先週に続いて今週も、週末は大雪で閉じ込められている。氷になっていた残雪の上に積もった新雪は、1mを超すありさま、青森のように捨て場がないので、獣道程度の“歩道”を確保しているが、それでも今朝は新聞が届いていた!
宅急便といい、新聞といい、日本人の生真面目さが嬉しい。
そんな中で、毛布を膝にまいて、書斎の資料整理をしているのだが、次々に戦友会誌などが出てくるので、ついつい読み直すのでなかなかはかどらない。
昨日は海軍中攻隊の[1001空]戦友会会報の生々しい戦場体験談に改めて涙した。
戦友会が、会長はじめお揃いで松島基地に来訪されて以降の長いお付き合いだったのだが、会報は50号で終わり、戦友会も平成17年に解散された。会長の福地栄彦大尉の仁徳と、事務局長を務めた宇田川駒次郎氏の無私の奉公精神の賜物だろう。
既に会長は故人になられたが…
とりわけ、ガダルカナル戦で撃墜されて島にたどり着いた乗員の“地獄目撃記”には声も出ない。
いずれここに連載して、戦争の実情をお伝えしたいと思っているが、今日は大陸情報をお伝えしておこう。
薄キライ収監後の動きは、愈々周永興をどうするかという瀬戸際に来ているが、彼の一派は共産党の幹部らの汚職の実態を握っているから、下手すると天に唾することになりかねない。そこで毛沢東派の老幹部らが連名で、習近平に対して追求をやめるよう圧力をかけているらしい。
このまま次々に幹部らのスキャンダルを暴露していけば「中国共産党は瓦解しかねない」というのである。
やはり、中国共産党とは、汚職と賄賂の上に乗っかった穢れた組織であることは、今も昔も変わらないらしい。蒋介石率いる国民党もそうだったが・・・。
だから崩壊しては困るので、周永興を収監することなく解放せよというのだから、相当な悪行が噴出しかねないのだろう。
その上、現主席・習近平らの太子党派と前主席・胡錦濤が属する団派との戦いも始まっていて、閨閥入り混じってスキャンダル暴露合戦が始まりつつあり、曽慶紅の息子も逮捕されたらしいというから興味深い。
こんな状況で、3月5日に迫っている全人代を乗り切れるのかどうか。
次の7〜8月にかけて、憂慮すべき事態が起きかねない、というのがウォッチャーの危惧だが、「共産党政権が崩壊するのは大歓迎、世界の平和が推進できるじゃないか」というと、「勿論そうだが、迫りつつある経済崩壊などは、世界中に大きな影響を与えるから、日本もその準備が出来ているのかどうか?」と心配しているらしい。
「我が国はバブル崩壊を体験しているから、ノーハウはあるから大丈夫だよ」と無責任に答えておいたが、はてさてどうなるか。
私の関心は政治よりも軍事にある。
軍の上層部が、25000台といわれる公用車を私用に使い、習主席は3軒だが、軍の高官らのほとんどは4〜5軒以上のマンションなど住居を持っている。
今漸くその内の25000軒以上を取り押さえたというが、このように腐敗堕落していることは公然の秘密だから今更論評に値しないが、海軍の呉提督が対海自戦争に勝ち目がないといった背景は「潜水艦の騒音問題」なのだ。これは警戒しておく必要があろう。
多少なりとも軍事に関心がある方は、水中の忍者・潜水艦の最大の武器は“粛音”にあり、その昔、我が国の某機械メーカーがソ連潜水艦の推進軸の騒音軽減に多大なる貢献をしたため、同盟国が憤慨して日米経済摩擦を招いたことがあった。
今回も、ウォッチャー氏が危惧するのは、日本の機械工作メーカーなどが、頻繁に訪中しているからソ連時代と同様な過ちを犯すのではないか?ということにある。
今の若い世代は、ソチ五輪でもわかるように「愛国心」があふれているが、その上の団塊の世代は日教組教育がしみ込んでいるから、確かに心配だ。彼らは「国」よりも「金」なのだから。
勿論、党上層部に限らず、軍でも粛清が始まっていて、特に空軍内部で大掃除が始まったらしい。190人以上の飛行隊長クラスの幹部らしく、パイロットの資格が剥奪されたというが詳細は不明。
空軍の大掃除の目的は「汚職防止」と「亡命防止」というから信憑性がある。今でも訓練時には満タンにしていないのじゃないか?
