軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

目に見えないものを証明するのが‟科学”ではないのか?

10年目の3・11に対するメディアの当時の画像と犠牲者に対する追悼行事は、コロナ禍という不便な中であったものの各地で熱心に行われだが、未だに多くの犠牲者に対する東北地方を中心とした人々は気持ちの整理ができていない処が残っていることを痛感した

東京五輪は、そんな被災者を供養して世界に復興を告げる目的があったと思うのだが、今ではその本質は忘れ去られ「五輪精神とか人種差別」などという、当初政府が意図したものとはかけ離れてしまっているように見える。

実は当初から「儲け主義が優先」していたのだとしたら、本末転倒どころか、犠牲者を冒涜するものであったと言えよう。

それもこれも「コロナ」が原因だが、発生して伝染させた国は、今では知らぬ存ぜぬでこの機に世界を制覇しようとたくらんでいるかに見えるから遥かに悪質でたちが悪い。

実は今だから言うが、五輪が東京に決まって一部の有識者が「狂喜乱舞」していたころ、私はお礼参りに参拝した被災地の中心に位置する神社の宮司に「五輪は無事開催できるでしょうか?」と聞いたことがあったのだが、その時宮司は「出来ない」ときっぱり宣告した。「やはり直下型地震が東京に来るのですか?」と聞くと、「いや、疫病が蔓延するからそれどころではなくなる」と言ったことが忘れられない。

先日電話でこの話をしたら「まだ5年は混乱が続くな~」「そして世界の人口は激減するだろう」とのこと。まるでそれを思い出させるように、先日震度5強の地震が東北地方を中心に襲った。何かのお告げのように感じたのだが、そんなことを言うと「現代人から蔑まれる」ことだろう。

明後日、聖火リレーが始まるそうだが、なんとも私には虚しく思われる…

3・11に関連して多くの”不思議物語”が伝えられているから、これを機に少し勉強したいと思って、しばらく本屋通いをして読書に励んだ。

とはいえ、老眼の身、視力が低下していてなかなかはかどらない!というのが実情だったが。

たまたま春の彼岸、産経抄氏は「神仏に饅頭や団子を備えるのは、人の魂は球のような形をしていると先祖が考えていたからではないか…」「いつにも増して命の尊さを考えさせられる今年のお彼岸である」と書いた。

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処で、3・11に関する「霊体験」奥野修司氏の「魂でもいいから、そばにいて」に集約されている。

私も石巻の神社詣でをしていたから、氏子さんたちから多くの実話を聞いている。だからこのドキュメンタリーは、事実であり貴重な記録だと感じている。

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次に読んだのは桜井識子氏の「神仏のなみだ」である。第2章の「東日本大震災津波到達ラインと神様」はこれま不思議であり、海岸のすぐ近くにあった「寄木神社」のごときは、5mの津波に襲われて集落は押し流され神社も参道の途中まで水没したものの社殿は無事だった、というような現象が起きているという。

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奥野修司氏の「看取り先生の遺言」は2,000人以上を看取った癌専門医・岡部健医師の遺言というよりも「医学書」であると言えよう。

現在のコロナ対処中の医師たちの活動とダブって見えるから、なかなか先に進まないが、治療の現実とその在り方に対する貴重な提言は胸を打つ。

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次にご紹介する「心の神秘と量子の力」は友人の保江邦夫氏の近著だが、この書も物理学の基本である「人間原理」を解いていて、教えられる。

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UFO問題に関して多くのTV局と関わった経験からすると、スタジオの雰囲気はとにかく「オチャラカ」であり、真剣に物事を考える雰囲気にはない。要するに「視聴率稼ぎ」の面白番組に過ぎず、真剣に語る内容ではない。スタジオに登場する”科学者”も、目に見えないものは一切信用しない側の立場の者だから、UFOは「幻覚」でありこの世には存在しないと決めつけている。

しかし、米国防総省はFA18のパイロットがとらえた画像を公開に踏み切ったから、今頃関係者は慌てていることだろう。

要は、人間の視力には限界があるのであって、視力の周波数範囲にないものは逆立ちしても見えないのは当然なのである。

だから「細菌類」にしても、電子顕微鏡によって、人間の視力を補って初めて目視でき、その存在を認知できるのだから、天体の構造もロケット技術が発達し、カメラが光学フィルムからデジタルに進化したからこそ、地上で他の天体の画像を見ることができるのだ。

さて、目に見えないものの代表には産経抄氏が書いた「霊魂」がある。そして奥野氏がまとめたように、魂の存在は明らかであり、実に不思議な現象が続いているのもまた事実だ。

科学技術が高度に発達した現在、私は「目に見えないものを証明するのが‟科学”ではないのか?」と考える。

そう追及することによって、「知的生命体」の存在も明らかになりそうな気がして今後は楽しみである。

 

届いた書籍のご紹介

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航空情報5月号

今月の特集は「ビジネスジェット大解剖」だが、東日本大震災時に活躍した「海自ヘリなどの記録」「防災ヘリの検証」は裏方の活躍?を知る上での貴重な記録だろう。お目通しあれ。