軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

靖国参拝問題は小泉首相の勝ち!

残念ながら今日は急遽告別式に出る事態になったので、つい朝日新聞を買いそびれた。テレビでは相変わらずNHKが長時間割いてフォローしているが、少しづつ軌道修正しているように見える。前回「武士の情け」など、多くのコメントを頂いたが、なるほど!と感心するものが多い。しかし、「酒酔い運転?」がばれたのには驚いた。実は今日も少し?嗜んで書いている…
ところで今回の靖国問題は、やがて「小泉首相の勝ち!」だと分かる時が来るだろう。中国も韓国も、暫くは「重大抗議」を続けて自国民の矛先をかわす必要があるし、日本側のマスゴミと連携して旨く「騒げば」日本から「ODA?」が届くかもしれないので、今少し日本のメディアを活用して騒ぎつづけるだろうが、その内に日本国民が「辟易」し始めマスゴミに「愛想」を尽かし始めていると判断すれば、つまり、日本の「マッチポンプマスゴミ」に飽きてきていると判断すれば、その時点でもっと効率の良い問題を探し出して切りかえる事だろう。どちらにしても年内には静かになる。万一、ブッシュ大統領が来日した時に、「靖国神社ってどこ?」と聞いて、小泉首相が私服で気軽に「案内」でもする事にでもなれば、極めて面白くなるのだが…

  • 今日の産経新聞に我が岡崎研理事長が次のように書いている。「秋の例大祭初日に小泉純一郎首相が参拝したが、その内容は(背広姿で記帳しないなど)重々しくされないでかなり軽くした。もう少し重く、公式参拝に近い形でも、日中関係、日韓関係に言葉による批判以上の実害はないという点では同じだと思う。行きがかり上、中国、韓国による批判は当然、予想していたが、大使館や政府スポークスマンなどは激しい言葉遣いをしないと自分の立場が危なくなる人達だ。日本に言っているのではなく、自分の後ろに向かって言っているのだと解釈すべきだ。今後数日間の中国の反応は興味深い。これによって中国の今後の対日戦略や、あるいは中国内部の権力関係、特に強硬派と穏健派などが分かってくる筈である。言葉以外に何が出来るかというと、若干の無害な交流の停止くらいはあるかもしれないが、大衆デモは到底出来ないと思う。そうであるなら、今後は毎年、参拝しても日中関係、日韓関係に言葉の批判以上の実害はなくなる事が確定するはずだ。小泉首相でなくても誰でも参拝できる状況になるだろう。それが確定し、靖国問題の幕引きになれば、小泉首相の功績になるだろう」
  • ブログに書いたと思うが、以前中国を訪問した時、この問題と李登輝総統来日問題について、中国のある関係者に個人的見解を聞いた時、「(参拝し、来日すれば)それで終わりですよ。勿論暫くはお宅のチョーニチ新聞が騒ぐでしょうが」と言った事がある。いくら「暇な」両国でも、いつまでもこの問題に関わってはいられない「お家の事情」がある。ただ、日本側のマスゴミや政治家の1部がわざわざ資料を取り揃えて「御注進」してくるから効果があると見て、応じてくれていた節があった。つまり、「日中問題」「日韓問題」を引き起こしている元凶は、情けない事に「日本国内の反日分子」なのである。今回の首相参拝が「踏絵」となって、これら「反日分子」達が浮き彫りになったから国民はその実態に気がついた。首相は背広姿で参拝し記帳こそしなかったが、今回の参拝によって、真犯人は中国や韓国ではなく、「日本人のなかにいる」事を国民に知らせ様としたのではなかったのか?そう考えると、今回の参拝は小泉首相の作戦勝ちであったといえる。まんまと引っかかったマスゴミ関係者は、今頃気がついて慌て出しているに違いない。そして今後徐々に「変身」するだろうから気をつけて見ている事にしたい。
  • 明治時代にわが先輩方は「脱亜入欧」を合言葉に近代国家を建設し、世界に冠たる先進国家の仲間入りを果たした。福沢諭吉は「脱亜論」の前に「支那風を擯斥すべし」という論文を書き、中国との「隔絶」を主張した。その教訓を忘れて、昭和に入ると大陸に進出した。不況解決の一つの手段であった事は理解できるが、満州国を「王道楽土」と夢見て深入りし過ぎた。そしてその結果が8月15日であった。無一文から再出発した終戦後の約30年間は、内戦に明け暮れる大陸に関わらず一切断絶していたが、その間に我国は「高度経済成長」をとげ、GNP世界第2位に上り詰めた。ところが何を勘違いしたか、米国の「頭越え」に驚いて、何の戦略もないままに、再び「バスに乗り遅れるな!」と大陸進出を夢みて「日中国交回復」したが、その結果はどうであったか!昭和の60有余年の間に、我国は2度も大きな間違いを犯してしまった。大陸との交流を深めれば深めるほどわが国の国力は疲弊し、トラブルは増加したのではなかったか?明治の元勲は実に偉大だったがその遺訓を昭和の凡人達は「無視」したのである。つまり物事の本質を見ぬけなくなったのである。
  • やがてこの問題は「アジアの近隣諸国」にとって「金に」ならないから疎遠になる。金の切れ目が縁の切れ目、何も慌てる事はない。放っておけば良いのである。もっとも「弱み」を握られた裏切り者達が、コッソリ「献金」したり、抜け駆けをしようとしなければの話しであるが…。国民はこれら「反日分子」達の行動を厳重に監視しておかねばならない。