軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

中村医師の“戦死”に想う

七日、アフガニスタンで長年支援活動に携わってきた日本人医師、中村哲さん(73)が銃撃され死亡した事件で、AFPは首都カブールの空港で行われた追悼式典の模様を、写真入りで伝えたが、特に目を引いたのが、中村哲さんのひつぎを運ぶアシュラフ・ガニ大統領の姿であった

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遺体はその後成田に帰国したが、遺体が到着した成田空港のロビーには、在日アフガン人約60人が「感謝と謝罪の気持ちを伝えたい」と花束や中村さんの写真を手に集まり、死を悼んだ。毎日新聞によると、【在日アフガン人たちは直接、中村さんを見送れなかったものの、空港の駐機場でひつぎに黙とうをささげたバシール・モハバット駐日大使から状況を聞いた。日本に住んで約20年になる茨城県坂東市の自動車関連業、メンザイ・サレ・ムハマドさん(48)は「私たちは中村先生の命を守れなかった。遺族と日本人に申し訳ない。ごめんなさい」と語り、「先生のおかげで多くのアフガン人が助けられた。先生みたいな人はいない」と感謝の思いを繰り返した。

モハバット大使は取材に「守れなくて、こういう結果になって残念で、お悔やみ申し上げます。アフガン人はみんな中村先生のことを愛していたのでみんな泣いている。アフガン人それぞれの心に英雄として永遠に残るでしょう」と話した】と言う。

空港では空港職員が深く一礼したと言うが、所轄官庁の外務省が先頭に立って出迎えるべきだろう。副大臣が出迎えていたというが、それにしてもこれが“大国日本政府”の取るべき姿か?と残念に思う。仮にPKOで自衛官が“戦死した”場合だったらどうか?勿論手厚く出迎えてくれるだろうが、“民間人”だと大々的に出迎えない規定でもあるのだろうか?それとも中村医師の、過去における憲法発言か?納得がいかない。

他方九日午前、福岡空港に戻った時も、空港の展望デッキでは、九州在住のアフガニスタン人が数十人集まり「あなたは私たちのヒーローです!」「守れなくて申し訳ない」などと書かれた横断幕を掲げ、飛行機が到着すると、日本とアフガニスタンの国旗を掲げたりして多くのアフガン人らが中村さんを出迎えた。報道によると【佐賀県多久市のアフガン人ハジール・ジハンさん(46)は「中村さんが亡くなってアフガンの人も苦しいことを家族に伝えたくて、みんなを集めた」と話した】と言う。

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 福岡空港ではペシャワール会の関係者らが出迎え、村上優会長(70)は、遺体の帰国に「安堵した」と話し、時折涙で声を詰まらせながら、「本当に言葉がない。悲しいの一言に尽きる」と中村さんの死を悼んだ。

 成田でも、福岡でも、在日アフガン人らが集まって、心から中村医師の死を惜しんだ。中には「守れ無くで申し訳ない」と言う慙愧の念が書かれていた。その上、アフガン民間機は、尾翼に中村さんの肖像を書き込み「愛し尊敬してた」ことを表現したと言う。(朝日)

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【同国のカーム航空が哀悼の意を込め、旅客機に中村さんの顔を描いて国際線で飛ばしている。同航空によると、中村さんの絵が描かれたのは、エアバスA340型機1機の尾翼部分。6日のフライトから使われており、予定も含めた運航路線はインドやサウジアラビア、トルコ行きだ。さらにもう1機にも中村さんを描く予定だという。

 中村さんを描いた理由について、同航空のスライマン・オマル営業部長は朝日新聞の取材に「中村医師はアフガニスタンの成長と発展に多大な影響を及ぼした。私たちは彼を愛し、尊敬していたからだ」とコメントした。

 同航空は2003年に首都カブールを拠点に設立された、同国初の民間航空会社。通常、機体の尾翼には同航空のシンボルである鳥の絵が描かれている】

 これが素直なアフガン人の心を表したものであろう。そこには人間として共通した心の波動が感じられる。

 ところで日本は神の国であり、精神性を重んじる国柄の筈であった。昔は台湾の八田与一氏のような方が大勢いたが、現代日本人の中で「無私の精神」を国外で発揮したのは中村医師だけだったと言うことになる…

 まあ、国家に命を捧げた多くの英霊に対して、首相がポケットマネーで榊を送って済ませる国に成り下がっているのだから、ある意味、今回の私の目からすれば心のこもらない?出迎え風景は、当然の成り行きだったのかもしれない。

  

12月八日の日米開戦時に、当時の在ワシントン日本大使館では、暗号電報の翻訳などが遅れて、ルーズベルトの“罠”にまんまとはまる大失態を演じたが、その後、戦中戦後のどさくさに紛れて失態を演じた関係者は処罰されず、逆に大出世した前例がある。

 その時、東郷外相の事情聴取(昭和17年7月)に対して、井口参事官は「あれは自分の管掌事務ではないため承知しません…」と平然と責任回避しているが、その後東郷辞任でうやむや、戦後も吉田首相の時に当事者の一人であった森島守人総領事の具申により事情聴取が行われたが、政権交代でうやむやにされた。

そして、1994年までのこれに関する外務省の見解は、「戦争は軍部によって引き起こされたもの、通告の遅延は【現地大使館の怠慢】によって生じたもので、本省にはいささかの落ち度もない」と逃げていたが、翌年、外交文書が公開されるようになると、世論に押されたか「本省の体制上の不備も一因」と一部修正して逃げた。

 国家に貢献した国民をたたえるのは、公人も民間人も無関係であろう。アフガニスタンでは大統領自らが棺を抱えて中村医師の貢献に感謝し、哀悼の意を表したのに比べて、何とも血が通っていない気がするのは、伝統的な役所の仕来たりのせいか?

