26日の大紀元日本が、「習近平氏は昨年10月の党大会で、2期目の党総書記と軍事委員会主席の再任が決まった。3月5日に開催する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、2期目の国家主席を正式に承認される。
中国政府系メディアによると、党中央委員会は、国家主席の任期のほか、習近平氏の政治理念を反映する、いわゆる『習近平思想』を憲法に盛り込むよう提案した。同提案は3月の全人代に提出され、審議されるとの見通しだ。・・・」と報じたが、五輪の余韻に浸っているわがメディアは、これを軽視した。
このことは「軍事大国を目指し、世界の覇権を目指す国の指導者、習近平氏は今後少なくとも2022年以降も最高権力の座にとどまる」こと、つまり、「四方の海皆同胞…」であることを願っているわが国は、今後ともシナの脅威にさらされることを意味している。
2010年10月に、オーストラリアに亡命した袁紅冰氏の講演を聞き、著作を読んだ私はこのニュースを見て「やはりそうだったか…」と感じた。
袁紅冰氏は、文革(1966・5〜1976・5)の困難な時代を経験している者は、ゆがんだ“人格”が支配していて、
1、権力以外は信じない!
2、権力のためにはなんでもする!
3、理性的判断が出来る教育を受けていない!
「地獄」から「天国」へ成り上がった者たち!だから、習近平氏は絶対に権力を放棄しない、と明言していた。
あの絶対権力を誇ったトウ小平は墓を作らせなかったし、江沢民でさえ憲法に従って胡錦濤に権力を移譲し、胡錦濤もまたその通りにした。
これで曲がりなりにも、“民主的”政権交代が形成されてきていたのだが、ついに今回、習近平はそれを“改正”して絶対権力者の地位にしがみつこうというのである。
さすがに「文革の被害者」だけのことはある…
袁紅冰氏は、「物質的に史上空前の強大さを誇りながら、精神意思領域では衰弱の極みにあるというこの強烈なコントラストこそが中国共産党の暴政の基本的な時代特徴である。
物質はあくまでも表象にすぎず、意志こそが本質である。本質において衰弱が極まったことが、中国共産党の暴政の最終的運命を決定する」と、唯物史観に盲従する中国共産党を批判して、亡命した。
今それが現実のものになりつつあるのだが、世界、とりわけわが国の指導者たちは全く気が付いていないようだ。
ハッと気が付いた時には、シナの海洋戦略は現実化し、真珠の首飾りとして有名?になっていたインド洋包囲網が完成しているだろう…。
殆ど国際的価値がなかった通貨の「元」が、上海五輪直後から急伸して、シナは世界の“経済大国”にのし上がった。
それはまるで、リーマンブラザーズが築き上げた「虚構の金力」でもあるかのように世界を支配した。
しかしその元を為す実体は、ほとんどが粉飾決算同様であって、今頃その裏がほころび始めたと報じられている。
しかし、シナにはすでに≪軍事力≫という実体が目に見える形で構築されている。
「仮想通貨」がその代表的なもののように見えるが、人間は汗を流す労働よりも、寝転んでそろばんをいじる虚構が好みのようで、「実業家」という語は既に死語になった感があり、今や『虚業家』が大手を振ってセレブ気取りで闊歩している。
2007年だったか、来日したシナの経済研究所一行と討議した時、温家宝首相が「保八」と言明したことについて、「GDP8%を切ると、新卒学生の就職問題が生じ、北京でデモが激化するので、首相はそう言明したのだろう?」と質問した時の副所長の慌てブリが印象的に残っている。
「どうせ地方幹部らは、帳尻合わせで済ませるだろうに…」とつぶやくと、若手女性研究者らがニヤリとしたものだ。
今頃「各種統計が出鱈目だった」という報道が流れる有様だが、軍艦や戦闘機は実在しているし、空母までも作りつつある。
人民は、札束を握りしめて我が国に“爆買い”に殺到し、生活必需品を抱えて帰国する有様だった。
それを目当てに店を大改造するデパートも出たのだから、経済活動とはなんと不思議なものだろうか?
我が国はそんな隣国と、いやでも付き合わされるのだから、本気で対策を立てる時ではないのか?
しかし国民のほとんどが「国会審議」などそっちのけで「五輪のメダル勘定」にうつつを抜かしているから、なんとなく次の結果が気にかかる。
国際体育祭は来月で終了する。その後はいよいよ軍事の出番だろう。それでシナの偵察機が鬱陵島まで進出したようだが、それでシナの本気度の一部がうかがえる。
北京で何かが起きている気がするが…。
明日から≪春一番≫が吹き荒れるという。弾が飛び交うことにならなければいいのだが…
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今月は貴重な資料の宝庫である。豊田副武連合艦隊司令長官の生のインタビュー記事はとりわけ貴重だ。
特別付録の大型ポスター「零戦と富士」も永久保存版だ。
戦史の名門の本書は、今月号が創刊70周年記念に当たるという。豪華読者プレゼントも用意されている。
本雑誌「Hanada]と「WiLL」は、執筆者も内容もほとんど変わらないが、今月号はともに『朝日新聞』を標的にしているから面白い。
それにしても、シナの経済同様、この新聞社は生き延びる術に長けていると思う。
どんなに記事を嘘で固めても、それが間違いだと証明されても、徹底抗戦するのだから“賞賛”に値する!
売れる?という事の方が不思議なのだが…。
おそらく並みの日本人では、太刀打ちできない感覚をお持ちの方々がお集まりなのだろう。
両誌とも話題満載、ご一読あれ!
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