軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2019-01-01から1年間の記事一覧

令和元年も終わり来年は?

ヒストリーチャネルは「古代の宇宙人」特集を放映しているが、先日は「アメリカ建国史」にかかわる話で、示唆に富むものだった。 首都建設にあたり、建国にあたった賢人たちが壮大な計画を持っていたことは知っていたが、古代ギリシャの模倣だけではなく、宇…

善意が報われるとは限らない

前回、アフガンに貢献した中村医師が同じアフガン人?に殺害されたことを書いた。このような無私の精神で他国民に献身した偉大な医師がなぜ無法にも殺害されたのか、についてその後のメディアには追跡記事が見当たらない。 処がたまたま届いたWILL2月号…

中村医師の“戦死”に想う

七日、アフガニスタンで長年支援活動に携わってきた日本人医師、中村哲さん(73)が銃撃され死亡した事件で、AFPは首都カブールの空港で行われた追悼式典の模様を、写真入りで伝えたが、特に目を引いたのが、中村哲さんのひつぎを運ぶアシュラフ・ガニ…

総理よ、過ちては則ち改むるに憚ること勿れ

雑誌「正論」1月号は、「習近平の『国賓』に反対」と言う特集を組み、多くの“保守派論客”が「国賓」にふさわしくないと大合唱している。近来稀に見る出来事である。 論者の一人である文化人類学者・静岡大学教授・楊海英氏は11月に、「今の自民党政権のガ…

棺を覆いて事定まる

中曽根元首相が、101歳で死去された。氏は「戦後政治の総決算」を掲げて数々の行財政改革を推進したが、とりわけ外交において、日米同盟を当時のレーガン米大統領と「ロン・ヤス」と呼びあうほどの強固な関係を築いた。 世界各国の首脳たちから哀悼の言葉…

学生たちの情熱が勝った!

香港の区議会選挙は、民主派が8割超と言う圧勝で終わり、流石に無表情な行政長官も『反省?した』と語ったが、北京政府は「黙殺」した。 来日している王毅外相は、官邸に入る前のぶら下がり取材で、「香港市民は民主的だから…」とかなんとか語ったが、と言う…

目立たない”奥ゆかしさ”

たまたま昨夜、TV東京を見ていたら、“日本の秘境”番組で、大都会の喧騒にくたびれた?“仙人”や“野人”が紹介されていたが、私には無理だとしても何故か共感するところが多かった。 徳島の“野人”は道を求める修行者であり、宮古島の“仙人”は物があふれて海洋…

歴史の“愚”を繰り返すのか!

1989年6月4日、中国の天安門広場では人民解放軍が、民主化を要求する学生らの抗議集会を戦車のキャタピラで踏みつけ、発砲を繰り返して終了させた。毛沢東は「革命は銃から生まれる」と言ったが、学生は無防備だったから銃で鎮圧され、革命は成就しな…

タガが緩んではいないか?

想定外の出来事で、しばし更新が遅れてしまったことをお詫びしたい。 萩生田文科相の「身の丈」発言で、誰も知らないうちに入試英語の制度が変更されつつあったことが国民に知れた。 私にとって大学入試は遥か昔の出来事だが、直前に制度が変更されるのは大…

突然の計画変更がもたらすもの

ミッドウェー海戦で沈没した空母「加賀」発見と時をほぼ同じくして、空母「赤城」も発見した、と米財団が発表した。共に靖国神社例大祭中の出来事である。 次々と襲来する台風と合わせて、私はこれもまた涙を流している戦没英霊の御帰還ではないのか?と思い…

何とも不思議な出来事

【旧日本軍の空母「加賀」、ハワイ付近の海底で発見】という読売新聞記事を見て戦慄が走った。 読売新聞: 米ハワイ諸島付近で見つかった旧日本軍の空母「加賀」=7日、AP 加賀は日米開戦時に真珠湾攻撃に参加、その後のミッドウェー海戦で、米軍の急降下…

国の発展を阻害してきた左翼の正体

今回の台風被害で、統治能力が欠けた為政者の出現に、被害者はもとより、一般国民も呆れ果てているようだ。 民主党政権時代に仕分け?とかで休眠させられた八ッ場ダムの功罪について、インターネット上で喧しい意見が飛び交っている。 「千曲川の堤防も中止…

台風19号の襲来

大型で強い台風19号は、東海、関東地方を中心に激しい雨を長時間降らせ、河川の氾濫や、土砂災害などを引き起こし、30人以上の死者と多くの行方不明者を出した。 気象庁の予報課長は、今回の台風は「中心の北側に非常に発達した広い雨雲があり、記録的大雨…

香港デモは”独立戦争”である

またまた台風が北上して、本土を直撃する気配になった。まるでB29による「本土空襲」の様相だが、私にはその進路から、先の大戦で広大な太平洋で散華された英霊の御帰還のように感じられる。 国家の危機に臨み「後に続くを信じて」勇躍戦地に向かった多くの…

盧溝橋事件に似た香港騒動

PCのグレードアップも一応済んだが、転換速度は「月とすっぽん」ほどの違いを感じる。しかし今日は旧機材で書いている。アドレス帳等が使えないからである。 ところで、70年目を迎えた10月1日の国慶節までには、香港騒動は終焉しているはずだったが、予想に…

米国政治の成熟度

「トランプ氏と友達になれない」とツイードしたら、予期せぬことに本人から返事が来たというある共和党のジャーナリストの「やりとり」が話題になっている。(大紀元日本) 最近行われた民主党候補者の弁論のあと、共和党ジャーナリストのキャシー・ディロン…

若者たちの心をつかんだグレタ発言

前回のブログに、行政府は自衛隊を酷使しすぎる!と書いたが「自衛隊加わり7歳女児捜索 山梨・道志村のキャンプ」という記事が出た。 「人命救助だから…」と断れないのだろうが、そもそも“閑をもてあまして遊んでいる”わけではない。頼られるのもいいが、自…

備えなければ斯くのごとし!

