軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

北陸新幹線延伸と教皇の白旗発言

天気も良く、気温も上がったので、いよいよ春到来!の季節になった。震災の復興に励んでいる北陸は、気が滅入る毎日だろうが、徐々に復興の兆しが感じられることは嬉しいことである。 それに加えて明日から「北陸新幹線が、金沢から敦賀へ延長されて開通する…

邦画2作がアカデミー賞を受賞

今朝の新聞に「邦画2作がアカデミー賞」を受賞したと出ていた。偶々、十日の新聞一面で「ゴジラ―1・0・・・戦え日本」という谷本真由美女史の記事が出ていたが、映画を見ていないからよくわからなかったが、彼女が「この映画は創意工夫」が凝らされていて…

13年目の3・11を迎えて

今日は、例の「3・11」から13年経った当日に当たる。今年は「1・1」能登半島大地震に打ち消されて、記憶から遠のいていたが、13年前の私のブログを読み返して、当時を振り返ってみたい。 当時は、自堕落だった自民党政府が、野党の「民主党」に政権を奪われ…

閑話休題

各週半日のリハビリ訓練中だが、やはり「強制されないと」人は動かないことが体験できた。指導員の適切な指導で、身体を動かすことは重要である。体重も4キロほど回復したし、暖かくなったら近距離のウォーキングを再開しようと思っている。 今日は気温も穏…

ロシア侵攻から2年…

ロシアによるウクライナ侵攻からはや2年が過ぎた。 今朝の産経新聞は、ウクライナ軍の戦死者は3・1万人であるが、大統領は停戦交渉は否定しているという。戦力が低下したウクライナ軍としては、今さら「停戦」することは、ロシアに完全屈服することであり、…

自民党は崩壊する?

ロシアで、プーチン氏の対抗馬とされてきたナワリヌイ氏が「死亡」した。彼は「政権側(プーチン氏)の不正・腐敗への執拗な告発を毛嫌いし、プーチン氏がその名を公の場で絶対に口にしなかった」男であり、「彼の死亡」を受けて露各地どころか、世界各地で追…

英霊方の”怒り”

今朝の産経新聞にこんな記事が出た。リードにはこうある。 【先の大戦中の昭和19年に戦没した日本海軍の軽巡洋艦「那珂」の慰霊祭が17日、茨城県大洗町の大洗磯前(いそさき)神社で執り行われる。沈没から80年となる今年は、数年ぶりに乗組員の遺族も…

忘れていた座右の銘「自明の理を疑うこと」

【「戦前の日本人はなんと(国家安全保障の)意識が高かった」のかと驚く。「武力戦」と「秘密戦」があり、戦争の入り口は『情報戦』から始まる】 この書き出しは「宮崎正弘の国際通信解題」から引用したものだが、かって昔のTV番組で同席した神谷宗幣氏(…

なんとも”無駄な人生”

昭和50年に日本中を恐怖に陥れた「連続企業爆破事件」の犯人の一人である桐島聡が、末期がんで「最後は本名で迎えたかった」と言い残して一人「寂しく」死んでいったという。 50年も逃亡生活を続けていたのだから、警察関係者はもとより、友人知人?それに家…

靖国神社は、日本人の魂。

確かブログに取り上げるのは二度目になると思うが、自衛官の靖国参拝問題で、今朝の産経はこう書いた。 冤罪事件だった「雫石事故」直後の、反自衛隊意識が高いころの昭和49年に出された通達に従って、防衛省は陸幕副長以下を処罰したそうだが、時代遅れも甚…

政界、芸能界のモラル低下問題と地震災害

TVを見ていて感じるのは日本の将来を案じる番組が見当たらないことだ。 評論家の大家壮一氏はTVの出現を、昔「一億総白痴化」と予言しが、白痴化は「完了」したように感じる。 その証拠に最近の報道内容を見ていると、あきれてものが言えなくなることが多…

期待できない”政界の浄化”

能登半島地震は、国民の最大の課題で、皆が関心をもって見つめているが、TVの関心は、自民党の裏金問題にあるようだ。 勿論それは国民の期待を裏切る行為だから糾弾すべきものだが、毎回同じ画面を流されて、同じ調子で「糾弾?」されると、いい加減にして…

始まっている「国の崩壊」

陸自幹部が、靖国神社に参拝した事に対して、アサヒはじめ「件の」新聞社がクレームをつけたことを買いたが、今朝の産経新聞だけは社説で、次のように書いた。 当たり前のしきたりに、クレームをつける会社の心情が理解できないが、黙ってそれに従う官庁(こ…

近づく?国の末路!

