軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

米国の“正義”はどこへ行った?

「ワシントン時事」によると、【3日の米大統領選と同時に行われた連邦議会の上下両院選は4日、開票作業が続けられた。上院選(定数100)では、与党共和党が事前予想を上回る奮闘を見せ、野党民主党が目標とする6年ぶりの過半数奪取は困難な情勢だ。 下院(定数435)では民主党過半数を維持するものの、議席を減らす見通し。民主党ペロシ下院議長は声明で「厳しい選挙だった」と認めた。人事承認や条約批准の権限を持つ上院の改選前勢力は、共和党53に対して 民主党47(無所属2を含む)。上院では採決で50対50となった際、副大統領が最後の1票を投じる。このため、民主党が大統領選の結果にかかわらず上院を制するには、少なくとも4議席を上積みする必要がある】と言う。

CNNの選挙速報を時たま見ていたが、バイデンがトランプを追い越した時点で意図的に?集計が止まり、バイデン有利を印象づけるかのような解説が延々と続けられたから、反トランプのCNNらしいな~と眺めていたが、ついに「通便投票集計を加えると、バイデンの勝利をうかがわせる」ところでスタックした。

CNNも相当苦労しているのだな、と思ったが、やはり“悪だくみ”が選挙以前から行われていたようだ。いずれ続々と公表?され世界を驚かせることだろう…

今朝の産経には、現地で8回以上の米大統領選取材経験がある、ワシントン駐在客員特派員である古森義久氏がこう書いている。

f:id:satoumamoru:20201108163134j:plain

ついにトランプ候補は、バイデン陣営で“悪辣な選挙不正”が行われているとして最高裁にまで訴えるようだが、結果は未定である。

常識的に見れば大統領選と同時に行われた連邦議会の上下両院選で民主党が軒並みに敗退しているのだから、大統領選だけが“極端な優勢”ということは信じがたい。

前回の選挙で、トランプ選出を予測した木村太郎氏が、フジTVで「英語もよくわかんないような…ヒスパニック系や黒人などが郵便投票でお前ここにこう書けと言われて投票したのでは」と言ったことが非難されているようだが、我が国の選挙でも、ある政党が住民票を移動したり、寝たきり老人までも車いすで投票所に”連行”して、政党の補助者が”代筆”していたことは“公然たる秘密”であった。あまりにも傍若無人だったので、投票所には選挙管理委員しか立ち入れないようになったはずだが…

それと同様な事態が特に民主党知事の州で起きていたのではないか?と推察する。

私は2004年に「リベラルたちの背信アン・コールター著:草思社)」を読んで、「アメリカを誤らせた民主党の60年」という副題の通りだと確信しているから、今回も、トランプ憎し!の一念で民主党は左翼メディアを巻き込み、卑劣な行為に走ったのではないか?と疑っている。不思議なことにクリントンオバマ、バイデンとこのところ”癖のある弁護士出身者”しか民主党からは出ない。

それにしても世界のリーダーたる誇りを失って、まるで共産主義国か、アイシスのような不道徳な国に落ちぶれたアメリカの現状を悲しむ。

我が国も、児戯に瀕する論議に関わっていて、その後の国際的な混乱を予測できていない。国民は、各人が自覚して備えておく必要があろう。