軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

”内なる敵”・・・各界に潜入している「引き込み女」を洗い出せ!!

河野防衛大臣が、”アジア周辺諸国側”に立った質問をした記者を”詰問”したことは、ブログやユウチューブでかなり反響を呼んでいる。今まで”撃たれっぱなしであった”大臣が、当然の疑問を呈しただけだが、そんな”専守防衛”に徹する大臣らに若者たちが飽き飽きしていた証拠だろう。

6日の広島における安倍総理の会見では、‟本家本元”の朝日の記者が強引な質問を繰り返して顰蹙を買っているが、正義の使い?ぶったルール破りの記者の正体は実は反日であり、明らかな意図があるのだ。結論は8日の産経抄氏にゆだねよう。

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こんな程度の低い若造が書く記事が「世論」を左右している?のだから国がよくなるはずはない。

まもなく終戦記念日を迎えるが、戦没者や英霊方は指導者たちの余りのだらしなさに切歯扼腕しておられることだろうと思う。

今日も「内なる敵が日本を亡ぼす」とする門田隆将氏の説を補足しておこう。

 

私が大好きな池波正太郎の「鬼平犯科帳」には、盗賊が狙う大店に事前に潜入させておく「引き込み女」が出てくるが、「内なる敵」とはそれを言うのだ。

戦後GHQに解体されたわが国の官庁には、その手のものが多数入り込んでいて、「お役人様」を尊敬?する癖がある国民はそれに気が付いていないから、彼らはやりたい放題なのだ。

中でも最も恐ろしいのは国民教育を担当する「文部省」で、戦後は”アカの巣窟”と言われたほど、日教組の言うままであった。

私はこれを、オオカミにわが子を預ける「赤ずきんちゃん」だと比喩したものだが、今じゃオオカミは食傷気味でメタボになった感がある。

その一例がこれである。

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原義?となった「アサヒ芸能」のコピーも添付しよう。

「アサヒ」と言っても件の大新聞社ではなく、出版社は徳間書店だ。これは日本を良くしようと努力している者を始め、のんきな国民の目を覚まさせる「スクープ記事」だ。

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つくる会の副会長・皿木氏は文科省に苦言を呈しているが、既に「コロナ」のように文科省は省内感染しているのだから無駄である。省の解体をはじめ、この調査官が選定された経緯について糾弾すべきだろう。

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続いて史実を世界に発信する会の茂木氏は、週刊誌などで「隠されていた氏名」を公表した。

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皿木つくる会副会長は、「文科省の矜持はどこへ消えたのか」とご立腹だが、元からこの役所に矜持なんぞなかった。もともと「王様は裸」だったのだ。子供たちは先生の正体を見抜く力を持っているが大人たちは感性が鈍っているのだろう。

昔、化学兵器条約案に関する省庁の課長会議を担当させられたが、もともと文科省員には覇気が感じられなかった。

「軍事はどうも…」などと課長は補佐に丸投げし、補佐は若いものに任せて自ら三流官庁と卑下していたからである。そんな役所に大事な子供たちを預ける親御さんの方が心配だろう。当時は40人教室の予算取りに明け暮れていた…ただし法務省だけは謹厳実直だった…

大昔、家庭の事情でパイロットをやめた同期が、その後文部省の宇宙飛行士要員に応募したが、書類審査ではねられたことがあった。いわく「自衛官だから軍事利用を禁ずる宇宙平和条約に反する」というのである。同期はF104のベテランで、宇宙服の着用にも慣れて成層圏を飛び回っていたし、何よりジェット戦闘機操縦資格を持つ。その後大分たってからF15で退官したY君が選ばれたのは当然の成り行きだったろう。文科省は予算取りには熱心だが、自分らの浪費は全く考えていない

防大には大学院がないので、希望者は他の大学に進む事になるのだが、私らの7期生以降は国立大学には進学できなくなった。これもかたくなに軍事を排斥する文科省の決定だった。

退官後、10年間ほど日中安保対話に参加し、シナの研究者や軍人と付き合ったが、中に女性の陸軍大佐がいて、休憩時間に日本語が上手なのでほめたところ、「広島大学に4年いました」と平然と語ったので驚いたことがあった。文科省は、自国の自衛官は排除してもシナの軍事科学院の将校の留学はOKだったのである。

そんな具合だから、特定アジア諸国をおもんばかる記者が出るのだろう。今もその状態は放置されたままじゃないのか??

文科省は、日本人の税金で、シナの軍人を育成して恥じないのである!!

文科省は管轄する大学を、「アカの巣窟」ならぬ「シナの巣窟」にしていると思う。それもこれも”幹事長”のお墨付きなのかな~~

安倍総理よ、足元の幕僚組織である「役所の実態」を徹底的に調べて、「引き込み女(男)」を洗い出してほしい。検察庁警察庁防衛省に入り込まれたら、「イージスアショア」どころの騒ぎじゃすまないだろうから。

 

届いた書籍のご紹介

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軍事研究9月号

相変わらず、世界の軍事研究は進んでいる。我が国も遅れを取らないようにしてほしいが・・・

本来の軍事研究よりも、「市谷レーダーサイト」に「このまま行けば大丈夫ではない」という北郷源太郎氏の警句が出ていたから紹介しておこう。

【▼それにしても、この数年での政治家と官僚の劣化は目を覆うばかりである財務省では元理財局長は現場職員に文書改竄を命じておいてその職員が死を以って詫びても自分だけは逃げ切ろうとするし、元法務大臣は妻を当選させるためになりふり構わず自らカネを配り歩く。こんな明治時代まで遡っても滅多にないような不祥事が頻発しているということの異常さに、国民は気づくべきであろう】

だから「このまま行けば大丈夫ではない」というのだ。

退官後、講演会などで機会あるごとに「シビル・アンコントロール」と説いてきたが、聞く耳を持った方はごく少数だった。

「何とかなるだろう。日本人はそこまで落ちてはいない…」と希望的観測をしてきていたのだろうが、やはり、こんな実例をあげられれば、とても回復できないだろうな~~と思わされる。

軍事研究専門誌も、ついに政治家・官僚の”人事研究誌”になったということか

軍がいくら精強でも、上に立つ「大将らがバカ」では勝てないのだから…