ソ連でも、崩壊直前にベレンコが亡命したことがあったから、愈々シナでも共産党崩壊の前触れが始まったか!と期待しているのだが、こんな状況では、とても3軍そろって戦争できるはずはない。習主席は頭が痛いことだろう…
ところでいささか滑稽なのが、売春取締り騒動だ。
「中国『性都』摘発も市民は反発 『トラ退治』の序幕か」という次の大紀元報が面白い。
≪【大紀元日本2月12日】中国の「性都」と呼ばれ、風俗産業が盛んな広東省東莞市で9日、過去最大規模となる売春摘発が行われた。6千人の警察が動員され、162人が拘束されたという。中国中央テレビ(CCTV)が同日、摘発の実況を放送したものの、国内メディアやネットユーザーらからブーイングが殺到。風俗産業と共産党幹部の腐敗との深い関わりから、今回の摘発は「トラ退治」の序幕であるとの見方が広まっている。
東莞市は売春をあっせんする違法風俗店が多いことで知られ、30万以上(香港「新報」)の女性が風俗業に勤めているという。こういった事態の裏には「市の警察部門の合意と暗黙の了解、ひいては、上層部の黙認があった」ことがCCTVは番組の中で指摘した。
新華社のウェブサイト「新華網」は12日、香港メディアの報道を引用した形で「東莞の売春摘発は、上層部が主導したトラ退治の序幕かもしれない」と題する記事を掲載。「この事態はCCTVが独自で行えることではない。指導部が主導したもう1つの重大な行動だ」と香港「成報」の報道を引用。「この猖獗の裏には、錯綜する権力の後ろ盾と腐敗幹部の関与が必ず存在する」と同記事のこの部分も完全引用した。
CCTVも新華網も、東莞の風俗産業は、警察との癒着や腐敗幹部との関係を示唆している。中国の警察・司法を長年、牛耳ってきたのは周永康・前政治局常務委員。今回の一斉摘発は風俗業への取り締まりよりも、周氏の支持者を一掃し、周氏に処分を下す環境を整えるための行動だと見られている。
一方、今回のCCTVの摘発報道はネットユーザーのみならず、国内メディアからも反発されている。南方都市報は摘発のあった9日深夜、公式ミニブログで「東莞持ちこたえよ!」と応援するメッセージを投稿。ネット上では「風俗女はどうした。我々の幹部より1万倍きれい」「幼い女の子に手を出す校長らや、愛人に囲まれる腐敗幹部ら、彼女たちを捕まえる警察らよりは、風俗女のほうがよっぽど純潔だ」といったようなメッセージが溢れた。
国営通信中新社は10日、南方網の報道を引用し、CCTVの報道は「スイカよりもゴマを見ている」と批判。「これよりずっと重要なニュースについて、CCTVの記者が真剣に報道するのを見たことがない。(高官の入り乱れる)高級クラブを潜入取材する勇気はあるのか?ないだろう。奴隷工場を潜入取材する勇気はあるのか?ないだろう」と問い正した。
CCTV内部の売買春を指摘するものも多い。昨年末に「重大な紀律・法律違反」で解任が発表された李東生・公安部副部長(次官)がCCTVの副社長だった時、人気女子アナウンサー2人を周永康氏に紹介したことを香港メディアは伝えている。2人は後に周氏の愛人になったという。周氏の現在の妻もCCTVの元アナウンサーで、同じく李氏による紹介。買春摘発を報じたCCTV自身が、高官との売買春が盛んに行われている「高級風俗店」であるとネットユーザーは痛烈に批判した≫
政治の乱れは「性事」の乱れに直結しているらしい!
韓国政府は、彼女らを顕彰する銅像を、広東省東莞市のみならず、シナの各地に寄贈したらどうだ?
≪9日、東莞市で行われた一斉売春摘発 (南都網よりスクリーンショット):大紀元日本から≫
面白いのは広東省の30万人以上、大連に住む20万人以上だといわれる“彼女ら”の次の言葉だろう。
「広東省書記・胡春華よ、なぜ私たちを捕まえる?私たちは、体を張って生きているだけだ。汚れるのは自分の体だけで、空気も水も汚してはいない。共産党は空気も水も食料も汚したではないか!私らの方がずっと綺麗だ!」
全くそうだ、韓国大統領よ、是非とも広東省だけではなく、近くの大連市などにも、テロリストの像だけではなく、「“従党”慰安婦像」を建立することをお勧めする!
ソチ五輪では、ティーンエージャーが大活躍しているが、今日はアラフォーの葛西選手がジャンプで銀メダルを取った。
≪羽生選手と葛西選手。日の丸が鮮やか!=産経から≫
二人とも日の丸を掲げて、日本の皆さんに感謝といった。崩壊しつつある隣国のことは「静観」して、まず日本人としての魂を喚起したいものだ。
女子ジャンプでメダルを期待された高梨沙羅さんはまだ17歳、まだまだ次がある。悔しかっただろうが、しばし休憩の後、再び大きくジャンプしてほしい!
≪泣くな、沙羅君!次がある!。メダルを逃し悔し涙を見せる高梨沙羅=11日、ルスキエゴルキ・センター=産経から≫
ところでメディア各社は現地情報を詳しく伝えようと懸命なのはわかるが、ワイドショー化や、家族を含めたドラマ仕立ては私にはいささか過剰サービスに写る。もう少し静かに見守ってやってほしいと思う。
彼ら彼女らはスポーツマンであって、「アイドル」じゃないのだ。もう少し大人の対応が取れないものか?
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≪WiLLの増刊号である。竹島問題については、これ1冊でほぼ十分。韓国人に読ませたやりたいものだが…≫