軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

岸田総理に「靖国参拝」を勧める

7月8日に安倍元首相が殺害されて1か月たった。メディアは当初唖然としたようだったが、次第に「内容」が判明してくると、自民党はじめ国会議員とこの新興宗教団体との間には並々ならぬ関係があり、次々に利用された愚かな議員の名前が公表され、国民の間には「嫌気」がさしてきている。

国会議員と言えば当然身を捨てて、お国のために全力を尽くす立場であり、公人としての役目があるはずだが、自分可愛さ一心で、自分の票の確保のためには、なりふり構わず奇妙な集団にへりくだって?その組織のためのPRマンとして尽くすものらしい。これじゃまるで「乞食同然」だろう。人相も次第にそれに近づくから永田町周辺には物乞いが集まってきているらしい。

8月3日のブログ、「米台関係を案じるより、自国の安全確保を最優先せよ」の中で、私は「命をかけた安倍前総理の遺志に報いるためにも、この際徹底的に政治と“似非”宗教集団とのかかわり問題を解決しなければならない。自民党の運命もそれにかかっていることを知ってほしいと思うが・・・無理だろうな~」と書いた。

事件と宗教団体との間の関係が次々と明るみにでてくると、次第にメディアは「コロナ」から「統一教会」の方へ軸線を映し、とりわけ政府自民党との癒着ぶりの方に焦点をあて始めた。イデオロギーの戦いを意図し始めたのであろう。

 

安倍氏には気の毒だが、祖父の岸信介氏以来の関係だから、孫の彼はごく自然に付き合ったのだろう。彼にはその点で「人を見る目」に欠けていたところがあった。閣僚人事がその典型的な例である。

「お坊ちゃんだからな~」と友人は苦虫をかみつぶしていたが、一国の総理たるものが、その程度の鑑定眼であっては困るが、彼は「泣いて馬謖が切れない」のだ。・・・要は「蛮勇」が振るえないのだ。

 

そこで岸田総理は何を思ったか、内閣改造に着手したが、これまたこの事件から逃げるためでは?とか、安倍色を一掃するためだろうとか囁かれるから、お気の毒だ。

中でも非常に気になるのは、自民党が推し進めてきた憲法改正案が、統一教会系の右翼団体である国際勝共連合改憲案と酷似しており、そもそもカルト憲法を発議するつもりなのかという批判がすでに高まりを見せて】いることだろう。連日高まりつつある【自民党議員と旧統一教会の蜜月関係】については、地上波TVが異例ともいえる態勢で次々と事実を公表しはじめているから、党内にも不快に思っている“先生方”もいるに違いない。しかし、“先生方”が何と思おうとも、一般国民のなかには「新興宗教」の被害者も多くいるわけだから、当分は関心が収まるまい。蒔いた種は自分で刈り取る以外にはないからだ。

そんな中に、自民党が「憲法改正」と称して提出する「案」が、統一教会系の右翼団体国際勝共連合が主張してきた改憲案と重要な部分が非常に酷似している】ことが指摘されることになると、またまた「憲法改正」が遠くなる恐れが出てくる。少なくとも、それを下敷きにして書いたものであれば、自民党案は「カルト憲法」と言われて国民はそっぽを向くだろう。私がブログで「自民党の運命もそれにかかっている」と書いたのはそこにある。

どんな第2次岸田内閣になるのか知らないが、少なくとも「強靭な内閣」にはなりそうにない。そして「岸田総理が気にする支持率」は株価よりも下がるだろう。

しかしそれを打破する方策はある。8月15日の「靖国参拝である。多くの英霊とご遺族方に対して、今までの無策と無礼をお詫びし、改めて頭を下げることだ。

 

かって安倍晋三著「美しい日本」で国民に大いに期待を持たせた安倍元総理は、就任したとたんこれをボイコットした。そしてその後半月もたたずして「難病を発して」職を投げ出した。私はこれは「英霊の怒りだ」と感じているが、下野して初めて靖国参拝をしなかったことについて「痛切な反省」をしたと語った。しかし、奇跡的に回復して2度目の総理に就任したにもかかわらず、この時も真榊を届けさせるだけで英霊を侮辱した。英霊は「安倍晋三」に期待してはいないのだ。日本国内閣総理大臣としての総理を期待しているのだ。

靖国神社」に参拝することと、戦後建てられた「武道館」では英霊方にはその真意は伝わらないのである。そして「最長不倒距離?」は達成したものの、最後はまたもや体調不調で退陣したのであった。

岸田総理よ、いま中国とは敵対関係にある。昔からそうだったのだが、お人好しの安倍氏にはそれが分からなかっただけである。シナが怖い韓国もそうだ。相手におもねる必要は全くないのだ。

この際、堂々と英霊方と対面して、今までの非を謝罪し、改めてご加護を祈願してほしい。

そうすれば「支持率」はどんどん上がり、前任者の束縛からも解放されることだろう。

あと首相に必要なのは「勇気と決意、英霊に対する尊敬の念」だけだ。お参りするのは「広島」だけではないと知るべきだろう。

国民に寄り添うのもいいが、まず英霊方に寄り添って心の苦しみを聞きただしてほしいと思う。

靖国神社 に対する画像結果