 中村医師は福岡高校の出身だと言う。すこしだけ先輩に当たるライバル高校出身者の私としては、遥か東京の地から偉大な”ライバル”仲間のご冥福をお祈りしたいと思う。アフガンの地で、エアバス機の尾翼から、自らが手がけた緑の大地をいつまでも見下ろしてほしい。合掌

 

届いた書籍のご紹介

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今月号の『巻頭言』に、「政治的公正に疲れ技術的特異点に向かう世界」と題して、「既存システムへの不満表明はデモから暴動へ」突き進んでいると、志方先輩は警告している。私に言わせれば、技術だけが先走りし過ぎて、肝心の「人間性」が置き去りにされているという事だろう。その意味からも現代社会は危険が迫っていると言えよう。香港は、トランプ大統領の素早い動きに救われたが…

総理よ、過ちては則ち改むるに憚ること勿れ

雑誌「正論」1月号は、「習近平の『国賓』に反対」と言う特集を組み、多くの“保守派論客”が「国賓」にふさわしくないと大合唱している。近来稀に見る出来事である。

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論者の一人である文化人類学者・静岡大学教授・楊海英氏は11月に、「今の自民党政権のガバナンス能力の衰えが見え出したのはほかでもない中国の国家主席習近平氏を来春に国賓として招待すると発表してからではないか、との見方が出ている。この状況を如何に理解すべきだろうか」として、「国賓」習氏は政権の首を絞める、と早くから日本人に警告を発していた。

 その要旨は「世界最大の独裁政権の独裁者を国賓として呼ぶのには、国民の合意と理解を得なければならない。これは民主主義制度下では当然の手続きである。その国民の意思を軽視するのは、長期政権の驕りにみえ」「民主主義の日本と相容れず」と言うにあった。

 産経の【主張】欄も12月1日に「中国の人権問題 弾圧者が国賓でいいのか 日本は欧米と足並み揃えよ」と題して【中国政府によるウイグル弾圧の様子を記した内部文書が明らかになり、世界に衝撃を与えた。強制収容所とハイテク監視装置を用いた極めて深刻な人権侵害だ。米国や英、仏、独などは中国を非難し、拘束された人々の解放と国連監視団の受け入れを要求した】こと。【香港問題をめぐっては、米上下両院のほぼ全会一致とトランプ米大統領の署名によって、民主派を後押しする「香港人権民主法」が成立した】ことを挙げ、“強固であるべき米国との同盟関係”を危うくするものとして、『国賓』としての招聘に疑問を呈した。【隣国で過酷な弾圧が行われているにもかかわらず、日本政府や国会の反応は鈍すぎる。安倍晋三首相や茂木敏充外相は何をしているのか。もっと抗議の声を上げ、弾圧に苦しむ人々に救いの手を差し伸べなければならない。

 とりわけ懸念されるのが、習近平中国国家主席国賓としての来日だ。日中両政府は来春の実施で合意している。だが、極めて深刻な人権弾圧の最高責任者を国賓として招いていいのか。

 米紙や国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が入手した中国政府の内部文書は、すさまじい内容である】と言うのである。

 そして“支持派”である「正論」までも反対に回ったのである。総理はこれをどう捉えるか?

更に今朝の産経には、古森義久特派員の『対中融和唱える日本の異端』と題するレポートが出ている。

これでも総理は“無視して”強行する気か?

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 新進気鋭の国際関係学者・北野幸伯氏は、習近平国賓訪日を中止すべき4つの理由を挙げ、要するに習近平の魂胆は「天皇の政治利用」にあると断じているが、【問題は日本政府の動きだ。安倍首相は2015年4月、米国における議会演説で、『米国国民を代表する皆様。私たちの同盟を、「希望の同盟」と呼びましょう。

米国と日本、力を合わせ、世界をもっとはるかに良い場所にしていこうではありませんか。 希望の同盟――。一緒でなら、きっとできます。』と演説して米国民の共感を得た。

 非常に感動的なスピーチで、結果、日米関係は劇的に改善された。しかし、今となっては、「口だけ」と批判されても仕方ない状況になっている。というのも、米国が中国に「宣戦布告」した直後から、日中関係は「劇的」といっていいほど改善されている。

 戦争の最中に、同盟国が敵国に接近する行為を一般的に何というだろう?そう、「裏切り」である。日本は中国に急接近することで、同盟国米国を「裏切って」いるのだ。

 それで、米国の日本への態度も変わり始めた。トランプは、大統領就任後封印していた「日米同盟破棄論」や「同盟不平等論」を、再び主張し始めている】と警告、要するに【人権侵害国家のトップと天皇陛下の談笑シーンは悪夢だ】と言うのである。恐らく世界中の民主主義諸国はヒトラーと握手する日本国天皇だと受け取り批判するだろう。

