軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

先祖を敬わなくさせる”コロナ対策”

23日の産経「日曜に書く」欄に、山上直子論説委員が「消えゆくお盆と光秀の霊」と題して、「仏教徒先祖信仰」心が”コロナ禍”で失われつつあるのを憂いている。

【初盆は来年ですね。四十九日がまだ済んでいないので、先月に身内の葬儀があって今年は初盆だと身構えていたら、そんなお寺さんの一言に拍子抜けした。コロナ下で自粛ムードが広がった今年のお盆。近年は地域や家庭からも消えつつある風習が気になった。

 そもそも盆(盂蘭盆)とは何か。―盆と正月―などというが、元日とは違って祝日ではない。それでも墓参りなど行事は多く、調べてみると、実家の京都府南部や周辺の奈良県の一部地域に伝わる不思議な話があった.登場するのはなんと、あの明智光秀(の霊)である】として「奈良に残る伝承」について詳述している。

 

 他方裏千家の千玄室氏は「お祭り」についてこう書いた。

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お祭りは”観光客集め”の手段ではない「京都の有名な祇園祭も、都の疫病や災難を払い平穏に民が暮らせるための蘇民将来の祭りで、実質的に都の安泰・平穏を願う」ものなのだ

いつだったか、テレ朝の「ぽつんと一軒家」で、過疎化していく中で8人足らずの老人たちが神社とお祭りを守っていることが紹介されていて、感動したことがあった。新しい?住民たちの参加はなくとも、70歳を超えた老人方8人足らずが、軽トラに神輿を載せて、笛太鼓をたたきながら先祖伝来の田畑を回り、向かいの山神様に祝詞をあげて報告しているさまは荘厳なものであった。確か宮司は40代の女性で、2か所の古びた神社を担当していたはずだ。

誰が見ていようと見ていまいと、神仏に対する真摯な姿に、これこそが「信仰心」であり、「ご先祖様に対する供養である」と私は感動したのである。

戦後高度経済成長期を迎えた企業家という企業家は、一銭でも多く利益を得ようと躍起になった結果、人相は極端に「貧相」に落ち込み、どんなに高級背広を着こんでいても、似つかわしくない姿に落ちぶれた。

しかし希望も見えてきた。これは14歳の少年の意見である。

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コロナ!コロナと無用な危機感をあおっている大人たちは「人は、大切なものが身近にあると、その大切さを忘れてしまいがちだ。失ってから気づくのでは遅い」と言う少年の言をどう感じるか? 

18歳にして2冠を達成した藤井8段と同様、彼も新しい時代を担うために生まれてきた「スターチャイルド」なのだろう。

勿論”大人たち”も今回は苦労していて、中には「思考力」を強めている者もいるようだ。そう、人間は「考える葦」なのである。

今までの大人たちは、依頼心が強く”お上にべったり”与えられるだけで、自ら思考しなかったのだ。

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中でも一番思考力のないのは新聞だろう。

蓑原氏は「新聞に喝」欄で、次のように書いている。

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東京にしがみついている新聞社は地方に負ける時が来るだろう。新鮮味に欠けるからだ。コロナでうんざりで、新鮮な空気と食料を求める大部分の国民は、首都の”異常さ”に気が付き、地方暮らしの良さを知りつつある。飲み食い代が高いのは、店の家賃を払っているようなものだと悟ったのだ…

しかし私が最も悔しく思うのは、かっての大戦で戦没された多くの御霊に対する政府の無礼である。

10年ほど前に、若くして政権の座についた総理は約束を破って参拝しなかった。その一か月もたたぬうちに”難病”で挫折したのだったが、反省?して硫黄島で土下座して英霊に許しを乞うた。

その甲斐あってか、政権に返り咲いたが全く反省していないことが国民の目に知れた。しかも広島、長崎、沖縄にはいくものの、靖国神社には「ポケットマネーで榊」を送るという非礼を反省することはなかった。

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騙されたと知った英霊の怒りは「光秀の霊」どころではなかろう。多くの心ある国民も、息を凝らして彼のふるまいを見てきたが、その支持も限界に達しそうだ。

もっとも、国会には「金を荒稼ぎする輩」しか集まらない上、有権者が総理を選べないのだから国民に打つ手はない。青年将校もすでに消滅した。

 

あとは天の怒りで亡びるか、それとも、未来を担う「スターチャイルド」たちが身を挺して阻止してくれるか……

81年も生き延びた老兵は、混乱する世の中を見守るばかりである。

 

届いた書籍のご紹介

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雑誌「丸」10月号

いつも通り、貴重な写真が満載である。

ややもすると、軍事雑誌は航空機と軍艦が主役になるものだが、今回の「日本の潜水艦オールガイド」は貴重である。水没された英霊も少しは浮かばれることを祈りたい。

 

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「HANADA10月号」

売国野党・・」も面白いが、「習近平に都合が良すぎる武漢ウイルス」は一読すべきであろう。恐らくTVのコメンテーターらは、読んでいないに違いない。ADくらいが目を通してメモ書きする程度じゃないか?

今回のウイルスが、蝙蝠から出たものであるかどうかはいざ知らず、人工的に作成した者の意図が何か?である。派閥か、恐らく薬儲けの野心からだろうが、漏洩した後の”成果”と反応に中共政府は飛びついた。これでトランプを倒せる!と直ちに免疫を作成し要人たちに配布するとともに、一段落後は「生物兵器」として活用したのだろう。林健良氏の鋭い指摘は日本人にはできまいと思う。ご一読あれ。

 

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WILL10月号

「何がニューノーマルだ…」は読ませる。コロナ騒ぎで株価が上がり大儲けしたのはどこのどいつだ!と言いたくなる。

米中戦争はもとより、米国の制裁も日本企業は覚悟すべき時だろう。