軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

習氏の「信頼でき、愛される共産党を!」発言

6月4日、国営新華社通信によると、習近平氏は「新しい情勢の下で国際社会に向けて発信力の取り組みを強化し改善する重要性と必要性を強調し、『中国の特色ある』戦略的な国際発信システムを構築するよう要求した」という。

その中で「中国(共産党)のストーリーを正しく語り、中国(共産党)の声をしっかりと発信し、真実の、立体的かつ全面的な中国(共産党)を示す」「我が国の改革・発展・安定のために有利な外部世論の雰囲気を醸す」「信頼でき、愛され、尊敬される中国(共産党)のイメージ作りに取り組む」などと述べたそうだが、国際的に高まる批判に危機感を感じた発言だと言われている。

6月4日は、1989年の天安門における‟虐殺記念日”だったが、香港はじめ各地で追悼行事が絶えなかったし、その度に鄧小平が隠蔽してきた“虐殺”の真相も明らかになりつつある。当時全く報じなかった日本のメディアも反省したらどうだ?

その上、コロナ“事件”に関する真相も、徐々に明らかになってきた。被害甚大だった各国が賠償請求する動きも起きている。

その一方で広州では再びロックダウン発令中とか。日本では『WILL』が「中国は人類の敵!」と言う特集記事を出した。習近平氏は内外共に強まる逆風に相当焦っているように見える。

 

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インターネットから

コロナ“事件?”が起きた時、私は「生物兵器」だと断言し、故意か過失かは不明だが、人民解放軍が背後にいるとブログに書いてきた。つまり、意図的だったか否かは別にして、これは「生物兵器の実験」であり、ターゲットは「米国だ」とにらんできた。

時のトランプ大統領は敏感に感じ取っていたから、中共を非難したが、中共に助けられて?大統領に当選したバイデン氏は、態度不明であった。しかし英国や米国、カナダなどに亡命した当時のシナの研究者たちの論文が徐々に公になると、真相がはっきりしてきたので、トランプの政策を変更できなくなったようだ。

どうも“モタモタ”していた背景には、民主党政権下で、極秘に実施されていた米中共同開発計画に、米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長が深く関与していたからであり、オバマ政権は莫大な資金を提供していたかららしい。

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如何にも金に目がない気の弱そうな顔つきだ・インターネットから

 

つまり、米国はサーズ防御研究を武漢研究所に“委託?”していたようで、今回のウイルスは自然発生ではなく人工的なものだ、とするある専門家の情報をファウチ所長が隠蔽し、蝙蝠による自然発生的なものと言い換えたのは、日本円で1・8億円に上る委託研究費が認められなくなることを恐れたからだという。

ファウチ所長は、徹底的にトランプ大統領に抵抗していたという説にも納得がいく。

その他米国防総省も資金を提供していたというから、米国の国家戦略はどうなっているのだろうか?と疑問がわく。

 

そうみてくると、昨2020年2月7日の私のブログ、「新型肺炎を告発した医師の死亡から見える中共の闇」にも書いたが、武漢のシナ人医師の告発でそれは明白だったのだ。

次いで、2月13日には「中国で始まった“悪夢”」、25日には「コロナウイルスの“正体”は?」、そして3月5日には「“人権”残って国滅ぶ」と題して「澎湃新聞」によると、「SARS-COV-2」の起源及び持続進化に関して」とのタイトルをつけられた同論文は、北京大学生命科学院生物情報センター研究員の陸剣四と中国科学院の上海パスツール研究所研究員の崔傑氏が共同執筆したもの」だと書いた。ところが3月15日に突如中共政府が「米軍の陰謀説」を口走った中共政府が人民に対して「米軍がウイルスを持ち込んだ」と米軍に責任転嫁をしているのである。

「中国領の武漢で発生したことはゆるぎない事実なのだからいかにも苦しい言い逃れである」と私は書いたが、この時点で中共政府は“苦し紛れ”に「米国からの資金提供がある」という“機密情報”を吐露したことが裏づけられた。

 

資金を提供していた米国政府も、まさかこのような事態(生物戦争)が起きるとは想定していなかったに違いない。そのころわが政府は、ウイルス発生国の張本人を「国賓」でお呼びしよう!などと寝ぼけたことを言っていて、初動が大幅に遅れたのだが、もともと有事に備えるという危機感が欠如した“平和国家”なのだから救いようはなかった。

今でもコロナ絶滅が先か、それとも運動会か?と優先順位をつけかねている有様。

 

さかのぼれば、2019年11月に同じ武漢市の競技場で、世界軍人大会という“奇妙な運動会”が行われ、米国はじめ各国から軍人が参加したが、その時米軍人の中に“奇妙な風邪”が流行って体調を崩したものがいたという情報があったのだが、そこは軍人!通常の風邪薬で回復し競技を続行したという。実はこの時、「テスト」として米軍に散布したのではないか?と思う。だから米国はワクチン開発にいち早く取り組んだのだろう。効果があるかどうかよりも、優先させたのは他国に先駆けて利益を得る、ということだったろう。

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その昔、日中安保対話で10年間シナの研究者や軍人たちと侃々諤々意見交換した事があったが、その時鄧小平が「核戦力では米国に太刀打ちできないから、生物兵器を開発せよ」と秘密会議で命令したと聞いたことがある。その時は冗談だと思っていたが、鄧小平は「ヴェトナムに制裁を加える!」として、侵略したことがあったが、この時終戦直後で疲弊していたヴェトナム軍が米国製兵器で立ち向かってきて手痛い敗北を喫したことがあったからそれは実感だったろう。

然しその教訓から「貧乏人の核兵器」と言われるCBW兵器開発を始めていたのだとしたら、“さすがに広大な陸地を持つ大陸国の発想だ”と感心する。

それ以降、世界各国に留学生(もちろん医師や人民解放軍幹部)を大量に派遣し、生物学の基本から勉学させたという。自衛官の入学を忌避するわが国は、対象国であるシナの軍人たちを留学生として唯々諾々と受け入れたことは言うまでもない。事実、中国人民解放軍の佐官(現役)女性は「広島大学に4年間いました」と平然と私に言い放った。その他、早稲田大学で日本文学博士号をとった、と得意げに話す女性研究者?もいた。どこか日本政府の判断は狂っているとしか言いようがない。国民の税金で外国軍人を養成しているのだから。まだ、「四方の海皆同胞」だと思っているのじゃないか??

 

いま米国はシナの手先に引き釣り回されて息も絶え絶え?の様に見えるが、いつ健全な昔の強大な米国に立ち戻るのだろうか?と心配になる。

 

それに比べてとっぷりと‟姑娘”に引き込まれ、鼻の下を長くして得意げな”親中派”と称する各界の男どもの見苦しさと言ったらないだろう。一人自衛隊だけが頑張ってみても、腹背に敵を抱えているようでは、実力も発揮できまい。せいぜい「先行接種」を言い訳に”人体実験”されるのが関の山なのかもしれない。

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届いた書籍のご紹介

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「宇宙を味方につける心の神秘と量子のちから:保江邦夫・はせくらみゆき共著:明窓出版¥2000+税」

友人である保江教授の新著である。量子力学と人間という“生き物”が持つ精神性をわかりやすく解説する。

防大時代西洋哲学で習った「われ思う、故にわれあり」というデカルトの言葉は本質を見抜いていた、という。そのころはさっぱりわからなかったが…

”巣ごもり強制”の今の時期、関心のある方にはぜひご一読願いたいと思う。ストレス解消は疑いない!