台風15号の影響で、千葉県で発生した大規模停電は23日で2週間になったが、依然として約2300軒(22日午後10時現在)が停電しているという。ピーク時(約64万1000軒)の1%以下になったとはいえ、停電だけではなく給水も解消されてはいな…

さようなら、韓国!

7月初めに我が国が“ホワイト国”から韓国を除外する決定をした時、文大統領は事の真相も確かめないまま、罵詈雑言を発して日本政府を非難した。 事の成り行きを眺めていた私は、7月5日のブログに「日本政府の『堪忍袋の緒』を切らせた韓国」と書いて、いつも…

”傘寿”を迎えはしたが…

遂に傘寿を迎えた。家内がケーキを買ってきたが、ローソクは“省略”されていた! その人生の半分にあたる、防大入校以降の38年間は、「国家公務員特別職」として、スクランブル勤務に明け暮れた。憲法上の“保証もないままに…” しかし、先輩からもらった人生訓…

自滅の一歩を踏み出した文政権

韓国が、日韓の軍事機密の共有に関するルールを定めた軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を破棄すると発表、韓国大統領府は同日、この協定の継続は「韓国の国益と矛盾している」とした。 しかし、“常識的な”日本や米国には、これは「東アジアの安全保障に影響を…

地球外生命に“期待”したい!

今日の産経トップは、「地球外生命『発見近い』」と言う「新時代」の連載「第8部宇宙の攻防」が飾った。 確かに、地球上(特にわが国)の人間性に欠ける事件に関する記事には正直飽き飽きさせられているから、これからの地球の新時代は地球外生命に大いに期…

宇宙戦争を迎える前に

昨日に続いて「宇宙戦争」について書いておこう。 今朝の産経一面トップは「月へ火星へ大国の野望」と題して「資源」と「領有」にらみ米中が覇権争い中だと書いた。 わが国が、地上の争いにも無関心で、ひたすら「諸国の公正と信義」に頼っている間に、宇宙…

産経新聞が「宇宙戦争」を警告!

今朝の新聞一面を見て驚いた。「宇宙戦争」の文字が飛び込んできたからである。 退官後、講談社の編集者から頼まれて、現役時代に仲間たちが目撃した「UFO」現象をレポートして「自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO」を上梓したのだが、その後靖国神…

資料から:スパイ活動は続いている

終戦記念日は、大型台風の”来襲”で大荒れになったが、被害が少なかったことは幸いだった。何よりも、靖国神社の参拝が、滞らなかったことがよかった。首相はじめ閣僚の参拝はなかったが、むしろ英霊方はすっきりされたのではなかったか? ホルムズ海峡初め、…

創設150年を迎えた靖国神社

13日の靖国神社・共同通信社 終戦の日を迎える2日前の13日に、共同通信が「靖国神社が昨秋、当時の天皇陛下(現上皇さま)に2019年の神社創立150年に合わせた参拝を求める極めて異例の『行幸請願』を宮内庁に行い、断られていたこと」が取材で分かった…

使命を果たした後の人生・・・

連日こう暑いと、体を動かすのも億劫になる。現役時代、暑さもものともせず、スクランブルで駆け上がり、空中格闘戦に血をたぎらせていたことが、信じられない。 昨日の産経新聞に、曽野綾子女史が「小さな親切、大きなお世話」欄に「使命を果たした後の人生…

何も残さなかった「日本のシビリアンたち」

8月4日の産経トップに「ただ乗り防衛、批判再び」と題する「ホルムズ海峡情勢を巡る護衛問題」が大きく取り上げられたが、記事の中で驚いたのは次の内容である。 【6月中旬、東京・市谷の丘にそびえ立つ防衛省庁舎の地下3階。「J3」と称される陸海空3自…

資料から:「軍事常識欠如」が戦争を招く

政府は8月2日、安全保障に関連する物品の輸出管理手続きを優遇する「ホワイト国」から韓国を除外する政令改正を閣議決定した。 すでに7月4日から半導体材料などに使うフッ化水素、フッ化ポリイミド、レジストの輸出手続きを優遇する措置をやめているが、今回…

一部の”勢力”に振り回されるダラしない”組織”

今日の大紀元日本に「共産党系の組織、デパートの自衛隊車両出展イベントに申し入れ トラブル回避で中止余儀なく」と言う記事があった。 【・・・イベント停止を申し入れたのは、日本共産党との繋がりが深い「新日本婦人の会」の会員ら。同会の兵庫県本部は26日…