中国建築科学研究院の研究員である黄小坤氏だ。同氏は、SNS微信のグループチャットで警告を書き込んだ。
三峡ダム下流は中国の最も都市と人口が密集している地域。万が一にも、三峡ダムが決壊すれば被災者は少なくとも4億人以上に達し、およそ30億立方メートルの土砂が三峡ダム下流域を襲い、上海までが水浸しになる、と言われている。大規模停電が起き、しばらくは復旧できまい。また、長江流域は中国経済実力の40%が集中する。つまり中国経済も潰滅し、その回復には数年かかるだろう。農業だって潰滅だ。
 
また三峡ダム下流域には解放軍のロジスティクス部隊の駐屯地が集中すると指摘されている。たとえば空挺部隊の9割も三峡ダム下流域に集中する。解放軍は大災害のとき最前線で救援作業を行うが、三峡ダム決壊の災害の場合、解放軍のロジスティクスも大打撃を受けて、救援作業に支障が出るのではないか、と言われている

 

更に揚子江流域の広大な水没域には、中国の原子力施設が含まれている。万一の時にはその下流の被害は、チェルノブイリ事故の被害程度ではすむまいと思われる。


日本のメディアは、福島は騒ぐが、大陸で迫りつつある”危険”については全く気にも留めておらず、相変わらず「お笑いタレント」のオチャラカ番組にを放映中だ。もっとも、報じても「怖いですね~」という程度のコメントしか得られまいが……

次は大陸内の気になる動画である。その不気味な映像をご覧あれ!

https://www.youtube.com/watch?v=maIPwQ7u0YE
貴州省威寧山で異様な地鳴り音?:山の外に焦龍か?

 

https://www.youtube.com/watch?v=qFvTBofNZR8

内蒙古、巨大竜巻 空に幻影が現れた。

 

https://www.youtube.com/watch?v=pRrScGGY8UY
昆明雲南地区の被害

 

https://www.youtube.com/watch?v=fBWA6gmL8Wg
三峽大壩 潰壩危機又上升 上游清晨規模3. 2地震

 

熊本、鹿児島の被害が収まることを祈りたいが、シナ大陸の「共産政権」のみならず、「民主主義国・日本」の政情も「平和憲法」を信じて?何もしてこなかったからか、精神が緩み切っていて、ほとんど有事の役に立っていないことを痛感する。打てば響く政治を期待してきたのだが、打っても響かず、また打とうともしない「知的怠惰」が続いている。


今上陛下即位の儀で、高御座の御帳が開かれる直前に大雨が急に収まり皇居に大きな虹がかかったため「天の祝福」などと国民が喜んだことがあったが、これは「祈り」が通じた例であり「至誠通神」ともいう。


今年はコロナを理由に靖国神社の「御霊まつり」も中止し、「英霊と天」への祈りも止めるという。英霊方の落胆された姿が目に見える。

祈りを忘れた大和民族の行く末が気がかりである。