軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

「この人たち、大学で一体何を勉強したのでしょうね~」

「ハプニングの旅」以降、多く寄せられてた読者からのコメントにお答えしておこうと思う。

まず、18日のブログについて、多くのコメントが寄せられた。やはり、生身の人間だから、関心があるのだな~というのが第一印象だが、真面目で真剣な読者が多いのには嬉しくなった。

くまモン様は、私とは違った体験が多い方らしく、大いに勉強させられてきたが、「生命誕生と生命消滅のシステムには、素粒子または電磁波の存在が不可欠」という説には賛同する。友人の「素粒子学者の保江先生」もその説を唱えておられるし、続々と新著を出しておられる。「UFO」関連の友人もその説を唱えているし、私もそうだろうと納得している。つまり「生命とは何か」の話である。その意味でくまモン様の説は納得できる。

川田様の「肉体は滅びても、魂は依然として残っているのだ」と考えることは、日本古来の神道や伝来した仏教が永らく唱えてきたものであり、ほとんどの日本人の心の隅には残っているものであろう。

カントに限らず、洋の東西を問わず先人たちは多くの疑問をもってその解明に取り組んできたのであり、デカルトも「われ思う、故に我あり」と“会得”した。勿論小説家もそうだと思う。人間とは「そうした生き物」である証拠だと言える。

くまモン様は、お忙しそうで一時コメント欄から撤退されるそうだが、お暇ができたらぜひとも戻っていただきたいと思う。

その他非公開を希望される方もいて、東大名誉教授の矢作直樹先生の著書を紹介いただいたが、先生とは以前、講演会で同席したことがある、その後度々話を伺っているし、保江先生との仲間でもある。この方の「体験談」には、納得がいくものが多かった。

要は、生身の人間、常に彼岸のことが気になっているという証しであり、まだまだコメントは続きそうだが期待している。単なる「軍事評論」よりも意義深い。

 

 ところでこのような「人間らしい」感性をどんどん失っていっている今の日本人の“大人たち”には落胆を禁じ得ないが、いい年をして学生時代に何を勉強したのだろうか?と不思議に思う。ダーティな行いで世間を騒がせている「指導者?」の大半が、60~70代の男が多いということは、何か40年前の我が国の社会情勢、教育界の乱れと関係があるのかもしれない。それもほとんど「大企業」の「大幹部」なのだから、後に続く若者たちにいい影響を与えることはない。

“国際的詐欺集団”の某協会のような、似非宗教がわが国に浸透してきているのも大問題である。明らかな「武器」を持った侵攻よりも、この手の「侵攻(信仰?)」の方がよほど始末に悪かろう。しかも何の力もない文科省が担当だというから…

世間を騒がせている統一教会の中心人物らの人相には、血も通っていない、”馬がとろろを食った”様な人相が見え隠れしていて、どこかプーチンに似ているところがある。人を騙して家族を養って食っているとそうなるのかもしれない。

その陰に隠れて世間を騒がせているのは、「金にまつわる」悪徳“大人たち”の暗躍だろう。インターネット上には「五輪汚職の検挙ラッシュ『パクリンピック』本番はこれから。中止シナリオは絶対になかったことが今さら露呈」とジャーナリストの今市太郎氏が、書いている。

ついに新聞も「五輪汚職と大きく書き始めた。「資金受け皿代表は“理事後輩」「2ルート関与取引に利用か」とか、黒帯で書かれた記事の横には、給付金詐欺で「俺は国税職員。大丈夫」だと「立場を悪用し仲間勧誘」とある。

「悪い奴ほどよく眠る」という映画が昔あったが、今じゃ「悪い奴ほど出世する」というべきか?

誇るべき侍の国、日本はどこまで凋落するのだろう?

 

 依然ここに書いたが、私が松島基地司令だった平成6年ごろ、大蔵省のエリート官僚が、こぞって「ノーパンしゃぶしゃぶ」に入り浸ったことが問題になったことがあった。偶々町の散髪屋にいた時、これがTVで報道されたことがあったが、おかみさんが【「司令さん、この人たち4年制の大学を出たのに、何を勉強したのでしょうね?」と肩越しに語りかけた。「私は勉強が好きだったが家庭が貧乏だったので高校に進めず、母が「手に仕事をつけなさい」と理容師学校に入れてくれた。しばらくは高校に進んだ友達から教科書を借りて毎日勉強したものだ。この人たちは、お金の心配もなく、いい学校に入ったのに、何を勉強したのでしょうね~】と慨嘆していたことが忘れられない。

「おかみさん、こんな例を‟高学歴無教養”というのですよ」と答えるのが精いっぱいだったことを思い出す。考えてみれば、あれから30年。あのころの“ヒラメ”官僚たちが年功序列で出世して、ここ数年役所や企業のトップになり、世間を動かしていたのじゃないか?と思う以外ない。

いい学校に入っても、問題は本人次第だ! ワルはいつまでたっても“悪”なのだ。

 

 今日は秋の彼岸。平川祐弘東大名誉教授が「お彼岸に『美しい死』を考える」という一文を書いていた。体験した「ラスト・ドライブ」を思い出す。一部前に戻る部分もあるが、ここでご紹介しておこうと思う。