軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

続…この国は長くは持たない?…

昨夜は、天八会という、由緒ある『異業種交流会』で『米国の世界戦略と日本』と題して講話をした.私もこの会の古いメンバーなのだが、若手企業家達や、大企業の役員を務められた方々の集まりだから、和気藹々の内にも鋭い質問が飛んで盛況だった.
帰宅してブログを開くと、多くの方々から貴重なコメントが寄せられていて、いかに教育問題に関心が高いか良く理解できた.自民党本部でも、このような教育に関する国民の実体験に基づく「苦言」を真摯に受けとめ、教育基本法改正に邁進して貰いたいものである.
中に「現状に驚くことなかれ、日本人を信じよ」という助言もあったが、勿論信じている.例えばその様な「異常な」教育を受けて育ってきた若者達が、自衛隊に入隊して4ヶ月間の『入隊教育』を受けると、見事に本来の愛国心を取り戻すのだから決して『修正』は不可能ではないと確信している.空幕の教育課長時代も、航空教育集団司令部の幕僚長時代も、若若しく新鮮な『新隊員達』に接して、教官達の熱意ある指導の成果をいくらでも「目撃」しているから、決して『日本人の底力』を信じていないわけではない.しかし、その様な『良い環境下』に恵まれなかった少年少女達は、道を踏み外す公算が大きい事もまた事実である.これは実に「勿体無い」ことではあるまいか?穢れなき純真な子供達が、『これ以上穢れ様もない醜い1部の大人達』から、人生行路を間違った方向に導かれるのである.国旗・国歌とは別問題かもしれないが、育ちも家も十分過ぎるほど恵まれていて、その上最高学府で高度な教育が受けられる環境下にありながら、人間としての素養に欠けていた?為、オームのようないかがわしい集団に惑わされて、人生を踏み外した青年男女の例だけでも十分だろう.これは日本国としては大きな損失である.
長い長いコメントを読んでいて時間がなくなったので、今日は伊藤先生のパンフレットで、昨日お伝えしなかった実例を掲げておきたい.昨日は『卒業式』に関する実例であったが、今日は『海外でひどい目にあう子供達』の実例である.

『事例1=英国の公立学校の入学試験で、日本の国旗・国歌の意味を尋ねられたが答えられずに不合格になった.
事例2=米国の小学校に入学した時の歓迎会で、『君が代』が演奏されたのに座ったままでいると厳しく注意され恥をかいた.
事例3=パプア・ニューギニアで、国旗降下の時そのまま仕事を続けていたら突然殴りつけられた.
この他にも成人のケースでは、足で蹴られた、銃を付きつけられたなどという物騒な事例もあります.国旗・国歌について学校で教えられていない為、このような事が起きています.これは教育の放棄であり、子供達の学ぶ権利の重大な侵害です』
伊藤玲子さんは、手弁当で孤軍奮闘しておられる.パンフレットには『神奈川教育正常化連絡協議会』とあり、事務局の電話番号が書いてある.多分彼女の携帯番号だと思われるのだが、特に神奈川県の方々は、迷惑にならない範囲で激励してあげて欲しいと思う.090−4818−7227
明日は又講演会である.旧海軍関係の方々に、『大東亞戦争秘話』として、1・開戦秘話(第14部文書遅延裏話)。2・交換船秘話。3・海軍操縦者養成秘話(特攻隊誕生)。4・終戦秘話(マニラ降伏全権団)を話す予定である。多忙な為、文章も良く推敲していない点をお詫び申し上げる.