 安倍政権に抵抗する“野盗の群れ”は相も変わらず、首相主催の「桜を見る会」を巡る政府対応に反発し、国会審議を欠席すると言う体たらくだが、彼らの立場からすれば、安倍政権が崩壊することが望みなのだから、”独裁者”の国賓招聘にクレームをつけるまい。

繰り返し申し上げる。我が国にとって、百害あって一利なき共産主義専制国からの『国賓招聘』を反古にしなさい。孔子は言った。

「過ちて改めざる、之を過ちと謂う」、「己に如かざる者を友とするなかれ、過ちては則ち改むるに憚るなかれ」と。今からでも遅くはない。「 間違っていたと思ったら、躊躇しないですぐさま改める」のも指導者の務めであることを忘れないで欲しい。

 

届いた書籍のご紹介

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ジャパニズム52:青林堂¥926+税」

矢作直樹氏と並木良和氏の対談「神様の視点でみた現実世界」は癒やされる。とげとげしくなってきた世界情勢から、離れてみるのも健康上良いことだろう!

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世界の傑作機スペシャル・エディション:8;文林堂¥2000+税」

航空ファン誌で有名な文林堂の世界の傑作機シリーズである。今回は陸軍の「飛行第47戦隊」の写真集であるが、よくこんな貴重な写真が今まで残っていたものだと感心する。

何よりも国難に立ち向かう、当時の若者たちの健全な笑顔と真剣さに感動する。その昔、第6航空団司令だった黒江将補のシンガポール時代の若かりし姿を拝見して懐かしい限りだった。この時代の若者たちの青春記録として貴重なものだと思う。

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島嶼研究ジャーナル」

当初資料センターが出す、専門書である。思いがけない貴重な論評が出ている専門書でもある。

棺を覆いて事定まる

中曽根元首相が、101歳で死去された。氏は「戦後政治の総決算」を掲げて数々の行財政改革を推進したが、とりわけ外交において、日米同盟を当時のレーガン米大統領と「ロン・ヤス」と呼びあうほどの強固な関係を築いた。

 世界各国の首脳たちから哀悼の言葉が届いていると言うがさもありなん。

 今朝の産経抄子はこう書いた。

【海が荒れたとき、船をどう操るか。旧海軍に伝わる操舵の心得がある。「荒天のときは風に向かえ」。

 ▼先の大戦に海軍士官として出征した中曽根康弘氏にはその教えが刻まれていた。首相として初めて臨む組閣を前に「風に向かって立つという心境だ」と述べている。昭和57年晩秋の就任時、日米関係は安保をめぐり戦後最悪といわれた。訪米時の「不沈空母」発言は世論騒然の強風を招きながらも、日米の距離を縮めている。

 ▼時のレーガン大統領を東京・日の出町の山荘に招き、親密の度を加えた「ロン・ヤス」関係は日本を冷戦終結や核軍縮のキープレーヤーに押し上げもした。何が国益かを見極めた、慧眼ゆえの立ち回りだろう。その流れはいまの日米関係に引き継がれている。<なにもかも人生劇場秋陽没(い)る>。俳句の名手でもある中曽根氏が101歳で亡くなった。

 ▼毎年の手帳には「結縁、尊縁、随縁」と記した。縁は天からの贈り物(結縁)、生あるかぎり互いに縁を慈しみ(尊縁)、身勝手に切らない(随縁)-と。週末にはケネディの選挙戦略を描いた『大統領になる方法』を教材に読書会を開いた。招いた財界人、文化人が後の権力闘争の強い援軍となったのは言うまでもない。人も書も機縁に恵まれた。

 ▼世評にいう「風見鶏」の揶揄(やゆ)も柳に風だった。時流の変転を先読みし、機を見るに敏の行動力は、「戦後政治の総決算」として断行した国鉄民営化や行政改革の事績が物語る。「政治家は歴史法廷に立つ被告」との達観は、覚悟を示してすがすがしい。死してなお続くであろう中曽根政治への「歴史法廷」の裁きも本望に違いない。

 ▼ここ数日の東京は晩秋の澄んだ青空が続いた。風のない旅立ちに氏はどんな句をひねったろう】

 世に、「棺を覆いて事定まる」と言う言葉がある。国会議員現役時代は、変わり身が早いと言われ、「風見鶏」とか君子豹変すなどと揶揄されたが、「不沈空母」論を唱えるなど、一貫して日米同盟を重視してきた功績は大きい。

 

 私が防大に入校した年来校されて講演を聞いたことがあったが、海軍時代の思い出として「ガンルーム(士官室)内での士官たちは本を読まない」と批判したことが印象に強く残っている。「彼は内務省から海軍入りした主計中尉だったから実戦経験が少ないのだろう。艦上では本など読んでいる暇はないはずだから・・・」と”誤解しているのだろう”と解釈していた。

 浜松で戦闘機操縦教官をしていた1尉の頃、防衛庁長官として視察に来基された時、時の団司令に呼びつけられ、メインテーブルで長官に紹介されたことがあった。

その時団司令は「佐藤1尉は戦闘機教官だが絵画が趣味で自衛隊美術展にも入賞している」と言った。私は”ガンルーム・・・”の話を思い出し、団司令が意図的に言いだしたのか?」と一瞬思ったが、長官は「油絵か?どんな作品を出したのか?」と聞かれた。「”嫁ぐ日”と言う油の50号です」と答えると、「ああ、花嫁を描いた作品だな?。覚えているよ」とわざわざ握手された。長官が油絵同好者の「チャーチル会」メンバーであることは知っていて尊敬していたが、その時「若いのに老けている(髪が薄い)な!」と私を笑ったので、 “カツン!”と来た私は「長官も苦労されているようですね!てっぺんが結構薄くなってます!」とやり返すと、「ナニッ!」と手を離されたので、本気で気にされているな!(弱点か?)と直感したことを覚えている。

                   

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(右端で笑顔を見せている”ヘアスタイルが目立つ?”のが当時の私!)

