軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

IT産業に抗議し始めた“被害者たち”

 今朝の産経新聞の「オピニオン欄」に、「フェイスブックをやるな!」との記事が出たので、興味を持って読んだが、中高年ならずとも、「小金持ちで欲の皮が張っている?」人への警告だとみた。

 

 とかく「SNS」は便利なようで規制するものがなく「野放し」だから、SNSを利用した不健全な事案が目立つ。

 勿論私には「無縁」だが、これから…と思っている若者たちは、スマホにハマっているせいか、不健全な世界に落ち込みやすい。

 私のような‟老兵”にとっては、身の回りには、乾記者が書いているように「SNSを捨てて街に出よう。FBをしなくても人生結構、楽しい」ということがことが分かるが、経験が少ない若者たちには無理じゃなかろうか?。

 この日の一面トップには「グーグルが提訴」されたという記事が出ているが、乾記者のコラムは、これにつながることが分かる。

 要は巨大な(海外の)組織が「言論の自由?」とやらで、一部のやりたい放題な悪人たちを野放しにしているからである。しかもその責任を「組織自らは取らない」から、被害者はどんどん「悪評の被害」にまみれていく。

 直接関係がない者は、どれが嘘で何が真実かが分からなくなる。しかし多くの日本人は、今まで新聞、TVでその見分け方を鍛えられてきていたのじゃなかったか?「新聞はうそをつかない」と言った方がいたが・・・

 そこでついに被害者たちは巨大IT会社に決起したのだろうが、この組織は「外国」にあるのだから、ある意味で今まで「不法な侵略」を受けてきていたのだと言えなくもない。

 人間には誰にでも「多少の欲」はあるから、小金持ち?のご老人方が、オレオレ詐欺に引っかかるのも理解できないこともないが、この組織を利用した「詐欺」は、悪評を世界中に広めて個人をつぶそうという輩だから始末が悪い。であればそのような「意見?」を投稿させなければいいのだが、組織にとっては「金儲けになる事業」だから、「個人の権利だ」などといい加減な理屈をつけて「己の組織の利益を保護しようとする」

 もともと西洋(と言っても米国)は、宗教的抑圧から逃れて、コロンブスが発見した新大陸へ「逃亡した一族」だ。それが代々苦労して「大陸を開発」してきたが、やがて金が取れ、油もとれると分かってどんどん新大陸に逃げてくるものが増えて、新国家を立ち上げたのだが、それにしても先人たちの苦労をよそに、あぶく銭狙いの輩が大量に移住してきたものだ。

 株や賭博を「開発」したのは彼らじゃないか?もともとは「ウォール街」だけだったのだが、通信技術の発展で国中に広がったのだろう。「一攫千金」を狙う輩が集団で悪さをし始めた。今問題になっている「巨大IT」などはその典型じゃないのか??

そのうえ彼らにとっては「戦いを禁じられた戦後の日本人」は弱弱しいから恰好の鴨である。

 というようなシナリオが今回の記事から描けそうだが、久々に被害者が立ち上がって、抵抗するらしいから心強い。

 これからギャンブルを導入しようという国だから、あまりあてにはならないが、目の前の悪に抵抗するのは男として当然だ!

 

 以前ここでも書いたが、とかくこの世は「サギ(それもクロサギ)が飛び回っていいる」

 なけなしの貯えを持っていかれたご老人は気の毒だが、世の中の悪には毅然と対抗しないといけない。

 それにしても「ジャスティス」を信条にした「真正米国」はどこに行ったのだろう。

 これほどまでに悪が勢いをつけたのはバイデンだったからだろうが、彼も弱者?だったから舐められたのだろう。

 少なくともあと一年はこの惨状が続くとすれば、日米安保を信じてきた?日本国も、相当な被害を被るだろうが、そのころには「どれが嘘で、何が真か」の区別はつくようになっているかもしれない。

 世の中の大半は「嘘で固められているのだ!」ということに、国民の大多数が気が付く時が来ることに、少しだけ期待しておこう。