軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

小泉首相の靖国参拝所感

秋季例大祭の初日である今日、小泉首相が参拝したのでマスコミは大騒ぎの感がある。「実況放送」を見たが、霧雨の中、首相は拝殿前に歩み寄って黙祷した。どうせならば8月15日に堂々と参拝して、「アジア諸国」にボールを投げてやれば良かったのに…と思ったが、それはさて置き、些か気になることについて所感をメモ書きしておく。

  • 阪高裁「裁判官の暴論」があったからかどうかは知らないが、「私的参拝」である事を強調した感が否めない。首相は公人、公私の区別はないのだから、殊更「演技?」する必要はなかった。要は祭られている「英霊」に対して、如何に謙虚にお参りするかと言う問題である。私が8月15日に拘るのは、今次大戦の事が「アジア諸国」から問題にされているからで、決着をつけるためには今次大戦の終戦日である8月15日以外にないからである。それさえ終わってしまえば「近隣諸国」も文句を言う筋合いではなかろう。「総理大臣である小泉純一郎が一般の国民としてお参りするのも良いものだ」と総理は語ったが、それならば通勤服姿?でこれから毎日気軽に参拝して欲しいものである。
  • ところで我国の「マスゴミ」(私のブログのコメントによると)の報道振りには相変わらず腹が立つ。各社全部は見ていないが、TBSは早速「中国人教授」を呼んで意見を求めた。王雲海と言う教授は、中国政府の「プロパガンダ」を繰り返すだけで、始めから分かっているようなコメントを、わざわざ求める局の姿勢が理解できない。彼が首相の参拝を「評価する」と発言するとでも思ったのだろうか?それよりも尻に火がついた自社株式問題の方が心配だろう。女性キャスターは、「それではアジア諸国の反応を」と言ったが、アジア諸国とは「中国」と「韓国」だけではないか!他のアジア諸国に対する取材はどうしたのだ?
  • NHKも実におかしい。午後七時のニュースの「過半数」を占める18分も使ってこの問題を報じたが、過去の小泉首相の参拝について微にいり細にわたって解説したが、明らかにその手法は中国と韓国に対する「メッセージ」に他ならない。どうして、「英霊と御遺族の皆様は喜んでおられる事でしょう」と言えないのか?どこの国のメディアの積もりか!全く異常だとしか言いようがない。だから国民は離れていくばかりなのにそれさえも全く気がついていない。NHKを評して「ナんともフ謹慎なコク営企業」と言った人がいたが、全くそうである。
  • そんな中、関係者の談話は、見事にその思想を表していた。あきれたのは民主党の前原議員である。この程度の思想で憲法改正など「鷹派的発言」をするのだから些か見そこなった。加藤紘一氏や、河野議員はやはり中国派であることが判然とした。彼らは一体どんな「弱み」を握られているのだろうか?公明党の神崎議員は、党の代表として発言しているのだろうが、公明党とは一体どこの国の政党なのだろう?少なくとも「日本国」の政党だとは思われない。共産党社民党とうりふたつであるのに、与党とはこれいかに?ニュース解説者や、コメンテーターなど、マスゴミに登場する有名人達も今回の首相参拝が「不意打ち」的だった事もあって、その解説は彼らの正体をあらわす「踏絵」になったから今まで以上に旗色鮮明になったことは良かった。それにしてもこの業界には、なんと多くの「反日文化人?」が集まっているのだろう。彼らの「国籍」は本当に「日本国」なのだろうか?
  • 「アジア近隣諸国」は報復として、予定されていた外交交渉をキャンセルしたり、先延ばしにする事を考えていると言う。その程度の「民度」の国との交渉など、急ぐにはあたらない。町村外相は、毅然と対応すべきである。中国政府の敵は国内の「民主化勢力」であり、韓国も「野党保守勢力」である。国内問題から目をそむけさせる絶好のチャンス!と捉えたかもしれないが、こんなことで解決できるはずはない。ここ数年以内に両国はバブル崩壊や北の侵略問題で靖国問題などに構っておれなくなるだろう。国内には、弱みを握られている「輩」が「なんで大事な時期に余計な事をしたのだ。国益を無視している」と叫ぶだろう。しかし構う事はない。小泉首相は堂々としている事だ。やがてこの問題は解決する。日本人のなかの、マッチポンプグループの「正体」も明らかになる。国民は黙って見ているから心配無用である。
  • 久しぶりにブランデーを傾けたので、文章も練れていないだろうが、忘れない内に「メモ」しておく事にした。明日の各紙、特に朝日新聞記事が「楽しみ」である。

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