軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

ヒラリー・クリントン国務長官誕生!?

 平河総研のメルマガ「甦れ美しい日本」に、塚本三郎氏が「今を斬る」(国家観なき政党政治)、西村真悟議員が「社会党なき社会党的翼賛体制・・・国籍法改正」と題して論じている。現状の日本政治の“非常識”さについて、良く理解できる一文だから、ご一読いただきたい。ついでにその下に、私の「大東亜戦争の真実を求めて」と題する連載もあるので、時間があればご笑覧いただきたい。


 ついでだからここで私も「広告」させていただことにする。
 実は9月22日の産経新聞に、次のような記事が出たので問い合わせて、書斎整理中に出てきた過去の「短編小説」を「まぐまぐマーケット」に出品したところ、審査をパスして「広告」されたのである。
 

 その昔、世田谷に住んでいた時、区の文芸誌である「世田谷文芸」に投稿したところ、恐ろしいことに連続3回も「第三席」に入賞したのだが、それらのミステリー小説3篇や、航空事故の体験記などである。原稿用紙各50枚、『まぐまぐマグマーケット』での売価は一作品¥315(税込み)でダウンロードする方式だという。現在一本だけ売れている!。仲間が買ったらしいが、読後感想が楽しみである。

売れた作品!『精霊の住む家・その1』

 勿論、「事故体験記(出雲の神々)」は現役時代だったから、全文上司に「届け」出たが、時の上司は感激家だったから全文に目を通し、「部内誌の月刊朝雲に掲載して隊員一般に読んでもらえ」と言ったものだ。

F−86F時代の体験記『出雲の神々』

 これからは、現役諸官には、こんな趣味にも「監視の目?」が光るとすれば、隊員たちが「常に徳操を養う」ことも不自由になる。それとも、どんどん提出して「監査官」の仕事を増やせば、「紙の無駄だ!」といって全て没にするか、「メクラ判」を押して通過させるか・・・国防よりも多忙な雑用が増えた役所に同情を禁じえない。


 今朝の産経は7面で、オバマ政権が「(ヒラリー)クリントン国務長官」の就任に向け、夫のビルクリントン前大統領が自らの資金問題の調査に積極的に協力、“内助の功”ふりを発揮しており、「オバマ氏が『感謝祭』(27日)の休日後にクリントン上院議員国務長官に指名するとの見通しを示した」という。

 夫である前大統領は、モニカさんとの“深い交際”で問題になったが、弁護士らしく「不問」になった方であり、中国とはそれ以上に“深い関係”にあるといわれている。

 その中国の胡錦濤主席はAPEC出席のため、いち早く南アメリカ入りし、『米の裏庭で存在感』を示した。産経の6面にはペルーのリマで儀仗を受け閲兵する主席の写真入で報じているが、私は1962年10月22日に起きた『キューバ危機』を思い出す。
 ケネディ大統領を“若造で何も出来ない”と踏んだフルシチョフは、極秘裏にキューバソ連製ミサイルを配備しようとしたが、これがばれて一触触発事態になったあの事件である。万一、同様な事態が中米で起きたら、ヒラリー国務長官はどう決断するだろう?


 ソマリア沖での海賊の活動は活発化し、海賊活動は国際ビジネスになっていて手の施しようがないという。米欧の7隻の艦隊は現場で行動中だが、来年早々には韓国が4500トンクラスの駆逐艦を派遣するという。

 それに反してわが国は、年末までにクウェートに派遣していた輸送部隊を撤収するという。インド洋上の補給活動もどうする気か?
 シビリアン・コントロールは、制服苛めに発揮されているようだが、肝心の国際貢献活動では機能していないのではないか?

 せっかくの連休、国内情勢の異常さに『カリカリ』していても始まらない!今日はこれまでにして、家内のガーデニングでも手伝うとしよう!

13日間―キューバ危機回顧録 (中公文庫BIBLIO20世紀)

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中国官僚覆面座談会 (Clickシリーズ)

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日本はどれほどいい国か

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