軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

「献金」で「権力」を狙う私企業の暴走

マキャベリストとは「手段のためには目的を選ばない」「謀略を使ってでも勝利を掴む」人間を総称する言葉だと言われる。

国際情勢を俯瞰していて、ロシアや中共がそれにあたると思っていたが、言論の自由を掲げる民主主義の国「米国」内にもマキャベリストたちが蔓延していたことが、今回の大統領選挙で浮き彫りになってきた。つまり、反対勢力の封殺のためには手段をいとわない、米民主党とそれを支持するメディア、並びに献金して支えてきた企業である。

今回、メディアから疎まれて、かろうじて国民に意思を伝えようとしてきたトランプ大統領ツイッターを、こともあろうに一企業が遮断したのである。

早速ドイツのメルケル首相は「言論の自由を制限する行為は一企業の判断によるべきではなく、立法府の決めた法に基づくべきだ」として両社の対応を批判した。インターネットという手法を通じて、国民に場を提供し、かつそれで「稼いでいる」企業に過ぎないGAFAなどが、トランプ大統領から国民へ伝えられる言論の機会を根元から奪った半狂乱の行為は、まさに法を無視したアメリカらしからぬ行為であり、ロシアや中共ならいざ知らず、あまりにも過剰な「言論弾圧」行為だといえる。

それほどまでして「何か隠さねばならない不祥事」をこれらの企業は抱えているのだろうが、いくら隠蔽しようとも、自ら立ち上げた「道具」によって暴かれることになるだろう。

そして「支援」した新政権は、ほどなく中共と手を結ぶだろうから、これらの企業主も慌てるに違いない。

f:id:satoumamoru:20210114130907j:plainバイデン米副大統領と習近平中国国家副主席が手を結ぶ悪夢(2012年2月14日、ワシントンのホワイトハウスで握手を交わした時の写真=Chip Somodevilla/Getty Images)

 

勿論世界各国も同じ憂き目に合うだろうが、それはともかく、「コロナウイルス」ではなく「コロナ‟対策”」に振り回されているわが国の政情にはあきれてものも言えない。

先日、靖国神社に参拝して「英霊のご加護」にすがってきたが、緊急事態発令下の小雨の中でも、熱心に祈る老若男女は絶えることはなかった。

TVは大騒ぎしているが、統計によるといつもの「インフルエンザ」並みの被害らしいが、これまたメディアにあおられて政府が右往左往するものだから、国民には猜疑心が高まるばかりである。

医療危機!が叫ばれる中、保健行政は今まで一体何をしてきたのか?と疑いたくなる。

我が国は、歴史的に多くの疫病に苦しめられてきたが、そのたびにそれを克服してきた歴史がある。正体不明の疫病に対して「その克服」を祈願する習わしが我が国にはあるが、21世紀の世にあっても人の心には変わりはなく、アマビエなどもその一つであろう。

指導的立場にあるものは、先頭に立って疫病克服を祈願して人心を治めたものだが、今年の首相の年頭の辞を聞いて、違和感を持った。念頭の辞には冒頭に、

「新年にあたり、一言ごあいさつをさせていただきます。例年であれば、五穀豊穣と人々の幸せを祈る伊勢神宮へ参拝した後に、年頭の記者会見を行っておりましたが、今年は現在の新型コロナウイルスの状況を踏まえ、参拝をしかるべき時期まで延期し、ここ、官邸において会見を行うことになりました」とあったからである。

年頭の辞に続いて十日 、わらで作った大蛇を持って練り歩く伝統行事「蛇じゃない」が、兵庫県丹波市山南町応地の大歳神社周辺であったと神戸新聞が報じている。

f:id:satoumamoru:20210114131403j:plain 神戸新聞から

 

一年過ぎても特効薬が完成せず、本家本元の大陸でも猛烈に蔓延しているという情報もある。今出ているワクチンは、彼らの外貨稼ぎにすぎず、効果のほどは期待できないらしく、つまり「ワクチン」ならぬ「ドクチン」らしい。

この際新薬の開発は”専門家”に任せておいて、総理は国民の代表として謙虚に天に頭を垂れる必要があるのじゃないか?·不安を隠せない乱れた人心をつなぐためにも…

それにしても自ら決定した「規制」を無視して、各地で夜の「会食」を楽しむ「良識の府」の大物小物の議員先生方に罹患者が見当たらない原因については、専門家も”研究”に値するのじゃないか?