軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

日本はどっち?「同盟国」は“日本も武漢蝙蝠か?”と疑い始めた

産経の古森記者は27日「米国の戦略国際問題研究所が安倍首相側近を「対中融和派」と名指し」したと報じた

 【米国の有力政策研究機関「戦略国際問題研究所」(CSIS)が米国務省の支援で7月下旬に作成した報告書に安倍晋三首相の対中政策を大きく動かす人物として今井尚哉首相補佐官の名前が明記されていることが明らかになった。報告書は、今井氏が長年の親中派とされる自民党二階俊博幹事長と連携し、「二階・今井派」として首相に中国への姿勢を融和的にするよう説得してきたと指摘。米側の日本の対中政策への認識として注視される(以下省略)」

日本のメディアの報道だけを見ていると、米国と中国が勝手に”戦争”しているように国民は思うだろうが、いざ戦争!となれば総力を挙げて世界情勢を分析検討するのが常識である。友軍?はいつ寝返るか?と。

中国共産党の独裁体制を批判する「わが敵『習近平』」を出版した芥川賞作家・楊逸さんは、「日本は米中どちら側か明確に」と書いた。

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大東亜戦争では、我が国は自国とシナの関係だけに目を奪われて、世界情勢分析を怠り、こともあろうに‟バスに乗り遅れるな”と新聞にあおられて「ナチスドイツ(大陸国家)」と手を結び墓穴を掘った。いかに外交力が乏しかったか、という証明だろう。

どうして日本政府関係者はそれほどまでに「大陸国家」が好きなのだろう? 橋本元総理のように酒池肉林のせいか?

大国が、互いに領事館を排除して一触触発事態になっているのに、官房長官も悠然としていて”頼もしい!?”。

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状況を注視しているが、第3国の措置はコメントを差し控えたい」という。外務省幹部は「外交的にはかなり大きなことだ。注意深く見守っている」という。もとより国民に危機感を与える必要はないから、ソフトにコメントしたのだろうが、昭和16年12月のワシントン日本大使館のことを知っている私としては気がかりである。無策な“害務省”にならないようにしてほしいものだ。

 

ところで漸く?三峡ダムの危険について、わがメディアも気が付いたようで今朝の産経はこう報じた。

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6月ごろから大陸内の”水害”については、シナ人のスマホ映像がしきりに流れていて、その被害状況も画像を見れば推定できるものであった。日本のメディアも、”愛する”中共の苦悩は見たくないのだろうか、控えめに報じてきていたが、もう我慢が出来なくなったのだろう。それとも”産経”だけなのだろうか?

時の権力者であった李鵬江沢民の私腹を肥やすためのプロジェクトと言われているが、その為に地域住民約110万人が強制的に荒地へ追いやられて貧困化し、10万人が流民となった。しかも今回の洪水で、関係者は決壊を免れようとして、下流の農民へ通知することなく、かって強制的に追いやられた荒れ地の田畑に排水したため、農民はなけなしの財産を奪われた上、家まで水害の被害を受けた。

私はこの惨状を見て思い出した事がある。

1946年、国共内戦時に保衛で起きた戦闘で、毛沢東は人間の盾を考案した。つまり人民(一般市民)を中共軍の前面に並べて弾除けにし、蒋介石軍の攻撃を躊躇させて勝つという「人海戦術」である。朝鮮戦争で有名になったが、実はこの時中共が実行したもので、朝鮮では投降した蒋介石軍が盾となって米軍の火器の犠牲になった。

 

今、農民工が故郷を追われて荒れ地に移住させられ、やっと開墾した田畑に濁流を流し込まれて壊滅させられる、これこそ中共が得意とする「人海戦術」なのだろう。所詮人民なんて「弾除け」に過ぎないのだ。

 

人民は訴える。「湖が放流 河流の堤防が爆破 民衆が苦しみ」と。

 しかし官製メディアは「【民視全球新聞】安徽農村被當蓄洪池 中國歌頌犧牲精神 2020.07.26」と人民を鼓舞する。国旗を振り回すのは北朝鮮も同様である。

中には【大洪水&内部闘争による暗殺阻止「 習近平氏、身を隠す」】というものもある。

 他方「中国大陸の27の省で洪水が発生し、人々は悲惨な状況に陥っているが、中国共産党幹部の姿は見られない。習近平は数日前から姿を隠しているが、最近突然な発言で、早くも、5月中に既に洪水の状況を深刻に受け止めるよう呼びかけていたという。」

どちらを信じるかは勝手だが、水の中から声を上げている人民の報告が私には信頼できるように思う。

 国際情勢は切迫しているにもかかわらず、コロナの危機を喧伝するわがメディアと、Gotoを宣伝し続ける政府の気が知れない。

メディアは、スポンサーは絶対に逃げないと嵩をくくり、政府は国民の支持は下がらないと思っているようだが、農民工のように自分に被害が及ばなければ、人間は真剣に考えないものだ。

米大統領選前に、何かが起きるような気がしてならない。