*北のミサイル発射の陰で
北朝鮮のミサイル発射で、テレビも新聞も大忙し、今年のボーナスはきっと高額になるのだろう!!
おまけに兵庫県警で、凶悪犯の女性容疑者が「自殺??」したから、これまた大変。
舞鶴の女子高生殺害容疑者が2審で「無罪」になったのも、如何に今の法体系、裁判の実態がおかしいかを示して余りあるが、所詮【生身の人間?】がやる仕事、興味がある方は私が7月に上梓した「自衛隊の“犯罪“―雫石事件の真相」を立ち読みしていただければ、事故調査のずさんさ、裁判のいかがわしさ?などについてご理解いただけることだろう。それは、長年放置されて、適当に扱われてきた“この国の根幹”が腐りきっていたからだ…
今度の選挙はその意味で『国家再生の選挙』だと位置付けたい。
ところで今、おもしろいニュースが大陸から入った。
中国海軍が誇る空母『遼寧』の製造工場で、労働者たちが大規模なデモを起こしているという。
理由は給料が未払いなので、正月が過ごせないからだというのだが、労働者たちは、「殲31の空母への着艦成功」で、安心した羅社長は死んだから「幸せ」だが、生きている我々労働者は食えなくなって不幸せだ!と騒いでいるというから面白い。
上海にある空母の部品製造工場でも、「空母を造っても給料をくれるのか?」と5000人もの労働者が騒ぎ出し、10日から同様なデモ・騒乱が起きていて、多分今日も起きると思うと「友人」は言う。
≪空母『遼寧』=インターネットから≫
≪インターネットから≫
「ところで北朝鮮のミサイル発射について、人民はどう思っているの? そのうちに中国に向かって撃つのじゃない?」と聞いたら、「北朝鮮は中国が育てた犬よ。そのうち犬にかまれるよ」と言ったから、「それは、飼い犬に手をかまれるということ?」と聞くと、「そう、だって昔、アルバニアに噛まれた例があるから」とのこと。
人民は北からミサイルが飛んでくることを「覚悟」しているらしい…
金正日は生前「中国だけは信用できない」と側近に漏らしたというから、彼は中国が北を離したくないことを逆手にとって、うまく立ち回っているのだが、中国もそれを知りながらどうにも出来ないのだ。
最近では、北が温家宝首相に戦闘機を売ってくれ、と懇願したが、温はにべもなく断ったから、自分はロシアから買っているくせに!と怒り狂っていたという情報もある。
そうなると、今回のミサイル発射経路は、日本本土をうまく避けているし、ノドンに囲まれている我が国にとっては、こんな長距離ミサイルは日本の脅威ではない。
今回の打ち上げは、むしろ昨年12月17日に死去した金正日総書記の「遺訓」を実行すること、及び金正恩第1書記自らの権威を高め、今後の指導をやりやすくするためだと言った方がよかろう。
又は、勘ぐれば『敗戦の呪縛から覚醒せよ』という日本に対する北からのシグナルなのかもしれない!?。
事実、これが週末に迫った選挙で、憲法改正、国軍創設を唱える政党の追い風となりつつあるというから、「成功祝電」を打ちたいほどだ!
今回の発射で当面経済制裁を招くことだろうが、今でも米国の制裁下にある北朝鮮はさほど懸念していないだろう。
それよりもむしろ発射強行が国民に新指導者が「勇猛な闘士であることを印象づける」と思っているに違いない。
何しろ金正恩第一書記は、自衛隊で言えば「1尉」ほどの若さなのだから老衰幹部には対処できないのかもしれない……
≪北のミサイル飛翔経路。西は中国、北はロシア。八方ふさがりだからこのコースしかないのだが…=産経から≫
今回、大恥?をかいたのは、先月人工衛星搭載ロケットを打ち上げる予定だった韓国だろう。直前にトラブルで急きょ中止となったが、北の方はただちに入れ替えて?成功した。
そういう意味では、韓国同様トラブル発生!で喜ばせておいて先に打ち上げ、韓国に嫌がらせした上で国威発揚を狙った、高等戦術だといえなくもない。
いずれにせよ、この程度の出来事で、バタバタする方がおかしいというべきで、泰然自若としておれない「我が国」の政府やメディアの実態の方がむしろ哀れに見える。
2012年危機の最終ラウンドは、実に手が込んでいて、次にどんなどんでん返しがあるのか、私にとっては“期待”で胸がいっぱいである!!
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