軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2009-01-01から1年間の記事一覧

来年は大波乱か?

超多忙で10日間も更新が遅れた。ご心配くださった読者の方々にお詫び申し上げたい。 まず拙著「金正日・・・」の増刷が決った。続いて三月ごろには「未確認飛行物体」に関する本を出すことになった。後輩たちの体験談を取りまとめ、私の感想を書いたものだが、…

ならぬだった

今週は個人的にも忙しい一週間だった。講演会が二度続き、それに異業種交流会の忘年会、18日には、史料調査会の勉強会と「月間日本」のシンポジウム。週刊誌のインタビューがキャンセルになったので少し余裕は出たものの、古希を過ぎた老人にとってはかなり…

何という傲慢さ!

小沢一郎「民主党幹事長」が、14日の記者会見で、天皇陛下と中国副主席の会見問題について、「政治利用に当たる」と懸念を表明した宮内庁長官に対して、「内閣の一部局の一役人が内閣の方針にどうだこうだというなら辞表を提出した後に言うべきだ」と言った…

さすがは“人民解放軍司令官!”

今週は何かと飛び入りで多忙だった。おかげさまで、拙著の増刷が決ったこともあるが。 昨日は仲間たちとの勉強会で、中国問題を勉強してきたが、いよいよこの国は、「日本自治区」に落ちぶれ始めた。その恐るべき≪間接侵略の実態≫についてはいずれ書くことに…

日米開戦?

講談社から出版した本のタイトルが“強烈”だったせいか、いろいろと意見を求められ忙しくなってきた。18日には、「月刊日本」主催で、山浦論説委員と講演会をすることになったが、半島が36年間、日本に併合されていた事実を知らない方が多いのには失望し…

民主党政権下の安全保障

2日午後、チャンネル桜の「闘論!倒論!討論2009日本よ、今・・・」番組で、表記の題で意見交換をしてきた。出席者は潮匡人(評論家)、川村純彦(元海将補)、冨澤睴(元陸幕長)、松島悠佐(元陸将)、松村劭(元陸将補)、森満(元陸将補)、それに私、司会…

国家再生は若者教育から

1日の産経抄子は、「坂の上の雲」をひきつつ「無料の学校」の意義について書いている。 「明治維新で没落して貧窮にあえぐ氏族の家に生まれた少年は、小学校にも中学校にも通えなかった。『学問をしたい』と念じながら、銭湯の風呂焚きをしていた16歳の頃、…

劇場型政治の落とし穴

『国というものが良く分からない』と発言なさるお方が、2669年の伝統を誇る日本国の総理大臣だという事は悲劇である。『裕福なご家庭に育った』方だという事は、別にとがめるほどのものではないが、『国』が分からないのに“国を率いる”という事は苦痛に感じ…

小沢一郎とヒトラー!

昨日は水交会での「海軍の反省」に関する研究会に出席した。東郷神社前で「水交会はどちらでしょうか?」とかわいらしい女性に尋ねられ同行したが、学生さんで海軍に関するレポートを纏めているのだという。 いい機会だったから海軍研究者に紹介してあげたが…

沖縄の真実

21日は都心で開かれた「民主党新政権への『沖縄政策提言』:もう騙されない!沖縄で始まる自立国家再建運動!」の集会に、特別講演を頼まれて参加した。 会場には80名ほどの熱心な方々が集まっていたが、沖縄出身のジャーナリスト・恵隆之介君の話は、自…

普天間移設問題が命取り?!

昨夜はケーブルテレビで鳩山首相のぶら下がり記者会見を見たが、何を言わんとしているのかさっぱり理解できなかった。質問は普天間基地問題である。鳩山首相は「日米合意を無視せず、沖縄県民の声を重視する」といい、岡田外相は「日米合意を白紙に戻すのは…

支離滅裂「友愛ボート!」

友人達から「首相がまた馬鹿なことをいった」と怒りの電話があったが、何のことか分からなかった。しかし、今朝の産経3面上に「自衛艦に民間人・NGO」「首相、友愛ボート提案」とあり、読んでみて私は「首相につける薬はないのではないか?」と思った。 …

天皇を戴く商人国家・・・

天皇陛下ご即位20年行事も滞りなく終わった。午後6時半から二重橋にお姿を見せられた両陛下は、奉祝演奏などをお聴きになったあと「本当に楽しいひと時でした。どうもありがとう」と答えられたが、その前に「少し冷え込み、皆さんには、寒くはなかったでしょ…

歴史は繰り返しつつある!

9日は、『月刊日本』から新著に関する座談会に呼ばれ、約3時間にわたって南丘主幹の司会で山浦論説委員と対談してきた。驚くべき“裏話”がどんどん出たが一部はオフレコ!、12月号をお楽しみに! 12月には安全保障問題関連で2回講演することになってい…

宮崎正弘氏による拙著の書評

ジャーナリスト・宮崎正弘氏が主催する自分のメルマガに拙著の書評を掲げてくれた。鋭い視点に敬服するが、最後の「筆者は、この本を『小説』として“愉しく”読んだ」の一文には一本とられた! 専門家の視点にかかると、素人の文章は「小説」と受けとられるよ…

田母神前空幕長「退官式!」

昨日は午後から、明治記念館で行われた表記の会合に出席してきた。 会場に入りきれないほどの参加者で、政界からは安倍元総理と小池元防衛大臣が参加し所見を述べた。田母神氏も元気に参集者に感謝していたが、何よりも自衛隊で行われる「通常の退官パーティ…

日本という国は素晴らしい!