その後首相になり、レーガン米大統領と親密な関係を築いたことは書いたが、退官後、近在にある「日の出山荘」を見学し、数々の展示品を見た時、首相時代受けた印象とは一味異なった氏の人間性を垣間見た気がした。

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日の出山荘

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日の出山荘の内部(一部)

 

しかし、氏の大きな負の負債は、靖国神社公式参拝問題が中国及びそれに加担する日本メディアなどの妨害に遭って、とん挫したことであったろう。だが、それを解決するのは後継者たる現在の首相はじめ現役国会議員の責務である。(少しは骨のある男がいることを信じたい…)

敗戦で曲げられた戦後時代の負の遺産の解決は完全解決とはならなかったが、それを解決するのは後継者の使命である。

しかしこれで「有事」を体験した首相は”絶滅した”。

“定年制”を持ち出して、“引導を渡したのはあの小泉元首相だったが、ぼけを自覚できない老人が増える現在、惜しい人物を追い出したものだ。"引導”を渡す時期”が早すぎたと悔やまれてならない…。

これでわが政界は、戦争=有事を実体験した世代が終焉し、“口だけ番町”がのさばる時代に凋落する「区切りの時期」を迎えたのである。

 混乱しつつある世界にどう対処できるか、非常に心もとなくなってきた。

 産経抄子は【「政治家は歴史法廷に立つ被告」との達観は、覚悟を示してすがすがしい。死してなお続くであろう中曽根政治への「歴史法廷」の裁きも本望に違いない】と弔辞を書いた。もって瞑すべし、だろう。

何をさておき101歳の天寿を全うされたことを寿ぎ、今後は天空から「日本民族が道を誤らぬよう」見守ってほしいと思う。   合掌

 

 

学生たちの情熱が勝った!

香港の区議会選挙は、民主派が8割超と言う圧勝で終わり、流石に無表情な行政長官も『反省?した』と語ったが、北京政府は「黙殺」した。

来日している王毅外相は、官邸に入る前のぶら下がり取材で、「香港市民は民主的だから…」とかなんとか語ったが、と言うことは北京政府だけが「共産主義専制主義で、自由を束縛された拝主義者の集まりだ」と自認しているようなものだ。

昔だったら、戦車や銃砲で学生らを木っ端みじんになぎ倒して「口を拭えた」だろうが、今やインターネットの世界、情報は筒抜けになる。

初期のデモ発生時に「強硬手段が取れなかった!」ことを共産党幹部らは悔やんでいるだろうが時すでに遅し!やがて香港は“独立”するだろう。次は台湾である。

ここもまた、大陸系の国民党の残党に支配されて苦しんでいるが、台湾人もこれで“独立”の機運が高まるだろう。

国際情勢は亜細亜周辺にとどまらず、一触即発の雰囲気が漂い始めていて、バチカン教皇までもアジア行脚に精を出している。

そんな最中、わが国の政治家(屋?)だけは、見るも無残な状態で、国民から多額の税金を受け取りながら、それに見合った仕事をしないと言う、要するに働かない恐るべき怠け者が跋扈している。

 

あれほどの“騒乱状況”だったにもかかわらず、香港の投票率は71%を超えていると言うから、如何に市民が“北京政府”を嫌悪しているか、デモ隊の学生らに賛同していたかと言う証拠であろう。我が国でも、毎回投票率は50%を超える程度で、無関心層が増えているから、信じられない空っぽ議員が当選するなど、真の民主主義を表す投票とは言い難くなっている。

そこで次代をになう青年たちに言いたい。自分らの人生は、自分たちで切り開いてゆく勇気を持つべきだと。

今回の香港の学生たちは、北京政府の言いなりに生活する状態では、社会に出ても希望がないと悟り、決起したのだ。しかも非武装で…

その昔、わが国でも国民が貧困に喘いで苦しんでいても、時の政治家らは、己の利益獲得に血道を上げ、正論が潰される状態だったから、青年将校らが“決起”したことがあった。有名な226事件である。あの時は、残念ながら兵士が武器をとって立ち上がったから、“反乱”とされて潰された。

しかし、その意図はまともだったと思われる。青年らしく「見るに見かねた政治の貧困」状態を改めようとしたのである。

私は今回の香港のデモ行進をその当時の226“首謀者たち”の心情と重ね合わせて、眺めてきた。

 

「香港民主派圧勝」を伝える今朝の産経新聞に左隣には、「教皇に『拉致』協力要請」とあり、首相官邸教皇と会談した安倍首相は、日本人拉致問題の早期解決に向けて理解と協力を要請したとみられると産経は書いた。拉致問題を最優先で解決する努力をするのは、当該国の日本であり、国内世論はもとより、国会議員らにイエスかノーかの“踏み絵”を踏ませるくらいの意志がなくては解決するまい。