何気なく見ていたテレ朝が、陸自幹部らが「靖国参拝」と大げさに報じたから我耳を疑った。 朝日新聞デジタルによると、社説で「陸自靖国参拝 旧軍との「断絶」どこへ」と非難していて、いつものことだが、琉球新報社は、反自衛隊の立場を強調して 「現在の自…

厳しい年明け

昨年末に友人たちから「よいお年をお迎えください」と挨拶されるたびに、私は「よいお年ではないので、おめでとうとは申し上げません」と答えるので笑われていた。 きっと「へそ曲がりの病み上がり者だ!」と思われていたことだろうが、事実だから仕方ない。…

来年がいい年になることを祈って

今年は、なんともはや「米つきバッタ」が異常繁殖した年になった。 今忙しいのは、何といっても自民党の「安倍派」と「特捜」だろう。そう見ていたら、なんと民間会社もそうらしい。これがその証拠だ。(産経新聞12月21日) 自動車製造会社は、排気ガス規制問…

息苦しい「年末」だ。

『パー券問題』が、大谷選手のドジャース入りで影が薄れたか?と思ったものの、月曜になると、検察?とアサヒが組んだらしいとの報道もあり、大問題になっている様だ。 おそらく大臣の首を取らねば、メディアは振り上げた手が収まらないところまできてしまっ…

「パー券…」騒動、これで国が守れるのか?

連日国会の「パー券」騒動でTVのワイドショウは賑やかだが、登場する議員らの人相を見ているだけで、なんとも物悲しくなる。 しかも、判を押したように「捜査が入っているから回答を差し控える」などと、とにかく逃げの一手でごまかそうとするように見える…

「真珠湾攻撃」は忘れ去られた!

連日、『パー券』問題でにぎやかだが、一犬虚空に吠えれば、番犬これに従う、の感が極めて強い気がする。 第一、この問題は何も今始まったことではないのじゃないか? どこの党でも、いつも「平然と」やり続けていたものだろう。 死亡した「安倍」氏の集まり…

台湾軍の組成

「宮崎正弘の国際情勢解題」12月4日号に、【台湾軍はなぜ利敵の風土があるのか】と題する記事が出た。 その昔、「大陸」「台湾」などと「安保対話」を定例的に行っていた岡崎研究所の一員であった私は、当時を懐かしく思い返すとともに、おそらく日本人の…

「日本文化を排斥する政党」は自滅する

心不全の治療のため、体重が10キロも減った。 当然のことながら筋肉が退化したせいで、歩行が不自由になり、今、リハビリ教室に通って回復を図っているところだが、そこに新たに歯の治療が加わった。 「老化現象とはこれを言うのか?」と、まだこの世から去…

「第三者委員会」でも作る気か?

日本国内では、次々と問題が起きるようで安定した政治状況は「全く」望めないようだ。 今朝の産経抄氏はこう書いた。 永田町には、「有権者の常識では計測しがたい『異質な時間』が流れている」とまで書いた。 例の神田憲次財務副大臣、女性問題で辞任した山…

西洋の「殺しや集団」と日本の「愛国者」の差異

前回、葛城女史の論文から「特攻隊」について紹介したが、産経に「特攻隊」が出ていたので、これもご紹介したい。 紙面が狭いので、読むのは困難だろうが、これが当時の「軍国主義国・日本」の、家族の絆を物語る事実である。 ロシアのような、戦争目的のプ…

”シビル・アンコントロール”

今朝の「宮崎正弘の国際情勢解題」に「栄誉でつなげ菊と刀」「自衛隊は奇妙な存在。元首に軍の統帥権がなく総理大臣が最高指揮官という国家はヘンだ」と題する『政軍関係研究 新たな文民統制の構築』(並木書房)【国基研「政軍関係」研究会(座長・田久保忠…

英霊方の無念を思う

友人でもあり「仲間」でもあった、葛城女史のエッセイには、特に「英霊」に関して胸を打たれるものがある。 昨日の産経新聞にも出ていたからご紹介しよう。 本題は、陸軍特攻隊に関したものだが、私は主として海軍について以前書いて一冊にまとめたことがあ…

傲慢になった15名の最高裁裁判官たち

昨日の朝刊を開いて驚いた。「性別変更に生殖機能をなくす手術が必要だ」つまり、「従来の憲法は、違反だ!」と決定したのである。しかも裁判官15名が全員一致したという。 人間の「性」は、生まれつき天から与えられたものとして、人間はこれに反しないで生…

東洋に浮かぶ「幸せな国!」

11日付の産経新聞の漫画は面白かった。いま世界で起きている“紛争”の実態をよく表している。 暴力を行使した張本人が、何食わぬ顔をして、それに続いた「他人」(ハマス)をののしる。 そう、書いてある通り「お前が言うのはナンセンスだろう!」と言ってやり…

世界戦争を前にして・・・

リハビリ活動の合間に、久しぶりに地上波TVを眺めているが(それまではヒストリー、ディスカバリーなど米国などのCCTVが主だったからか)、何とも我TVは国内の「宣伝品」のコマーシャルが猛々しい。 出てくる人物が「役者」らしく、とにかく大声でがな…

「学はあってもバカはバカ」

届いていた書籍に目を通していたら、「学はあってもバカはバカ」という激越なタイトルが目に入ってきた。 作者の岩田温くんは、私がまだ元気なころに、講演会の終わりに有志の学生たちとともにアイスコーヒーを楽しんだ仲である。消極的な大人たちに未来はま…

ガザでの交戦!

ブログを再開してみたところ、早速 コメントが届いた。 開戦に必要な「膨大な弾薬類」をハマスがどう搬入したかが、今後問われるだろうが、精強なイスラエル軍だとはいえ、所詮は「人間のやること」。必ずどこかに「抜け穴」はあるものである。 今回はいわば…