軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

中朝国境地帯封鎖か?

確かな情報では、北朝鮮の駐中国大使や領事が、北朝鮮に帰国しなかったことなどから中国政府は金正日死去情報を既に得ていたようで、中国は直ちに瀋陽軍区16軍から2000人の兵士を現地に派遣し、年末までに瀋陽軍区と済南軍区から3万人を増派する計画だという。
これに対して北朝鮮も18日早朝、国境警備隊が直ちに国境を封鎖、≪特別警備体制≫が敷かれ、店舗も閉鎖、中国人たちを北朝鮮から追い出しているという。勿論北朝鮮人が中国側に渡ることも禁止されている。


11月後半に、北朝鮮軍人8名が集団で中国国内に逃亡し、6人が成功したものの2名が北の警備兵に射殺された事件があったようだが、中国政府が彼らを北朝鮮に追い返した兆候はないという。単なる兵士だったのか、それともどのクラスの軍人だったのか興味がある。

北京に駐在する北朝鮮高官たちの間にも動揺が広がっているようで、今のところ北の北京大使館では表向き「追悼行事」を継続しているようだが、北京駐在高官たちの動静も見逃せない。


更に北朝鮮国内には1000人近くの韓国人がいて、そのうちの900人は開城工業団地内に住んでいる。韓国統一部では彼らの安全を守ると称しているが、具体的対応はどうするのかも興味深い。韓国側から戦闘を仕掛ける勇気はなかろう。


さて、もっと興味深い点がある。それは私の本のPRになるから詳細は控えるが、1997年7月9日に金日成が死去した時の発表に今回も酷似している点である。
“料理人”だった藤本氏は「北朝鮮ではこうした発表をするために2、3日前から十分な準備が必要だ。ニュースはすべて事前に検閲されており、亡くなってからすぐに放送したとはとても考えられない」から「実際に亡くなったのは7月7日で、7月8日に親族だけで通夜を営んだのではないか」と語っている。今回も“偶然にも”例の婦人キャスターが長期間TVから姿を消して話題になっていた。


この金日成死去の訃報を分析した中で、私は朴甲東氏(「北朝鮮、悪魔の祖国」の著者)の説が信憑性が高そうだとみている。この時の金日成は、7月6日に、咸鏡南道で≪現地指導≫中であったとされていた。さらに北朝鮮は「死因は心臓まひ、自然死だ」と公表した。今回も「心筋梗塞」である…
「心臓麻痺」という死亡原因は、「金策や金正叔(正日の母)」と同じ死因である。朴氏は「金日成は臆病な男で、飛行機には絶対に乗らないし、御用列車は8両編成で、ソ連人や朝鮮人医師も乗り込み、医療器具もそれっている。健康には万全の態勢をとっていた男である。それが心臓麻痺でぽっくり逝ったとは考えられない」として、真相解明に取り組んだ結果、週刊誌「週刊朝鮮」が「7月8日、政治局会議が妙香山で開かれた。席上、朝鮮統一問題を巡って、金日成金正日の間で大激論になった。金正日が絶対言ってはならないような言葉を父親に向かって発したのだ。『このくそおやし!』怒った金日成はあまりの興奮で心臓麻痺で死んでしまった」としている記事について記者に確認した。週刊誌記者は「護衛兵がピストルを撃ったら、それがガラスのコップにあたって割れた」ことまでつけ加えたから朴氏は全く納得できない。いろいろ情報を集めてたどり着いた結論はこうである。
金日成は妙香山の別荘で金正日に毒殺された…」
その根拠は、金日成の遺体が死後すぐに解剖されたことにあり、金日成の炊事係と寝室係が突然“集団自殺”したことをつかんだからであった。

これにはもちろん異説もあるが、私が不思議に思っているのは、カーター元米大統領との会談が同年7月25日に決定されていたその直前の死去だからである。世界が注目している会談の直前に何故?


あとは省略するが、葬儀委員長が後継者の金正恩が務めるのは当然だが、世襲を言うのならば、故人の妹であり大将である金敬姫が序列14位、その夫の張成沢が19位であることが納得できない。
次に気になるのが第7位の金国泰、第8位の金己男(基南とも呼ばれる)の党中央委政治委員である。金正日の影となり日向となって支えてきたと言われる既に80才を超える二人が、依然として金一家の側近に名を連ねている…


私の仮説?に狂いがなければ、日本の残置諜者・金策(畑中理)の長男が国泰で、己男が二男だといわれている。金正日は幼少のころ彼らを「お兄ちゃん」と呼んでいたという情報がある。その正日の3男の正恩は在日女性である高英姫の息子である…。


中朝国境封鎖の裏にあるのは何か?「中朝蜜月」は国際政治上の必要性から両国が演技していただけで、実は犬猿の仲だったのだから、今回の出来事で真実が見えてくる様な気がする。
韓国はいいとして、少なくとも我が国の情報機関には、それによって生じる恐れがある不測事態に備えておいてほしいものである。

金正日は日本人だった

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金日成は四人いた―北朝鮮のウソは、すべてここから始まっている!

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朝鮮戦争―金日成とマッカーサーの陰謀 (文春文庫)

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韓国戦争〈第1巻〉人民軍の南侵と国連軍の遅滞作戦

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