万一非協力的な態度を示す議員がいれば、その理由を公開して糾弾するのが先だろう。

それもせずして他国の指導者に“協力を依頼する”程度では、誰も真剣には受け止めまい。香港の学生たちは、人が何と言おうと、親に止められようとも、犠牲覚悟で戦い続けた。そしてその成果を勝ち取ったのである。これは決して“ワイドショウ”で得られるものではない。

一方、首相は「日本とバチカンは、平和、核なき世界の実現、貧困の撲滅、人権、環境などを重視するパートナーだ」と述べたうえで、来日を契機に「バチカンとの協力をさらに拡大していきたい」と語ったと言う。

 来春“国賓として来日する”習主席にも、是と同じような話をするのだろうか?中国、少なくとも共産主義政府は絶対に“パートナー”ではあるまい。友好国・米国に敵対する中国の主席を、“国賓”として招く理由が分からない。彼に自衛隊の儀仗部隊に“捧げ銃”させる気か?

領空・領海侵犯している国の主席に…

わが国の政治に欠けているのは、毅然としたブレナイ姿勢である。“準”敵対国にも、友好国にも、分け隔てなくお付き合いするのは、商人根性だ。

日本の青年たちも、これらから何かを学んだことだろう。欲得がらみの“職業”議員らに“地球より重い自分の人生”を任せておけないことを!

何をさておき、香港に真の平和と発展がよみがえることを期待したい。

 

届いた書籍のご紹介

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『せめて死を理解してから死ね!:保江邦夫著・VOICE¥1600+税』

理論物理学者で「素領域の世界からこの世とあの世を知り尽くした」先生の新著である。死とは何かについて、理論物理学的に解き明かされているが、正しい孤独死を迎えるための実践編には考えさせらる。ただ「天国に行くには、善人も悪人も関係なし」という項目には疑問がわく。この世で散々悪を”堪能してきたやつ”が、世に尽くしてきた善人と共に天国に行けるとは考えたくないし、虫唾が走る。もしそうだとすれば、思いつく限りの悪行を尽くしておいた方が”得する”という事になりかねないから…

気楽に楽しく読める一冊である。

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まだ文在寅非難が続いているが、そろそろ先に進むべきじゃないか?と思う。それにしても『第2のヒトラー文在寅』とは恐れ入った。ちぇちぇ思想かぶれの気の弱い男に、例えられたヒトラーのくしゃみ?が聞こえてくる。

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「さようなら韓国」と別冊を出したはずなのに、まだ残り火が続いているようだ。

習近平国賓招待は日本の自殺」は当然、安倍総理も”反トランプ”なのか?と米国は受け取るだろう。「四方の海、皆同胞」は徳目の世界、政治と切り離しておくべきだ。

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特集「無人航空機の最新動向」はこれからの空自隊員は必見だろう。

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日本のシーパワー・現代の海自護衛艦は海自隊員必見だろう。ミニ空母計画も進んでいるところだし…

目立たない”奥ゆかしさ”

たまたま昨夜、TV東京を見ていたら、“日本の秘境”番組で、大都会の喧騒にくたびれた?“仙人”や“野人”が紹介されていたが、私には無理だとしても何故か共感するところが多かった。

徳島の“野人”は道を求める修行者であり、宮古島の“仙人”は物があふれて海洋を汚染する様を警告しているように見えた。大体“賞味期限”ってなんだろう?

とりわけ京都の山奥で暮らす3人の老婦人の無欲な生き方には感動した。

平均年齢92・6歳の最年長者は96歳。3人で公民館に集まり、栃の実を使った饅頭などをつくって、未だに社会に貢献しているのだから感心する。能トレと称して刺し子を楽しむ彼女は老眼鏡をかけていない。雨の中でも神社の清掃を受け持ち、黙々と除草する姿は神々しい。きっとご加護があるのだろう。96歳でもバイクに乗って颯爽と走る姿に負けてはおれないと思った。

日曜日にTV朝日の「ポツンと一軒家」と言う番組で紹介されるご老人方にも感心し、古き良き時代の日本の姿を思い浮かべる。大量生産時代に警告しているようでもあり、何となく、将来の「TVの生き残り番組」が暗示されているようだ。きっとオチャラカなワイドショウは、これらに取って代わられるに違いない。

 

ところで、何十年もの間、世界中の科学者たちは「宇宙の膨張速度」を測定し、宇宙の歴史を解明しようと試みてきた。そしてその底には、「太陽から地球までは光の速度で約8分かかるので、地球上で見えるのは8分前の太陽だ」と言う光の速度こそ、宇宙で一番最速なのだ、と言う“定義”に支配されて来た。

そしてこれらの観察から、科学者たちは「宇宙がビッグバンの直後に急速に膨張した」ことを発見したが、その後、「不可解で目に見えない暗黒物質」がある事を知り、その重力によって膨張が減速したことも知った。

つまり、宇宙空間には、「目には見えない物質?が存在する」ことも知ったのである。これが以前までとは異なるところで、今までの科学者たちは「目に見えない物は信じない」のが科学者の科学者たるゆえんだった。

