軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

己の無能を国民の血で贖うな!

熱海伊豆山で起きた土石流の映像に思わず絶句した。3・11東日本大震災時の大津波の映像に重なって見えたからである。

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TVから

 

まだ多くの犠牲者が救出されていない状況なので、救出活動を継続してほしいと思うが、それにしても、いつものことながら消防士、警察官、自衛官ら”現場の人たち”の活動には頭が下がる。しかも、不思議なことに災害は、土曜・日曜などの休日周辺で起きるから、救出活動をする隊員たちの“個人的”制約にはかり知れないものがあろう。家族や身内も”犠牲”になっているのだ。

しかし彼らは「個人的犠牲」を顧みずにいつも出動する。

 たまたまこの事故と一緒?だった都議会議員選報道のいつもながらの狂態には呆れるが、有権者の半分以下しか投票に行かない状態だから、既に選挙制度は破綻していると言えよう。どこが「多数決」なものか!

しかし、投票数は少くとも「有権者の目にはなかなか鋭いものがある」と感じる。結果が絶妙にバランスが取れているからだ。左翼政権に懲りているから左翼には投票しないが、さはさりながら腐りきった保守政党?には愛想が尽きた。その処のさじ加減がなんとも絶妙なのだ。まだまだ日本人も捨てたものじゃない!と思わされる。

わが町でも、腐りきって傲慢だったローカルボスは見事に落選した。

この結果を政府首脳はどう見ているかだが、次回衆院選を控えて怯えているのか、それとも感じていないのか、政治を牛耳っている「時代遅れの老人達」に、国民は飽き飽きしていることに気が付いていない様に見える。

わが町でも、ローカルボスに不当に「除名処分」された“市民の利益”を第一に考えて行動してきた女性市議会議員は、次回選挙で大勝するのじゃないか?と“腐臭漂う”保守政党の黄昏を見た気がする。

ところで伊豆山の土石流事故に戻るが、この一報を聞いた私は、源頼朝北条政子と縁がある「伊豆山神社」と、そこから2キロほど離れた場所の鳴沢地区にある「興亜観音」の事が気にかかった。殆どの日本人は忘れているが、シナ事変当時に中支派遣軍司令官であった松井石根大将が、昭和15年2月に同じアジア民族が戦った悲劇を悲しみ、東亜の平和を祈願して建立し、“激戦地の双方の将兵の血で染まった土”でつくられている観音像が祀られていて、ここには戦後連合国から“A級戦犯”として処刑された東條首相初め、松井大将を含む7人と、各地で“戦犯”として処刑された1069柱の勇士たちがひっそりと弔われている。

私は平成3年12月23日(処刑日)に家内と共に参拝したことがある。

昔の軍人(日本人)は、真剣に平和を祈った事をひしひしと感じたものだ。今の政治家らは口先ばかりの“平和”で自分の利益しか考えていないが・・・(詳しくは拙著「ジェットパイロットが体験した超科学現象」(青林堂)に記述してある)

そこで地図で事故現場との位置関係を確認したのだが、共に離れていて無事だったものの、インターネット上ではTVなどよりも早く災害の原因が追究されていて、ネット社会の情報網のものすごさにも感心した。

おそらくこれらの記事には既存メディアのフェイクとは異なった観点からの「真実」が伝えられているのだろうと感じる。

それによると、今回の地滑り誘因となったと思われる個所には「どこかの企業」が山肌を削り取り、メガソーラーを設置しているというのだが、地元の人によると産廃業者が地元民の反対を押し切って山を削り土もりして、廃棄物を多量に廃棄している場所があるというから恐ろしい

当然県知事らは承知のはずだし(知らなければおかしいが)、反政府系?の知事だから、何かいわくがあるのかもしれないが、「開発」を許可した林野庁には資料があるはずだ。少なくとも国土交通省にはあるはずだから、今後は「週刊文春」に大いに期待したい…

しかし大臣が宗教がらみの政党出身だから、真相は闇に葬られそうだから気がかりである。

政府は“国際運動会”は、なにがなんでも実施するようだが、コロナ対処と言いどこか軸線が狂っている。疑惑まみれのワクチン接種騒動もいかがわしいが、なにからなにまで、この国の指導者の発想は狂っているとしか思えない。

24年前に退官しておいて本当に良かった!と老兵は感じている。それはあの当時でさえ、最高指揮官はシナのハニートラップに引っかかった“お方”であり、判断力はかなり狂っていたからだ。当時でさえもそうだったのだが、今現役だったら媚中派が差配する政治「コントロール」下ではやっちゃおれそうにないからだ。

今わが国民を元気づけているのは27歳の若武者「SHOHEI OHTANI」が“外地”で大活躍している事と、18歳の「藤井9段」の存在だけだと言っても過言ではあるまい。

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インターネットから

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インターネットから

 

一老兵の身を顧みず“後ろ暗い”政治屋たちに対して言わせてもらうとすれば「己の無能を国民の血で贖うことなかれ!」と言うに尽きる。

それとも「バ〇な大将敵より怖い!」の方が若者たちには判りやすいか?

隠居老人の月初めの感想である。