軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

ハプニング続きの「法要」の旅

8月末から東北に、家内と次男の一周忌法要のため長男と出かけてきた。今日は「法要の旅」で起きた体験談である。

コロナ禍で行動ができなかった昨年は、11月末にようやく納骨することができたのだが、この時も式が終わって宿に一泊した時、前日は疲労困憊で温泉も浴びることなく、寝込んでしまったので、朝ぶろを浴びて部屋に戻ると、寝室のTVが付いていた。だれもつけていなかったから、実に不思議な現象だったが、前に泊まった客が、スイッチ操作を忘れていたのだろう?などと思ったのだが、放映されている内容を見て驚いた。

2017年にNHKで放映された「死を直前にして人生最後の旅に出る人と、その旅を支えるスタッフを取り上げたドイツのドキュメンタリー番組」だが、番組名は「ラストドライブ」と言った。

ターミナルケアを受ける患者が、最後に行きたいと希望する場所に、医療従事経験のあるスタッフとボランティアが人生最後の旅のプランを作り、「願いの車」に乗せて連れて行くという、ヨーロッパで始まったボランティアサポートの話だが、私たちも偶々東京から、家内の骨箱を後席に安置して、東北にドライブしてきて、ようやく納骨できたときだったから、おもわず番組に釘付けになった。

番組で「ラストドライブの乗客」となったのはホスピスに入所している「亡き主人と行った思い出の海をもう一度訪ねたい」という80代の女性だったが、家内の‟骨壺”ドライブにそっくりだと気が付いたのである。

帰京後にこの番組を調べてみたが、DVDは見つからなかった。しかし、インターネットに「死を目前にして、最後の願いを叶えてくれる「ラストドライブ」として紹介している記事を見つけた。そしてそこには

【当たり前のことですが、死の時期は選べないということ。

そして、亡くなる時に美しい思い出をたくさん持って死にたいということ。

願い事は、死の直前まで放ったらかしにせず、可能であれば元気なうちに叶えておきたいということです】と解説してあった。

私の場合、妻はすでに骨箱に入っていたから、ストーリーは変わってくるが、「ラスト・ドライブ」であることに変わりはない。

この時は「ホテルのTVを通じた妻からのメッセージだ」と感じたが、今回もまた家内からの“メッセージ”が届いたことを痛感した。

それは菩提寺に向かうために何時も通る国道399号線の阿武隈川にかかる大きな橋が、この春の地震で壊れて通行止めになっていたため、回り道してやっと菩提寺についたのだが、住職の案内で本堂に入ると、本堂内部も壁が落ちるなど地震の被害がすごい。

3・11の被害を修復したばかりなのに「また次が来るだろうから修復していない」との住職の解説を受けて着座すると、住職が読経を始める合図の鐘をたたいた。時計を見るとなんと「昨年夏、しかも私の82歳の誕生日に医者に家内の臨終」を告げられた同時刻だったから鳥肌が立った!。

 

一連の行事を終えて家内と楽しんだなつかしい秋保温泉まで足を延ばし、宿で夕食をとったのだが、息子と「お疲れさま!」とサカヅキを交わそうとした途端、今度は家内が昔から大好きだった映画「バグダッド・カフェ」の主題歌「コーリング・ユウ―」が流れ出した!。何という偶然か!と、二人で“固まった!”

I am calling you(can't you hear me)
I am calling you

あなたを呼んでる(しかし届かない)あなたを呼でいます。)

という内容の歌詞だ!

前回の「ラスト・ドライブ」と言い、今回の「コーリング・ユウー」と言い、不思議な“現象”は確かにある。ただ、受け取る側が受け取らない(或いは出来ない)だけなのだ!要するに「チャンネルが違うのだ」と確信した。まだまだ不思議な現象を感じた旅だったが、UFO現象にしても、見えない者には見えないのであり、チャンネルが合った者だけにはその意思が伝わるのだ!と確信した。

 

しかし、世の中には「見ざる、聞かざる、言わざる」の人が多いし、「見れども見えず、聞けども聞こえず」のまま大人??になった”有力者”が目につきすぎる。

人生を無駄に過ごしている“若者たち”も多すぎる! 早く「スターチャイルド」と入れ替わらないといけないな~と痛感する。

そのせいか知らないが、天候も不順だし、地震も頻発しているようだ。

ふと、「あの世」から見た「現世」はどんなものだろうか?と家内に尋ねたい気がした。