しかし、目には見えない物でも“顕微鏡”を使えば見えるのだし、はるかに遠い物体も“望遠鏡”を使えば見ることが出来るのだから、そのような“媒体”があれば、まだまだ人間には見えていないものが多くあると気づくべきであった。しかし、目に見えない物が見える人物は、阻害され奇人扱いされてきたし “非科学”の分野に押し込められてきた。要は、現代科学という名の元で “傲慢さ”が“科学界”を支配してきたのである。

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ところで、【JAXAは2019年(令和元年)11月13日の「はやぶさ2」の運用において、「はやぶさ2」の化学推進系スラスタを噴射して軌道制御の運用を行い、速度9.2cm/sでリュウグウからの離脱を開始し、11月13日10時05分(機上、日本標準時)に小惑星リュウグウを出発したことを確認】したと発表した。そして地球からほぼ3億kmも離れている小惑星リュウグウを出発、地球帰還は来年12月ごろの見通しだと言う。

はやぶさ2」が小惑星に到着するのにかかった3年半よりも、帰還までが1年間と短くなったのは、「2014年にはリュウグウは地球からほぼ3億kmも離れていた」のだが「双方の周回軌道を互いに近付くように公転してきたため、帰りの距離が短縮された」のだと言う。この広大な宇宙空間に於いて、この様なことが計算でき、探査機をいとも簡単に“電波”で操作できることが不思議でならない。

さて、持ち帰って資料から人類の起源が発見されるのか、それとも「竜宮」だから、玉手箱に終わるのか?興味は尽きない。

 

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 昨日の産経抄子は平成17年に新嘗祭に参列した小泉首相が「暗いから見えない。電気をつければいいじゃないか」と語ったことを挙げ、朝日新聞も「平成に次き、今回も核心部分は非公開だった」不満げに記していたと書いたが、彼らは宇宙天体の“秘密”を全て知っているつもりなのだろうか? 思い上がりも甚だしいと思う。

これは同じく産経の【ナスカの地上絵・新たに周辺143点】と言う記事である。

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 この世には今まで隠れていたナスカの地上絵や、ミステリーサークルのような“ミステリー現象”も多々ある。

 産経抄子は「こうした宮中祭祀や行事は、目に見えない部分や不合理だとも思える部分があった方がゆかしくありがたみを覚える」と書いたが同感である。

小泉首相にも“見えない部分”があった方が“奥ゆかしかった”のに、軽佻浮薄だったのは頂けなかった。それとも昔の自分の“秘事”は依然として隠し通しているのかも…

 

届いた書籍のご紹介

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安倍晴明陰陽師従四位下:仲村友紀著・青林堂¥1500+税」

表紙は今はやりの劇画っぽいが、中身はちゃんとした書籍である。著者は埼玉県出身で、1980年代にニューエイジ運動、精神世界を専門としたプロダクションに所属。その後独立して様々なミステリーやオカルト関係の雑誌書籍に企画編集・ライターとして活動したという。私も陰陽師氏とは懇意にしているが、彼は純然たる古代史の研究者の一人である。

「世の常識は、時代とともに移り変わります。今のわれわれの目から見ると不思議に思えることも、当時は常識だったということも珍しくありません。」と言っている。そう、物差しは時代とともに変わるのである。

気軽に読める一冊、古い歴史を知ることも必要だろう。

歴史の“愚”を繰り返すのか!

1989年6月4日、中国の天安門広場では人民解放軍が、民主化を要求する学生らの抗議集会を戦車のキャタピラで踏みつけ、発砲を繰り返して終了させた。毛沢東は「革命は銃から生まれる」と言ったが、学生は無防備だったから銃で鎮圧され、革命は成就しなかった。

現在の香港でも、是と同様な虐殺が始まったが、デモ隊は屈する様子がないようだ。

大紀元日本は、連日香港に関する記事で埋まっているが、見出しの例はこうだ。

1、逮捕された16歳の少女、香港警察に集団レイプされ中絶手術受ける=香港メディア

2、ポンペオ米国務長官、「中国共産党政権は中国ではない」

3、香港警官からレイプ被害の少女が声明「今後、DNA検査で加害者を特定」

4、15歳少女が全裸の水死体で発見 香港でデモ開始後不審死相次ぐ

5、香港警官からレイプ被害の少女が声明「今後、DNA検査で加害者を特定」

6、香港警察、デモ参加者らの暗号化ネットワークを検閲 個人特定の企み

7、「香港人の精神を本土に広げたい」 中国の大学生が香港デモに参加

 

天安門事件時と異なり、今では瞬時に画像が世界中に発信されるから、いかな強権政府であっても隠しおおせは出来るまい。問題は、民主化を要求して立ち上がったグループに対する世界中の支援と支持が具体的にどのような形で継続されるのか?と言うことだ。

冷戦時代に、ソ連によってベルリンが封鎖された時、米空軍が強固な空輸作戦を強行して東べルリン市民を救援したが、香港は半島だから海上から救援するしかなかろう。

日本政府は『桜を見る会』で揉めていて、全くおとぎ話の世界に埋没しているから、我々は静観するしかないのが無念だが・・・。

ところで天安門事件で世界中から非難された中国の窮地を“救った”のは皮肉にも日本政府だったことを忘れてはいないか? 平成4(1992)年8月、中共は日本政府に対し天皇陛下(現上皇陛下)の訪中を要請してきたのだが、時の宮澤喜一内閣は、日本国内の反対を押し切って受け入れ、10月に天皇皇后両陛下が訪中された。

大方の日本国民は既に忘却の彼方・・・であろうが、要請を受け入れた直接の“犯人”は当時自民党内を牛耳っていた小沢一郎であった。その結果、天安門で地に堕ちていた中国の威信は回復、逆にその恩を忘れた江沢民は“反日”運動にまい進した。裏切られたのである。更に彼は「天皇との会見は1ヶ月前までに申請する」という外交上の慣習を無視して天皇との会見を強引に決めさせた。その結果、日中関係は改善したか?

