軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

「嘘つき」は泥棒の始まり!永田町はまるで「泥棒」の集まり!

自民党松本純国対委員長代理が「緊急事態宣言発令中の東京都内で深夜まで銀座のクラブを訪れていた問題」は、緊急事態発令下で苦しむ国民の「反感」を買ったようで、TVでは連日報道されているが、問題がどんどん拡大していて「新たに田野瀬太道文部科学副大臣大塚高司国対副委員長が同席していたことが判明」した。焦った自民党幹部は、田野瀬氏の文科副大臣を更迭した上で、3氏を離党させることにしたが、党の幹事長自らががすでにこれと同様な違反行為を体験済みなのだから、本人も後ろめたいことだろう。

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その他、これに類似した議員、閣僚たちの国民に対する「裏切り行為」は、前法務大臣やその妻の参院議員など、選挙に絡むものだけでも多数明らかになっているのだから、国会議員らの不祥事には、まじめに従ってきた国民から見れば「目を覆いたくなる」ほど醜悪だが、更にクラブママ?への支払金が国民の「血税」だというのだから、昔だったら「百姓一揆」ものだろう。

ミャンマーで起きたクーデターとは若干見方は異なるだろうが、軍であれ、庶民であれ、政治に対する不満が高まれば、黙ってはいないという証明だ。

一部TVでは、農水大臣など、すでに罪人となっている輩の「穴埋め(補欠選挙)」についた語っていた評論家もいたが、補欠するほどのことはあるまい。ただでさえ多すぎる議員らの整理をするにはいい機会だから、そのまま欠員にすることだ。つまり、定数を削減するのだ。どうせ出てくるのはロクな”選良”ではなかろうから。

その点では公明党はずるがしこい。比例制だから同じ党から「補填」できるからだ。

産経は【これまで「1人で行った」と説明していた松本氏は後輩を守るために嘘をついたことを認め、結果的に自民の傷口を広げた。国会で野党から追及を受ける菅義偉首相にとっても大きな打撃となる。松本氏と田野瀬氏、大塚氏の仲の良さは永田町では有名で、頻繁に酒席を共にしていた。田野瀬氏は昨年9月に副大臣に就任する前まで国対副委員長を務め、大塚氏は松本氏を「兄貴」と慕っていた。松本氏も2人を高く評価するなど、深い信頼関係が築かれていた】と”弁護?”しているが、まるで”やくざの関係”じゃないか!

むしろ本物の”やくざ”の方が義理人情には厚いだろうし、何よりも自分らが”悪事”を働いていることは分かっているはずだからだ。

しかし”代議士先生”の方は”悪事を働いている”ことも判らないお粗末な”大人”なのだろう。大方のやくざと違って「嘘つきは泥棒の始まり」だと親から教えられていなかったからだろう。

国会議員と言うだけで、普段から新幹線などにも優遇されているから”庶民の苦労”なんぞわかるはずもない。いや、苦労してきたから厚遇に舞い上がっているだけの”下衆な”輩なのかもしれないが・・・。

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処で話は飛ぶが、今回のコロナ禍で不思議に思うのは、ノーベル賞化学(医学)部門であれほど素晴らしい成果を収めているはずなのに、一年たっても我が国の医学者(製薬会社)などがコロナワクチン開発に成果をあげないことだ。欧米の製薬会社が競って開発に血道をあげ、シナでは食用塩水をワクチンと称して安売りしているというのになぜか日本の製薬会社は声をあげない。薬までも欧米の指図を受けているのか?と思いたくなる。

それとも”不完全なワクチン”に疑問を持っているのかもしれない。

国会議員たるもの、夜の銀座のクラブで高級取りの女性などから「意見を聞く」よりも、製薬会社や大学などの方から聞き取りを初めて、その背景を調査すべきじゃないのか?

こんな体たらくの政治状況ではいざ有事と言う「安全保障事態」に全く心もとない。自民党の標語「国民を守る」がいかにも虚しく見えてくる。

そうか!「最後の砦は自衛隊頼み」だから安心しているのか!