軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

連休中日の息抜き

今年も長い連休になった。と言っても私は毎日サンデーだから実利がないが…。
しかし気候の変化は急激で、半島情勢に加えて話題になっているようだ。
地下鉄が“気を利かせて?”ミサイル発射情報で一時運休したようだが、政府のJアラート情報ではなく、テレビ情報だったというから関係者の緊張ぶりがうかがえる。
マ、この国は今まで何も備えてこなかったのだから、今更慌てふためいても始まるまい。


近所のスーパーレジでの主婦の会話はもっぱら「ミサイルが飛んできたらどうしよう?」「8分だからどうしようもないわね。近くに横田基地があるから大丈夫じゃない?」「いや、逆に狙われているらしいから危険よ!」「あら、そう…」などと何とものんびりしたものだ。
「でも水だけは買っておくワ」と件のご婦人はペットボトルを買って帰って行った。
ワイドショーも少しは国民の国防意識高揚に貢献した…?というところか。


先月、府中の大国魂神社に参拝し、周辺の桜並木を眺めて歩いたが、一人の老婦人から話しかけられ感動した。彼女は、枝に満開の桜よりもその幹にけなげに咲いているつぼみに感動するというのである。
誰も気にもかけてはくれないのに、一人懸命に咲いている姿に勇気づけられるという。
それで彼女はいつも散歩がてら、上の花ではなく、下の方の幹の小花を見つけては「こんなに小さい花なのに、よく頑張っている。自分も負けずに頑張ろう」という意欲と勇気をもらっているのだそうだ。
なるほど、枝に満開の桜は誰からも見上げられるが、こんなつぼみは気にも留められない…。
良い話だナと思った…。

≪太い幹から直接咲く花!:なんとなく教えられる…≫
≪街路の桜。満開だからこれは誰でも写真に撮るが…≫


近くの空き地に野良猫たちが集まって日向ぼっこしていた。市では野良が悪さをするので取り締まっているらしいのだが、見ていると小学低学年の女の子たちが集まって来て、一緒にオママゴトして遊ぶほどになった。
そこで一句・・・「われと来て遊べや親のない子猫」


野良は人間には懐かないというのが定説だが、なんのなんの、空き地にシートを敷き、寝そべって本を読んでいる子供たちの体に乗っかって、野良も安心しきっている。
「命の大切さ」などと学校の先生方はおうむ返しに言うが、その割にはいじめや自殺が後を絶たない。真の「命の大切さ」とはどんなものか、先生方にはわかっていないらしく、本心はどうでもいいのじゃないか?
こうして野良たちの「生身の命」に学んでいる子供たちの方が、学校よりもよほど学んでいると、大人たちがほほえましく思っていたところ、野良が急に減りだした。
町内の誰かの要請で、隣町のボランティアが動き出し、去勢するとかで捕獲して行ったらしい。

すると数日後に空地に異変が起きた。今までたまに猫の後ろに並んで、おとなしく餌を啄んでいた狸が、今や3匹も現れて空き地を占領したのである。力関係が変化したのだ!


≪山里だったのだから先住権は彼らにあるのだろう。いつの間にか狸一家が空き地を占領した!ボランティアは野良猫が対象だからかタヌキは相手にしないらしい。どっちの方が畑に有害か…。世の中は、一部の人間の思い通りにはいかないものだ、という実例!≫


今日は気温はやや低いが、日照時間が長くなり、家内のバラの手入れも本格的になってきた。
ボチボチつぼみが出ているが、モッコウバラの方は今が満開である。
風に乗って漂ってくる香りが素晴らしい。下旬ごろには家内が丹精込めて育てたバラも咲きそろうことだろう。漸くデッキでコーヒーを楽しめる時が近づいてきた。
そのころには、今回、講談社から上梓した本も店頭に並ぶのではないか?

今回は、地球上の戦争ではなく、今や「宇宙戦争」が近づきつつあるという警告の書である…。

満開のモッコウバラ

ゴールデンウィークの中日、皆様はいかがお過ごしだろうか? ちょっと一服。

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「トランプは中国の膨張を許さない!古森義久著:PHP¥920+税」
鋭いアメリカ分析を続けている古森義久氏の近著である。今回、トランプ大統領習近平主席に北朝鮮問題を片づけるように“助言”したのは、彼らには北朝鮮を牛耳るほどの実力がないことを見越した戦略だと私も思っている。
これで習近平主席が何もできないとなると、彼のメンツは丸つぶれ、世界中から中国が非難されることを見越した策だと思う。中国の無策で刻々と時間が過ぎて行っている…。
やがて「不可」となった時、トランプ大統領の「斬首作戦」はやりやすくなるはずだ。



「SAPIOの6月号」
4月号は「韓国が壊死する」特集だったが、6月号では半島の“終焉?”を特集している。
私はいつも思うのだが、何でこんな厄介な後進国を明治43年に日本は併合したのだろうか?
良いことは少しもなかった。逆に大きな災いばかりが降りかかってきた。
日韓併合に慎重だった、伊藤博文公をハルピン駅頭で暗殺した安重根(他にロシア陰謀説もあるが)は韓国の英雄に祭り上げられているが、本当は「併合してほしいが為に」とった陰謀的行動じゃなかったのか?


キリスト教を世に問う・奥山篤信著・展転社¥1800+税≫
平河総研を創設した友人・奥山氏の著作である。彼は1970年に京都大学工学部建築学科を卒業したが、“学園紛争でじっくり勉強できなかった”ので東京大学経済学部に再入学し、卒業後米国三菱商事ニューヨーク本社で6年勤務した異色の経歴の持ち主。
その後今度は2014年に上智大学大学院神学系研究科を卒業(神学修士号取得)、2014年から1学期(約一年間)パリ・カトリック大学に留学している。
その経験から「キリスト教に疑問」を感じ、今回世に問うたものである。
私は宗教には疎いが、一般的に既成、新興を問わず「宗教」には疑問を持っている。
一般的に「信仰」とは、既成宗教を信じることとされているが、私は今の宗教は「事業」に陥っていて、信仰の対象ではないと思っている。宗教団体という言葉がそれをよく表していると思うのだが、今や「金集めの事業」といっても良いほどだろう。
私は信仰のことを、仏教では「信心」と呼ぶが、これが日本人にはふさわしいと思っている。
一度奥山氏の説をご一読あれ。内容は帯に列記されている。

宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告

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