利用されるだけでいつもバカを見るのは我が国だ。今韓国との間でそれが現実になっているではないか!甘やかしてきた付けが回ってきたのである。まだ目が覚めないのか!

今朝の世界ニュース早読みで、宮崎正弘氏は【香港中文大学といえば「香港の東大」。その香港大学に、11日警官隊が突入した。「学問の自由は踏みにじられた」と日本の新聞なら騒ぐだろう。昭和四十二年だったか、東大駒場に私服でやってきた自衛官衛藤瀋吉教授と面会したとき、その自衛官を取り囲んで、東大の民青らは「学問の自治が冒された」と騒いだっけ。昭和四十四年の東大安田講堂、早稲田大隈講堂に立て籠もってコンクリードで固め、城塞とした極左を排除するため、機動隊の導入は最後に「学長が要請した」のだ。

 香港では政庁の命令があったのか、警察トップの命令で、大学キャンパスが蹂躙され、この日、香港大学だけでも1000発の催涙弾が撃ち込まれ、大学講堂は医務室となった。287名が拘束され、70名以上が負傷した。日本の左翼メディアなら「血の大弾圧」と書くだろう。

 この日、深せんへ逃げ込んだ中国人留学生(遊学生?)は推定150名。一時的な避難所となった救援センターに駆け込んだ。香港から消えた中国大陸からの留学生は80名(サウスチャイナモーニングポスト、11月13日)。(略)11月24日に予定されている区議選は延期されるのではないかと不安視する観測があがり始めた。

民主派の立法議員合計7名が、意味不明の罪状で逮捕され、親中派議員の一人はナイフで刺された。立候補者はうっかり街頭演説もままならないほどに治安が崩れている】

と書いた。

民主化を求める香港市民をそんな状況に追い込んでいる大陸側の首魁を、国賓として招待して即位されたばかりの天皇に合わせる必要があるのだろうか?

自民党政権内部に、平成4年当時の“小澤一郎”がまだ潜伏しているとでもいうのか?

今朝の産経は、【自民党保守系議員約40人でつくる「日本の尊厳と国益を護る会」(代表幹事・青山繁晴参院議員)が、中国の習近平国家主席の来春の国賓来日に反対する決議を準備していることが12日、分かった。

北海道大教授ら邦人の不当な拘束や尖閣諸島沖縄県石垣市)周辺海域での中国公船の侵入行為などの状況が改善されない限り国賓での来日に反対する内容で、13日にまとめた後、安倍晋三首相に提出する方針だ。(略)一方、護る会は、中国で十数人の邦人が理由不明のまま拘束されていることや中国軍機による領空侵犯、尖閣諸島周辺での中国公船の挑発行為を踏まえ、日中関係は「正常な軌道」にないとの認識に立っている香港市民に対する中国当局の弾圧姿勢も問題視しており、これらの懸案が改善されない場合、習氏の国賓来日に反対していく考えだ】と報じたが、全く同感である。

しかしこちらから「招待を中止させる」のは無理だろうから、後輩が考えた「安倍首相が靖国神社に参拝すること」を提言したい。

習近平に“踏み絵”を踏ませるいいアイデアだ。もしも習主席が訪日を強行すれば、靖国問題は一気に解決する。

どうだろう、散々英霊に無礼を重ねてきたご本人である。年末、或は年頭に、靖国神社を公式に参拝されることを切望する。

天皇を政治的に利用して、2度までもバカを見るような愚かな外交をするものじゃない。

 

届いた雑誌のご紹介

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軍事研究12月号

今月の特集は「米中軍拡時代!鎬を削る強力兵器の開発競争」だろう。グラビアには、中国建国70周年軍事パレードの兵器が解説してある。しかし、私が気になったのは海自観艦式に参加してきた中国海軍艦艇「太原」を迎える在留中国人の姿である。

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どうも「間接侵略近し!」と映るのだが…考えすぎかも…

「市谷レーダーサイト」の≪「想定外」は言い訳に過ぎない≫は名言である。台風に関する問題点の指摘だが、私にも「想定しない」としか見えないからだ。都合のいい言葉が流行したものだ。

タガが緩んではいないか?

