軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

9・11テロ20年と‟稚拙な”総裁選挙。どちらにも人がいない!

20年前の今日、アメリ同時多発テロ攻撃事件で約3000人が死亡し、25,000人以上が負傷、長期にわたる健康被害に加えて、少なくとも100億ドルのインフラが破壊された。

イスラーム過激派テロリスト集団アルカイダによって行われたこの攻撃事件は、世界を震撼させ、アメリカ政府は首謀者を捉えて裁判にかけるべく、アフガンに進攻した。

あれから20年、バイデン大統領はアフガンから米軍を引き上げる際、「アフガン軍が戦わないのに米軍が戦うことはできない」とその理由を述べたが、撤退時期を誤ったことは否めない。米国の歴史に汚点を残す大統領になってしまった。この時、日本人も30人以上が犠牲になっているのだが、すでに忘れ去られているように見える。

他方、軍事力を放棄したその日本では、国家安全保障上、欠かせないのは武力であることを知りながらも、依然としてわが政府は「平和憲法」にしがみついている。

そして今や「総裁選挙」に現を抜かしているが、コロナ禍で散々もてあそばれた国民のほとんどは、白け切ってそのさまを横目に見ている。

口だけ男らに期待はできないが、今日の産経は「敵基地電磁波や衛星で無力化」と高市議員が発言したと報じている。

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頼りない“男ども”には任せておけない!というのだろう。本当に戦後の男は“玉抜き”になり下がった。

産経抄もこう書いている。

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産経抄氏は「友愛だとかウソをつかない政治だとか、きれいごとを臆面もなく語る政治家は信用しない」と断言したが、国民も同感だろう。

北朝鮮にらちされた者を救う、救うとは口先ばかりで、米国大統領など他国の首脳を頼りにして自ら解決しようとはしなかった例が、その事をよく示している。

小泉始めこれに関わった歴代総理は万死に値する。

拉致事件解決は他国にまかせっきりだったじゃないか!そのくせ「ブルーバッジ」をいとも努力しているかのようにつけていて、その実“同情票を集めよう”としているだけである。こんな“やわな国”に誰がしてしまったのか?

今日の週刊誌ウォッチングで花田氏が、縷々解説しているが、それによると大いに問題があるのは自民党だけじゃない。

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読売、新潮、文春などが皇室の”スキャンダル”を取り上げているが、それには「暴走婚」で「皇室」崩壊という見出しがついているらしい。

恐れ多くも、大半の国民は口にこそ出さないが、同感していることだろう。

線香花火のように、一時的に燃え上がることはあろうが、冷めた後はひどく孤独になる予感がするが、ご両親様の“理解ある態度”が吉と出るか凶と出るか…

 

それにしても今年は世界中で大混乱が起きると思われる。新型コロナ対策が最優先!だとして総裁候補を蹴った菅総理には後に起きる数かすの不穏な動きをどこまで察知していたのかしらん?と気がかりである。

それにしても”先代総理”と”現総理”は、無責任に政権を放り出す点では似ていたのかも?

 

 

届いた書籍のご紹介

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軍事研究誌10月号

「市谷レーダーサイト」欄に北郷源太郎氏が「この国は何度敗戦すればいいのか」という一文を書いている。総裁選候補所とその取り巻き連中には、ぜひとも読んでもらいたいものだが、そんな暇はないだろう。若手にも恐らくいるまい。GHQの毒が完全に回っているのだから、ちっとやそっとのことじゃ気が付くまい。

やはり、○○しかないのだろうなあ~

 

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WILL10月号別冊

誰もが表紙の見出しそのままだと感じているのだが、親中派議員や親中派外交官には馬の耳に念仏だろう。これでも気炎を吐いているのは女性陣が目立つ!

いくら”絶叫”しても変わらないのだから、筆者は虚しいだろう…