軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

皇室を誹謗する“非国民”たち

 11月22日に情報を得て少し書いたが、日比谷公会堂で行われた「週刊金曜日」主催の緊急市民大会の内容が、週刊新潮12月7日号で詳細に報道された。
“市民権がない”皇族の皆様が「名誉毀損」で訴えられないことをいいことに、下品で見るに絶えない芝居を演じる“進歩的文化人たち”の実名が挙げられているが、彼らの今回の行動は、下劣な上に卑怯極まりない。
 週刊新潮は「その瞬間、あまりの下劣さに観客も凍りついた。11月19日、日曜日。東京の日比谷公会堂で開かれた『週刊金曜日』主催の「ちょっと待った!教育基本法改悪 共謀罪 憲法改悪 緊急集会」である。会場を埋めた2000人近い観客の前で、悠仁親王は『猿のぬいぐるみ』にされ、天皇陛下のご病気をギャグにされる芝居が演じられた……。」と憤慨して書いているが、反論なされぬ皇室をいいことに、やりたい放題の彼ら“進歩的文化人”たちの所業は、日本国民に対する許しがたい侮辱である。29日の私のブログに、読者から紹介された某ブログには、現場の写真なども紹介されている。
 週刊新潮によると皇后陛下を真似た女装の男は、「劇団『他言無用』に所属する石倉直樹(49)」という男らしいが、「永六輔にかわいがってもらって全国各地のイベントで活躍している芸人」だと言う。昔なら不敬罪で即刻逮捕だろうが、彼らが信奉する北朝鮮だったら『公開銃殺』ものだろう。
 普段は「人権!人権!」と、声高に叫び、逆らおうものなら「実力行使」も辞さない連中が、皇室の尊厳を完全に無視しているのは、彼らがまさに『日本国民ではない』証拠であろう。司会を務めた佐高信週刊新潮の取材に対して「皇室を中傷する劇?いやいや、そもそも劇の中で、皇室なんて一言も言っていませんよ」「飽く迄“さる高貴なお方の奥様”としか言っていないですから。だから皇室の中傷などではありません。それは受け取る側の見方ですから、こちらがコメントする理由はありませんよ。そんなこと言うなら核論議と同じで、こちらも封殺するな、と言いたいですね」と支離滅裂な回答をしているが、ならば司会をしていた彼が、石倉演じる「さる高貴な方」を紹介したとき「えー、今日は特別な日なんで、とても高貴な方の奥さんに来ていただきました。この会場のすく近く、千代田区1丁目1番地にお住まいの方です」と紹介したのを忘れたのか! 下劣で卑怯者、こんな男が作家とはおこがましいが、この記事に登場する連中の氏名を見れば、おのずとそこには共通点が垣間見えるから参考までにここに整理しておこう。
 週刊金曜日編集委員本多勝一(挨拶)。同発行人・佐高信(司会)。『話の特集』元編集長でジャーナリスト・矢崎泰久。作家でタレント・中山千夏。元放送作家でタレント・永六輔。それに前述した旅芸人の石倉と言う顔ぶれだから、読者はその裏が読めるであろう。
 週刊新潮は「主催者である『週刊金曜日』の北村編集長は、同誌の編集後記でこの集会の模様をこう記している。<冷たい雨の中、2000人近い人々が集まった。不思議なほどに穏やかな空気が会場には流れ途切れなかった。永田町の住人に対する、満々たる怒りを深く共有しながら、しかしそこには絶望はなかった>“反権力”とやらに酔った人々―彼らにつける薬は果たしてあるのだろうか。」と結んでいるが、北村編集長の意図的な編集後記も噴飯ものだが、週刊新潮の結びも聊か尻切れトンボである。彼らは明らかに日本国民に戦いを挑んできているのである。つまり日本政府がとった制裁措置に対する「反抗の一環」であり、間接侵略なのである。宮内庁はこれを「黙認」する気だろうか?
週刊新潮には、第2弾、第3弾の徹底的な追求を期待したい。