軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ぶれなかった外交官

岡崎研究所理事長・元タイ大使岡崎久彦氏が亡くなったという一報には驚いた。今月初め、研究所に出かけた際ご挨拶を…というと秘書が「お疲れなので病院で休養しておられる」と言ったので、「集団的自衛権問題が一段落したので、きっと一安心し、気落ちされる…

日本精神は甦るか?

昨日は砂防会館で開かれた「朝日新聞を糺す国民会議」結成国民大集会によばれた。広報室長時代の朝日記者に売られた喧嘩を買った自衛官ということで声がかかるのだろうが、会場は大入り満員、都内だけではなく近郊から駆け付けている方が多いにのには感心し…

シナ政権はAPECまでもつのか?

現在行われている中国共産党の第18期中央委員会第4回総会(4中総会)では「法による統治」が主題だそうだが、「経済情勢や香港デモへの対応」なども議題に上がっている。主として周永康・前政治局常務委員の処分に注目が集まっているから、その後はさら…

地方の落ち着きと中央の乱れ

20〜21日と北陸地方を“巡業”してきた。最寄駅を午前7時に出て、9時過ぎに羽田空港につき、10時15分にゲートを離れ、33分にテイクオフ。 小松着陸は1115だったから飛行時間はわずかに40分弱、しかしその前に3時間以上も地上をうろうろしたのだから、アインシ…

日本外交の物差しは?

外交には≪相手≫がある。自分に都合よく懸案事項が解決することはまれである。しかし人間は、自分の不利を認めたがらないから、ともに「ウインウイン」の関係で終わった、と宣伝する。 「ウインウイン」などというハッピーエンドは外交交渉にはほぼあり得ない…

ノーベル平和賞

10日の異様な夕焼けと地震雲を心配したが、台風19号も足早に通り過ぎ、地震も青森・東通で震度3 M4・1程度で終わったから安心した。 台風の大雨で各地に水害が起きているが、どうも人為的なものが原因のように思う。たとえば市内各地で急激に水位が…

天災は続く

このところ、台風18,19号と、まるで判を押したように日本列島を大型台風が縦断する。沖縄周辺から、方向変換することなくまっすぐ北上すればいいのに…などと考えるのだが、地球の動きはそれを許さない。なんとなく、アジア周辺諸国よりも我が国の方に天が“…

中韓の衰退始まる?

昨日午後は、国防協会で「中国との付き合い方」と題して、日中安保対話の体験を通じて私が得た感想をお話ししたが、国防に熱心な方々の集まりとあって、時間がオーバーしてしまった。 どうも私の悪い癖で、聴衆が熱心に聞き耳を立てると、つい調子に乗って“…

香港の学生デモ

香港の民主化を求める学生デモは一向に衰えない。今日から再び週末に入るので、参加者は増えるだろう。 第2の天安門事件におびえる中共指導部は、戦々恐々としており、軍事鎮圧を求めているようだが、習近平主席は許さないという。 いささか矛盾したように…

日本外交の真価が問われている

拉致問題をめぐる日朝交渉で、宋日昊・朝日国交正常化担当大使は北朝鮮側の作業が進捗していないことを理由に、拉致再調査報告を一方的に先送りした。既に長期間継続されていた問題であり、日本政府が認定している被害者は12人だから、いまさら調査の必要…