昨日の衆院予算委員会は自民・民主、攻守ところを変えた攻防になったが、会場を埋める議員たちの人相が何と無く気になった。一般大衆化したといえば聞こえは良いが?1億2千万の国民をリードするにはいささか物足りない顔ぶれのような気がする。 独り気を吐い…

日本“ハイジャック近し!”

護衛艦「くらま」の衝突事故は、狭い海峡をかなりの高速で前方船を追い越そうとした韓国貨物船が「ハンドル操作」を誤って、反対車線に飛び出したような事故であることが判明した。 第7管区の野俣光孝次長は「(先行する)船に追突しそうになり、急旋回した…

奇跡のサバイバル

24日に八丈島近海で8人が乗ったまま消息を絶った佐賀県の漁船「第一幸福丸」が発見され、船内から3人が救出された。台風通過と重なる悪条件下であったが、海上保安官達の活動は賞賛されるべきであろう。 救出された3人はいずれも甲板員で、転覆した船室…

自衛隊は“叩き得”か?

27日午後7時55分頃、関門海峡で、海自の護衛艦「くらま」と、韓国の貨物船「カリナ・スター号」とが衝突して、「くらま」が一時炎上した。双方共に死者や重傷者が出なかったのが幸いだった。 このニュースを、ケーブルTVで緊張するパキスタン情勢にか…

『半島秘話』出版案内

22日午後から史料調査会で川村純彦氏による『南シナ海の戦略的価値』を聞いた。海事専門家だけあって、詳細なデーターに基づく解説は有意義だった。 南シナ海の現況は既に中国の実効支配下にある。コメント欄でも一部意見交換がされていたが、わが国のシー…

同盟への警告!

予想通り、来日したゲーツ米国防長官と鳩山首相、岡田外相、北沢防衛大臣との会談は、ゲーツ長官の≪対日失望感≫を増幅しただけであった。 今朝の産経「主張」欄は、「同盟への警告受け止めよ」と題して、「明確な回答を示さない日本側に対し、ゲーツ長官は『…

日米関係の危機

ゲーツ米国防長官が、多忙な中20〜21日の間来日する。いわずと知れた日米間の“とげ”になっている「普天間基地移設」「インド洋給油撤退」問題などの協議のためである。“史上最低”といわれる防衛大臣と会談した長官は、おそらく失望して帰ることになるのだろ…

日中「友好」が“無効”な理由

鳩山首相が掲げる「友愛」という看板が、いかに虚しいものであるか、ご本人に自覚していただく必要があるのだが、近隣アジア諸国と、いとも簡単に「友愛精神」が通じるかのように思い込んでおられるのが気にかかる。 もちろん、オリンピックのような「スポー…

日米同盟健在!

今朝の産経新聞一面の写真を見て、航空雑誌か?と見間違うほどだった。米空軍アクロバットチーム「サンダーバーズ」の写真が大きく出ていたからである。 今週末の17日には、浜松で、翌18日には三沢で飛ぶ予定だが、私は予定が立たず訪問できなかった。千歳か…

第2のイラク戦争か?

今日は新聞休刊日、この連休間、原稿を書きつつテレビ情報とインターネット情報を垣間見ていたのだが、その中に奇妙なものがあった。 その切っ掛けは『金の価格が異常に上昇している』というニュースで、ジュエリーショップの店長は「金の乱高下が大きい」と…

国家転覆テロ集団!

平成7年3月7日(日)、当時私は松島基地司令であった。家具屋の社長さんから誘われて、ある「超能力者」に会いに行ったのだが、いきなり「国家転覆テロ集団がうごめいている。彼らは皇居を襲撃してサリンをまき、国家の混乱に乗じて日本を支配しようとし…

ノーベル平和賞と国民の自衛官・・・

ノーベル平和賞にオバマ大統領!というニュースを聞いて一瞬「ギャグか?」と思った。エイプリル・フールに外国のメディアがやるような・・・ しかし現実だったから驚いた。受賞理由は「核なき世界」と演説したことで、「核なき世界に向けた構想と努力。国際政治…

気は確かか?岡田外相

当地は台風の余波も少なく一安心。ポストから新聞を取って、第一面に岡田外相が「村山談話『言葉より行動』」「東アジア共同体・米加えず」という見出しに驚いた。 「驚いた」というよりも「やっぱり・・・」というのが実感だが、とにかく内容が支離滅裂で理解に…

自民党再生の秘訣!

いろいろな方から、自民党の再生は無理だ!と聞かされる。とにかく腐りすぎた、馴れ合いで傲慢だったから、民主党に入れた、というのだが、その自民党もやっと“あわてて?”いるようだ。しかし人物がいないのは目を覆うばかりだ。 雫石事故直後、浜松に来た当…