想定外の出来事で、しばし更新が遅れてしまったことをお詫びしたい。

萩生田文科相の「身の丈」発言で、誰も知らないうちに入試英語の制度が変更されつつあったことが国民に知れた。

私にとって大学入試は遥か昔の出来事だが、直前に制度が変更されるのは大きな負担になったものだ。当時は、数学がⅠ、Ⅱと幾何に分かれていたが、浪人中に、幾何が数学Ⅲに編入され、科目も変更され受験科目に戸惑ったものだ。

今の高校2年生以降の大学受験では、「センター試験」が「大学入試共通テスト」に替わり、英語はTOEFLや英検など6団体・7種類から選ぶ計画で、十分検討されていないと不評だったらしい。

その裏には、文科省には命令する権限がなく、運営方法が「各民間団体に丸投げ」になっていたからだと言う。受験料も約5800円から約2万5,000円と不確定な上、受験会場の不備も不公平だとささやかれていたらしい。

巷には「英語の民間試験の導入は文科省の利権づくりだ」という指摘があったし、「受験生や学校関係者ら教育の現場では、以前から制度の不備や準備不足を指摘する声が多く、関係団体からは延期要請が出ていた」などと、公になってからドンドン不備が出てきた。 

大臣が“不用意な発言”をして問題になっていなかったら、これらの不備は闇の中だったろう、と言うから一体政府は真剣に仕事をしているのか?と問いたい。

前出の友人によれば「三流官庁の文科省としては天下り先の確保として大学とともに民間業者を狙っているのだろう」「英語の民間試験の導入は文科省の利権づくり」という指摘が多いが、あながちウソだとは思えない“過去に天下りの実例”もある。

萩生田発言に前後して「政治とカネ」をめぐる疑惑で2人の閣僚が辞任した。何ともお粗末である。考えたくない事だが、今どき政治家を志す人物は、この程度の無教養な“利権目的の商売人”しかいないのだ、と言ってしまえばそれまでだが、首相は改造内閣発足時に「安定と挑戦の布陣」と言い「自民党は老壮青、人材の宝庫」だと豪語したのではなかったか?それがこのザマとは…

もっとも、第1次内閣発足時に靖国参拝をスルーして難病に苦しみ、政権を放棄した後、「痛切に反省」して硫黄島で英霊に土下座して復帰したのだったが、その後の行動を見ていると痛切に反省したとは思えないから心配でならない。

一方、千葉県に大規模停電の被害をもたらした台風15号への初動対応に疑問を感じた。「強靱な国土つくり」と言う掛け声とかけ離れたものだったからだ。

 勿論、内閣改造に伴う一連の行事が立て込んでいたとはいえ、「台風上陸前に関係閣僚会議を一度も開かず、首相が全閣僚に警戒を指示したのが『意見交換の場』である閣僚懇談会だったことや、最大瞬間風速57・5メートルの暴風を『予測できなかった』と釈明する姿勢」に違和感を禁じ得ず、記憶の限りでは「自衛隊を出動させる」と公言しただけだ。言われずとも自衛隊は出動している。「自然災害から国民の命や暮らしを守ることは政府の責務であり、警戒態勢に最善を尽くすのは当然」だと常々総理が公言しているからだ。

今のところ、泡沫政党の寄り合い所帯から指摘されていないから、内閣支持率の低下を招く事態には至っていないが、「危機管理能力の高さ」こそが安倍政権の持ち味だったのではなかったか?千葉県知事の行動が非難されて、その陰に隠れている感じがしないでもないが、もっと国民の生命、財産を預かる政府としてはふんどしを締めて取り組んでほしいものだ。

郊外の山の中で、偶にTVで世情を見ていると、この国はタガが弛んでいるとしか思えない。うかうかしていると、隣国並みに落ちぶれる気がしないでもない。我が国はそんな国柄ではなかったはずだが・・・

 

届いた書籍のご紹介

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『英雄の法則:保江邦夫著・明窓出版¥1800+税』

色々とご指導いただいている保江先生の新著である。氏は理論物理学者だが、”精神世界”にも造詣が深い。というよりも、理論物理学量子力学などは、目に見えない分野が多いから、自然とその世界に関心が深くなり、他人に見えない物が見えてくるのだろう。

一般的に現代科学者と言えば、目に見えるものしか信じないという、私から言えば”欠点”があるが、私は最近「目に見えない物こそ真実だ!」と考えるようになった。科学とは、ある学説を立てて、それが時を経て証明されて初めて[科学的に立証された]ことになるのだが、昔はそれを決めるのは「宗教者」であり、「政治家」であったから、真実は闇に葬られてきた。

私は実際に目に見えない物が見える方々にお会いする機会が多かったから、自然に”それ”を信じている。部下たちが目撃したUFOもその例である。

この本は気軽に楽しく読めるので、家内の方が先に一夜で読破してしまった。「フランスの至宝・松井守男画伯、長崎の喫茶店マスターとの出会いなどのほか、脳内ホルモンに基づく脳科学的な話まで、「目から鱗」の話が満載である。先生の語り口は飽きずに読ませるから、実に楽しい本である!

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『失われた日本人と人類の記憶:矢作直樹・並木良和共著・青林堂¥1500+税』

矢作先生も、東大緊急外科部長をされた医学者である。講演会で知り合い、以後ご指導を得てきた。並木氏には直接お会いしたことはないが、保江先生同様、精神界に詳しい方である。

今回は日本の古代史に関する対談で、これもまた、目からうろこの事実が満載されている。

地上波TVばかり見ていて”精神状態”が傾いできたら、まっすぐな骨格に治すために一度目を通すとよい。きっと精神状態が正常に回復することだろう。

巷にはとげとげしい本や雑誌が溢れているから、その浄化にも役立つと思う。特に若い方々にお勧めする。