軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

若者達の愛国心!

昨日のワールドサッカー予選は,実に『有意義』な催しであった.
北朝鮮のルール違反で『無観客試合』になった事が,逆に良かった?のではないかと思った.
国内はもとより,わざわざ『会社をサボって?』バンコックまで応援に行った若者達の姿に,バンコク市民が『素晴らしい愛国心だ』と語るのをテレビで見て,なるほど,外国人もそう感じたか!と嬉しく思った.
打ち振られる『日の丸』,口々に『日本!』と大合唱する若者達,これを見て,日教組の先生方はどう思っただろう.自分の教育が『徹底していない』事を嘆いたに違いない.
この有様を見て,私は,今の日本で『愛国心に欠けている者』は,実は『大人達』ではないのか?と思った.つまり,色々な理屈を並べて,さも『教養があるフリ』をしている学者先生達や,外国に迎合する政治家達の方が,口ほどに『愛国心』を理解していないのだ.
愛国心』は『言葉や文章』ではない.身体から溢れ出る『自然体』なのだ.
だから,在日朝鮮人の子供達も,観戦しながら『チョーセン』と叫び,点を奪われると『あー』とため息をつく.これが極当たり前の『愛国心』なのだ.
そう言う意味では今回見事に国民の願望を達成してくれた『選手達』は英雄なのだ.
今,私は『大東亜戦争の記録』に目を通し,あの当時の様子を勉強しているのだが,時や人は違っても,当時の日本人も熱狂的に『英雄達』を歓迎していた.場所がタイだっただけに,例えばシンガポール陥落時の「山下兵団』のことを思い出した.
あの当時の熱狂振りと,今回のワールドサッカーの興奮を重ね合わせたわけではないが,例え戦時の熱狂が『狂気』でも,平時の熱狂が『狂喜』でも,その大元には『愛国心』があると思う.
国の指導者達は,この国民の『熱狂』を『善導』し、国の繁栄と人類の幸福に導く責任があるのだが、今の我国の指導者達にはその自覚ありやなしや?
勝利を喜ぶとともに,この次世代に生きる若者達に,ある意味で大きな期待を抱いた.
私を含む『大人達』の「教えざるの罪」を自覚しつつだが・・.