軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

主権回復記念日国民集会

表記の会合で、20分間の提言とパネルディスカッションをさせていただいた。 今回の主旨は「年来の念願である四月二十八日を主権回復記念日として祝日化するための祝日法の一部改正をといふ呼びかけと合わせて、邦家国民にとっての焦眉の課題たる防衛問題につ…

集団的自衛権解釈変更

24日の産経一面トップは、表記について麻生首相が「本格検討へ」との見出しで「大きな一歩を踏み出す」ことになると書いた。北朝鮮のミサイル発射問題や、ソマリア沖の海賊退治に、海自部隊などが派遣されているのだから当然だろう。 首相は、「安全保障の法…

麻生首相、靖国に真榊奉納

21日から始まった靖国の春季例大祭に、麻生首相が真榊を奉納した。首相は秋季例大祭でも奉納している。日本人として当然のことなのに、なぜか「進歩的文化人」や「マスコミ関係者」はいつもこれを問題にする。 21日夜に記者団から質問された首相は「国のため…

諸々まとめて

1、16日の「史料調査会研究会」は有意義だった。静岡産業大の森戸教授が、2月〜3月にかけて“戦後の”ガザ地区を訪問した時の写真を展示してくれたから、実情の一端が良くわかった。オバマ大統領の「解決策」は、二国家共存だが、領土問題以外に「エルサ…

国防再考の好機?

昨日は岡崎研で一日中、中国山東大学アジア太平洋研究所所長以下4名の研究者と『安保』対話をした。 第一議題は『アジア太平洋地域の安全保障問題』で、私が約10分間で問題提起をした。 時間の制約で「安全保障上の注目点」として、(1)朝鮮半島問題(…

国連の無力さ

北のミサイル発射は、安保理決議1718“違反”だと皆が認識していながら、中国やロシアの消極的態度で「議長声明」に変更されるという。「北に罰を与えなければならない」と強硬な意見を吐いていたオバマ大統領は、今何を考えているのだろう? 所詮国連の「安保…

両陛下ご成婚50年をお祝いする

今日は両陛下の金婚式、心からお喜び申し上げたい。思い返せば50年前の昭和34年4月10日、私は防大一年生として横須賀の小原台にいた。入校式終了後の10日は祝日となり国中がご成婚をお祝いしたが、私は制服を着て始めて外出を許され、横浜の山下公…

半島と尖閣の危機

昨日のチャンネル桜は、予想通り≪ミサイル問題≫関連の話題で、井上キャスターとの防衛漫談は盛り上がった。スカパー(216)の今日午後8時から30分放映される。 ところで産経7面の「オピニオン」欄に、元外交官の宮家邦彦氏が「深刻な安全保障上の『現実』」…

正体を暴いたミサイル事案

昨年暮れの「田母神空幕長更迭事案」は、保守派言論人たちの正体を暴く「踏み絵」であった。そして田母神氏に対する“圧倒的な国民の支持”は、これら“保守派”と見られてきた言論人達に対する「不支持表明」でもある。 今回の北朝鮮によるミサイル発射事案も、…

ミサイル騒動、さてどうする?

北朝鮮がミサイルを発射したと国内は大騒ぎだが、それが成功であれ失敗であれ、さて、今後わが国としてはどうする気だろう?戦後呪縛からの解消に繋がればいいのだが・・・ 10年前は2段目、今回は3段目ロケットの切り離しに失敗したらしいが、北朝鮮はこのまま…

ミサイル発射?

4日の新聞は「北ミサイル今日にも発射」と書いた。5日には「ミサイル『発射』政府が誤情報」と書いた。テレビも同様で、これ見よがしに「誤情報情報」を喧伝している。 産経によると、官房長官が防衛大臣に「緊張感を持ってやって欲しい」と注意、防衛大臣…

集団的自衛権問題解決を急げ!

昨日は「日本ヒューマンファクター研究所所長・黒田勲先生を送る会」に参列してきた。700名を超える各界の方々が参列され、厳かな雰囲気だったが、黒田先生には操縦学生時代からご指導いただき、先生に心酔している一人である。 黒田先生は、北大医学部を卒…