軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

新しい来年に期待しよう!

いよいよ令和3年も秒読み段階に入った。今年は「コロナ禍」が収まらず、新たに「オミクロン」という災いが加わった。幸い我が国は比較的穏やかだが、欧米はひどいという。2年にもわたった「コロナ禍」は先進医学を持っているはずのわが医学界でも”お手上げ?”だった様で未だに病院関係者は振り回されている。適切な“治療”よりも、ベッド数が足りない!事の方が問題らしく、連日メディアも「医療破綻間近!」と喧しい。

さて3年目に入る「コロナ禍」はどう進展?するのか、注目しておこう。本家?のシナ大陸でも封鎖都市が増えていて、中共政府もやきもきしているらしいが、それは「五輪が開けなくなり国威発揚に結び付かないから」じゃないか?

 

今日の新聞に気にしていたことが出た。「コロナ対策想定外の産物」「子供の『免疫負債』波紋」とある。リードはこうだ。

【2年にわたる新型コロナ対策が例年流行する他の感染症を広く抑制してきた半面で、乳幼児期に有益な免疫を獲得できない‟免疫負債”を抱えた子供の増加につながったとの懸念が強まっている。コロナの感染状況が落ち着いた今、冬は夏風邪の「手足口病」と「ヘルパンギーナ」の患者報告が季節外れの拡大を見せた。昨年激減した「RSウイルス」も大流行が起きており、免疫負債の波紋が広がりつつある

 

ウィルス操作を誤れば「適切な年齢(時期)に免疫を獲得できなかった事による体への負担も危惧される」というのだが、政府やメディアは「ワクチン、ワクチン」とまるで“伝家の宝刀”のように打ち続けていることが子供達の将来にどんな影響を及ぼすのか、TVに登場して患者数だけを気にしているコメンテーターたちはどう感じているのだろうか?

ところで今日の産経一面トップはこれだ。

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政府は来年夏までに「国家安全保障戦略」を含め、これらの戦力3文書を改訂する方針…だそうだが、これほど情勢が大きく変化してきているのに、どこかピントが合わない気がする。

 

それよりも、大阪ビル放火犯人が遂に死去したことの方がニュース価値がある。「他人を道連れに『拡大自殺』したらしい」と記事にはあるが、「社会に恨み、医師も攻撃対象」だったとあるから、根っからの悪人で、彼の様な“人間?”を“悪魔”と呼ぶのだろう。彼にも「高度な治療」を受ける資格があったとは思えない。事件直後、犯人だと特定された時点で、病院の片隅に放置し、死ぬのを待てばよかったのだ。それが日ごろから国家防衛を”放置”してきた“放置国家”として”適当な”処置というものだろう?!

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今年(令和3年)夏、私は想像だにしなかった悲劇に襲われた。コロナ禍だったためにより一層悔いが残る結果を招いた。

 

今や孤独な、いち高齢老人の仲間入りしたが、防衛大入校後38年間、一貫して戦闘機乗りとして防空作戦しか頭になかったから、妻に先立たれたことは「想定外の出来事」であった。

それから4か月たち、無事に納骨も済ませ、近くの友人たちが差し出してくれるあたたかい手に感謝して過ごしている。

こんなに「献身的な“他人”」の存在を知ったことは今までにない感動だった。

「ことに臨んでは身の危険をも顧みない」半生だったが、ここにきてそれを受ける側に立った。

産経抄氏は、“他人”と言葉をつなぐ扉の一つ、と書いたが、潤いを得た瞬間であった。

あと数年、他人に面倒をかけない余生を過ごしたいものだと痛感した。

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私の82歳の誕生日に“先に逝った”家内の結婚指輪を右手にはめて思い出に浸りつつ、混乱するであろう令和4年を無事に乗り切ろうと思う。

読者の皆さんのご健勝をお祈りしたい。良いお年を!