軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

新年を迎えて


 当地方の元日は気温は低かったが、好天ですがすがしい年明けだった。はるか西の方には、雪で真っ白に輝く富士が姿を見せていた。ア〜俺は日本人だ!と感動した。
 河原には白鷺が舞い、鵜が4羽、元気に水に潜って「初えさ取り」に励んでいる!そのわきには大きな鯉が堂々と泳いでいるのだが、気がつくと30羽ほどの野生の鳩が川岸の土手で日向ぼっこ、その「やる気のなさ」は人間のはとぽっぽにそっくりで家内と共に笑ってしまった!

 氏神様である八幡様に御参りしたが、普段は神主さんがいない神社なので閑散としているものの、元日は本宮?の神主さんが来て祝詞奏上があったせいか、家族連れで賑わっていた。地域にとってのコミュニケーションの場である鎮守様が賑わうことは嬉しいことである。


 次いで電車で高幡不動尊に向かったが、いつもよりも混雑していた。世の中が不安で不景気だから「神頼み」するのだろうと思ったが、庶民は実にたくましい上に正直なものである。もちろん私もその一人だが・・・

 元日、残念だったことはこうしてかなり歩きまわったものの、日の丸が掲げてあったのは、官公署以外では我が家のほかに一軒しかなかったことだった。思わず日の丸を“発見した”この家の玄関のベルを押して、ご主人と「握手」したくなったほどである。どうして近頃の日本人は素直に日の丸を掲げないのだろうか?持っていないはずはなかろうに・・・


 午後、帰宅して700通ほど届いた年賀状に目を通すと、ほとんどが今年の先行きを案じている。政治不信は自民党時代よりも深いようだが、その自民党も不評であり、「受け皿」がないことを心配している方がほとんどである。奢る平家・・・ならぬ「自民」だったわけだ。
 特に安全保障に関する不安感は最高潮で、本来「リベラル」である筈?のメディア関係者さえもが現政権を気にしているほどだったのが今年の特徴と言うべきか?尤も自ら撒いた種だろうが・・・


「きみの渋面が目に浮かぶ・・・」と言う先輩も多かったが、いまや渋面は通り越して“温顔”になっているからご安心戴きたい!
 今年は乱れる世情にお構いなく?原稿整理に邁進する所存。私は過去の資料に目を通す時間が何よりも幸せに感じるようになったからである。「金正日・・・」も増刷が決ったし、その後関連情報や資料なども届き始めた。見たくない顔顔顔・・・の地上波TVを見ていると、十二指腸潰瘍が復活する・・・


 3月に出版を予定している「UFO・・・」も、後輩たちの体験談がリアルなので、現役時代に目撃できなかったことが悔やまれるほどである。若者向けの、これまた“小説風”読み物にしたから乞うご期待!


「アジアの戦争・・・(仮題)」は、素稿が出来たが、資料が多いので整理が大変である。しかし、私の仮説どおり、大東亜戦争は1975年4月30日に大日本帝国の勝利で終わった!と痛感し、若者達に元気を与えたいと思っている。

 ところがインドネシア独立戦争に貢献された、尊敬する中島正周氏が年末に亡くなられ(89歳)ご指導が受けられなくなったのが極めて残念だが、書き残したものがあるから何とか活用したいと思っている。
 かの大戦を体験された方々が徐々に去っていくのは、時の流れだとは言え実にさびしい限りである。中島パンジャンさんには献本したいと思っていたので残念だが、出版できたらご佛前に捧げたいと思っている。


 天下大乱が予測される今年、それこそ日本丸が、鳩山、小沢、菅のお三方の手によって「過去の民主党のテレビのコマーシャル」のように荒れ狂う「国際海」で難破して沈没しても大丈夫なように、乗客自ら「サバイバル」を準備する必要が出てきそうである。いや、もう難破しかかっているのだから準備は早いほうが良いかも・・・
 昨年は、あの不気味な民主党のコマーシャルが正夢になってはたまらない!と思っていたが、正夢になってしまった。
 難破の模様を私は今年の初夢で見ることはなかったから、まだ望みがあるのでは!と思っているのだが、読者の皆様方の初夢はいかがだっただろうか?

 何はともあれ今年は、危機管理と不測事態対処が大切。「大乱」に備えておきたいと思っているので、読者の皆様もどうぞ抜かりなく!

 今年もこんな風に気ままに書いていくのでどうぞよろしく。

金正日は日本人だった

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