クリントン長官が明治神宮に参拝?したそうだが、誰が計画したのだろう?ブッシュ元大統領来日時には、靖国参拝を希望したのに、政府が明治神宮に変更したという話があった。今回も背景を探ってみると面白かろう。
クリントン長官の亜細亜歴訪の経路は、日本⇒インドネシア⇒韓国⇒中国だが、「地球にやさしくない経路をとって」までインドネシアに立ち寄るのは“期日調整”だそうだが、オバマ大統領の過去と無関係ではあるまい。それともインドネシアの石油資源問題か?
他方、北朝鮮は「人工衛星」を打ち上げるのだという。そんな最中、麻生首相は樺太で日ロ会談、極東はにわかに騒がしくなってきた。日米、日露、日中、日韓、それに北との関係・・・外務省はてんやわんやだろうが、常にわが国の国益中心に判断して欲しいと思う。
それに比べて国内では中川大臣の「酩酊問題?」でメディアは騒がしい。外国出張中の大臣と言えども、秘書官が同室に寝泊りすることはないから、最後はホテルで一人になる時間がある。
“女性”と同室した議員や大臣は多数あるようだが、この時間帯が一番問題である。ソ連時代に外交官らが経験した「相手方の謀略事例」を思い出すが良い。
会議で部屋を空けている間にも、“メイド”は自由に出入りできる。気に食わない相手の持ち物に、薬を仕込むなんぞ実に簡単、そう考えると神経質な人は「一睡も出来ない」ことになるが、それじゃ体が持たないから、そこまで神経質になることもない。多少「意識」していれば大部分は無事に過ごせる。昔からわが国でも「壁に耳あり、障子に目あり」というではないか。中川大臣の場合は、いささか?アルコールと縁が切れていないようなので相手にとっては思う壺、今後国際会議には「夫人同伴」をお勧めしたい。
さて、今朝の産経新聞「東亜春秋」欄に、山本編集委員が「政治の季節迎えた中国」という鋭い解説をしている。簡単に言えば中国内の政権争いである。未だに胡錦濤国家主席と江沢民然国家主席との間で、権力争いが続いていて、経済危機も加わってこれからますます不安定になる、と言う趣旨だが、雌雄を決するのは「軍」にある。どちらが軍を「確実に」掌握するか!
胡錦濤⇒共産主義青年団(共産党の青年組織)人脈:李克強副首相らと、江沢民⇒太子党(高級幹部子弟):習近平国家副主席らとの権力争いにいまだ決着がついていないから、次期最高指導者の座をめぐって熾烈な戦いが続いていると言う。軍人の給与を2倍に増額したり、装備の改善を進めた胡錦濤国家主席の軍隊掌握が遅れているのは何に起因するか不明だが、江沢民前主席は側近の軍人達をやたらに昇任させたという説が根強いから「人心掌握術」がそれを上回っていたのだろう。日本のように航空幕僚長を簡単に切って捨てるようでは、かの国では政権は持たないのである。
「軍部は党・政府の平和発展外交を無視するような対外強硬路線を主張し、昨年6月に日中間で合意した東シナ海ガス田共同開発にも強く反対している。これは反日民族主義を鼓吹した江沢民前主席の意向にも沿う動きだ」
「胡主席が今秋の党中央委第4回掃海までに軍首脳をどの程度一新できるかが、中国の今後を大きく左右する」
「その目的のために強硬派が東シナ海で軍事的緊張を作り出そうとすることも考えられる。中国軍の動向に細心の注意を払う必要がある」と山本編集委員は結んだが全く同感。
クリントン長官来日、北朝鮮の核ミサイルの動きに対応して沖縄の米軍は動きが活発化している。ラプターもコブラボールも、連日警戒飛行をしていることだろう。今後いよいよ沖縄の重要性が増すのだが、防衛省もF-15とF-4EJの配備転換などを急ぎ、十分な備えをしてほしいと思う。
ただでさえ反米、反日論調で一種独特な沖縄のメディアだが、このところその異常さが増していると現地からの報告があった。連動しているような気がするが、東シナ海での中国の動きに警戒を怠ってはなるまい。
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