軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

野田総理へのアドヴァイス

“民主丸”の3人の船頭さんのうち、二人が波間に消えて、残るは一人だけになったが、なかなか舵を持たせてはもらえないので、下船する!と息巻いている。この方は、“建造物破壊が専門”だから、船を壊す気だ。
≪産経から≫


彼からサービス券をもらって乗船していた客のうち、45人は行動を共にする、と言っているらしいので、難破寸前の船の事務長さんは顔をしかめている!

落下傘降下して船を救おうとした野田船長は、泥鰌だなんだと非難されていたが、どうしてどうして、天下の宝刀を握っている以上、船員たちも手出しができないらしい。

「停船」を叫んでいる不安庁の巡視船“自民丸”も、船体が老朽化しているので船足が遅いと来ているから、停船させられるかどうか…。

≪産経から≫



いずれにせよ、国家国民の生活安定ではなく、自分の生活安定が優先されているから、“船員たち”はリストラされまいと必死の形相、いやはや、こんな醜態をご先祖様はどう思っているのだろう?


4月末に「超科学現象」を上梓したが、いろいろな方から貴重なご意見をいただいた。
やはりこの世には目に見えないものがあると気づかされた、という率直なご意見もあれば、宗教学?的な専門的なものもある。

まあ、おいおい勉強していくとして、なんとなく理解できたのは、供養と成仏という問題である。


葬式ではお経をあげて成仏を祈るが、49日間はまだ霊魂はさまよっているのであり、この間の供養は絶やしてはいけないという。
では、それがすんだら≪成仏できたのか?≫という問題だ。


松島基地司令時代にT-2ブルーインパルス2機が金華山沖に墜落して、百里の飛行隊長時代の若い部下を失ったのだが(彼はJALの御巣鷹山事故の時、百里基地からファントムでスクランブル発進して現場に駆け付けた男だった)、T-2ブルーのフェイドを前に、彼らの成仏を祈って法名を読んで、しっかりと供養したのだが、同じ7月4日に今度はT−4ブルーが2機墜落して、3名が殉職したのであった。


私は、T-2の命日にT-4の事故が起きたから、彼らの供養が不十分だったのでは?と気にしていたのだが、ある方から供養は一回限りではない、と教えられた。


特に、地上で遺体が収容されたものならばいざ知らず、海中などでご遺体の回収が不可能になっている場合には、特に供養を念入りにしないと、ご加護が薄れるというのである。


そこでハタと気が付いた。過去の大戦で散華された多くの戦没者のご遺体は、ほとんど収容不可能だったから、毎年心を込めた供養をして差し上げる必要があるのではないか?ということである。


世界各国は、例年最高指導者が参列して荘厳な慰霊祭を執り行っている。しかしわが国だけは、奇妙な屁理屈をつけてこれを忌避している。つまり靖国参拝である。

メディアが「公人か私人か?」などという英霊に対する侮辱的な質問をすると、“票と人気”を気にする首相が「私人でありポケットマネーである」などと平然と答えるのが習わしだった。


こんな無礼な態度をとられて英霊方が怒りを表さぬはずはない。
大東亜戦争の停戦のご詔勅が下った8月15日に、「靖国で会おう」と堅い約束をして戦場に散って行った英霊に対して、残された国民は感謝の誠をささげるべきであり、それは憲法と宗教以前の人間としての真心の問題である。それをなさぬ首相は、日本人の代表者としては不適であり、ゆえに世情は乱れ、国家統率ができないのである。


国際情勢は風雲急を告げている。欧州の経済情勢、中近東の内乱とテロ、宗教戦争…。アジアでも隣国は醜い権力闘争が始まって、天下騒乱が起きつつある。半島情勢も不穏極まりなく、2尉から一挙に大元帥閣下に昇進した指導者も、とても経験豊富な“部下たち”を指導することはできまい。破たんするか、それともひどい混乱を生じるか…

そんな環境下にある我が国は、戦後の呪縛から解き放たれる“絶好のチャンス”である。


そこで野田総理にアドヴァイスする。8月15日に堂々と靖国神社に参拝し、この難破状態からの脱出の知恵を英霊にお伺いするがいい。
きっといい知恵が授けられるであろう。
そして天皇陛下ご親拝に道筋をつけてもらいたい。
さすれば、9月の解散後は、まっとうな日本人によるまっとうな政府が選ばれ、今までの陰湿で不衛生な政府は雲散霧消するであろう。


泥鰌も晴れて「鯉」になるチャンスである!
3人の船頭が消滅しつつある“民主丸”である。救難に駆け付けた野田総理としては、今や何も怖くはなかろう。

≪産経から≫

再度申し上げる。この8月15日に、靖国神社へ堂々と参拝していただきたい。
もしこれを避けて通れば、以前のある総理のようになるであろう。
250万余の英霊が首を長くして野田総理を待っていることを忘れないでほしい!

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